資源循環

外部動向

グローバルな資源循環の強化

2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、目標12に「つくる責任 つかう責任」を掲げ、天然資源の効率的な利用、製品ライフサイクルを通じた化学物質・廃棄物の適正管理および大気・水・土壌への排出の大幅削減、などが謳われています。EU(欧州連合)では、持続可能な資源の利用やリサイクルの強化に加え、新規雇用の創出などを盛り込んだサーキュラーエコノミーパッケージを同年12月に採択し、環境負荷低減と経済成長の両立を目指した具体的な政策を始めています。リニア型の経済システムをサーキュラ―型に転換するグローバルな動きの中、企業は、これまでより一層進んだ資源循環の取り組みが期待されています。

プラスチック廃棄物問題

経済協力開発機構(OECD)の報告書(2018年)によると、1980年に約5,000万トンだった世界のプラスチックごみの発生量は、2015年時点でその約6倍の3億トンにまで増加し、プラスチックの使用量増加や不適切な廃棄が環境に深刻な影響を及ぼしていることが指摘されています。近年、海に投棄されたプラスチックごみによる海洋汚染の問題もグローバルに対処すべき課題との認識が広まり、対策が講じられています。資源としてプラスチック廃棄物を受け入れていた中国等の輸入制限・禁止により、プラスチック廃棄物の受け入れ先の確保や処理コストの増加などのビジネス上のリスクにもつながっています。

当社の状況

資源循環に向けて

富士通グループは、従来からプラスチックをはじめとして資源の3R(Reduce:使用量削減、Reuse:再利用促進、Recycle:再生資源利用促進)に取り組んでいます。具体的には、ICT製品への再生プラスチック利用、梱包材のプラスチックから紙材料への転換のほか、製品の部品点数削減、小型・薄型・軽量化を推進しています。また、使用済みICT製品や事業所から発生する廃棄物の資源再利用にも注力しています。

事業構造の変化により、廃棄物の発生量は減少傾向にあるものの循環型社会へのさらなる貢献を目指し、廃棄物の削減と資源の循環利用を強化していきます。

第9期環境行動計画のアプローチ

プラスチック廃棄物へのフォーカスと資源循環への貢献

第9期環境行動計画では、富士通グループ全体の廃棄物発生量の約20%を占めるプラスチックに重点をおいて削減に取り組みます。調達部品のプラスチック梱包材を主なターゲットに定め、マテリアルリサイクルや調達先も巻き込んだリユース化を推進していく計画です。

プラスチック以外の廃棄物発生量削減や製品の省資源化、資源再利用にも引き続き取り組むとともに、企業が継続的に対応すべき環境課題である水や化学物質についても使用量や排出量を厳しく管理し、削減を推進していきます。

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