ICTサービスを通じたSDGs達成への貢献
富士通グループのアプローチ
富士通グループは、第9期環境行動計画の目標の1つに「ICTサービスを通じてSDGsの達成に貢献する」を掲げています。2015年、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」が国連で採択され、国際目標として明確化されたことを機に、これまで以上にお客様・社会の持続可能性に貢献していくことを目指しています。
持続可能な社会を実現するためには、温室効果ガス(GHG)排出量の削減による地球温暖化対策のみならず、省資源化や生物多様性の保全、食糧供給の安定化や都市化対策、防災など、様々な社会・環境課題に対処していく必要があります。幅広い分野において“最適化”“効率化”“自動化”などをもたらす情報通信技術(ICT)は、社会・環境課題の解決に大いに貢献できる可能性を持っています。富士通グループは、ICTサービスの提供を通じて、お客様とともにグローバル規模でSDGsに貢献することを目指します。
2020年度実績
第9期環境行動計画 目標項目 | 最終年度
(2020年度実績) |
---|---|
ICTサービスを通じてSDGsの達成に貢献する | 39件 |
活動内容
2020年度は目標達成に向けた施策として、以下を実施しました。
- 各種プロモーションへのSDGs要素の組み込み、発信
- SDGsセミナー、教育プログラム、ワークショップの実施
強化ポイントは、SDGsへの貢献をパーパスと一体的に捉え、経営をサステナブルに変容させること、およびビジネスを通じて社会課題を解決することの両面の重要性を社内外に訴求することです。
- 社内向け活動
- オンライン研修教材を通じた社内浸透
- 経営幹部およびグループ会社への意識付け(ワークショップの実施等)
- 社外向け活動
- トップからのメッセージ発信(日経SDGs FESTIVALほか)
- 顧客経営幹部へのアプローチ(講演の実施等)
- 媒体やイベントを通じた情報発信
2020年度の取り組み事例
オンライン研修教材を通じた社内浸透
富士通では、社会課題起点のビジネスを推進するため、SDGsの社内浸透へ向けた活動を行っています。
社内に設置されたオンデマンド型の学びのプラットフォーム「Fujitsu Leaning EXperience」上で、研修教材として、富士通のパーパスとSDGsの関係を解説するビデオを公開しました。社員1人ひとりが自らの仕事の先につながる社会課題への共感を持つことで、SDGsを共創ツールとして活用したお客様の価値創造支援につなげていくことを狙いとしています。
トップからのメッセージ発信
富士通は、経営トップ自らSDGsへの貢献を積極的に発信しています。
日本経済新聞社および日経BP社が主催する「日経SDGs FESTIVAL」において、当社社長が、「デジタルの力で推進するSDGs~DXによるイノベーションで未来を創る~」プログラムの中で、「レジリエントでサステナブルな社会の実現に向けて」と題するオンライン講演を行いました。講演では、富士通が社会に対して果たすべき役割とテクノロジーの活用によるSDGsへの貢献の可能性、および取り組み事例について説明しました。

