企業カルチャーの変革
Fujitsu Way
Our Purpose
富士通は、社会における富士通の存在意義「パーパス」を軸とした全社員の原理原則である「Fujitsu Way」を掲げています。すべての富士通社員が、パーパスの実現を目指して、挑戦・信頼・共感からなる「大切にする価値観」「行動規範」をもって日々活動し、富士通の価値をお客様や社会に届けていきます。
Fujitsu Way推進に向けた取り組み
社内向けコミュニケーション施策の展開
Fujitsu Way解説書のイメージ
Fujitsu Wayへの共感を高めるため社内向けコミュニケーション施策を展開しています。
グローバル全体でFujitsu Wayの実践に取り組むべく、現場でのFujitsu Wayの推進を担うFujitsu Way推進責任者を任命し、本役職をトップとするマネジメント体制を構築するとともに、動機づけを図る場として、社長とFujitsu Way推進責任者による「Fujitsu Wayミーティング」を定期的に開催しています。
また、富士通社員一人ひとりがFujitsu Wayを理解できるよう、Fujitsu Way解説書を作成し、グローバル全社員に共有しました。経営陣が心に描く富士通を変えていきたい思いや、歴代社長などが残した言葉(受け継ぐべきDNA)、そして言葉一つひとつに込められた背景を共有することで、Fujitsu Wayを自分事として認識できるようにしています。パーパスの実現に向け、ワークショップやFujitsu Wayに関する解説ビデオなどによるコミュニケーションを通じて、Fujitsu Wayの実践に取り組んでいきます。
Purpose Carving®を通じた推進
富士通のパーパスを実現するには、社員一人ひとりの想いを結集させ、より大きな力を生んでいく必要があると考え、2020年より個人のパーパス(My Purpose)をかたちにする取り組み「Purpose Carving®」(注1)を進めています。
対話のプログラムであるPurpose Carving®では、その人が歩んできた道のりや大切にしている価値観を振り返り、未来に向けて想いを馳せながら、個人のパーパスを明確化します。2024年8月現在、グローバル含め82,000人の社員が実施し、富士通のパーパスとの重なり合いを変革の原動力としています。
- (注1)Purpose Carving®は、日本の人事部「HRアワード2022」(主催:「HRアワード」運営委員会、後援:厚生労働省)にて、企業人事部門優秀賞に選ばれました。
サステナビリティ貢献賞
サステナビリティ貢献賞は、パーパスの実現を推進するために設けた社内表彰です。富士通が考える持続可能な社会を作り上げるためには、組織全体が、パーパスや事業方針を基に、ビジネスを通じた持続可能社会への貢献を重視し、ビジネスとサステナビリティとの同期を図ることが重要です。2023年に改訂したマテリアリティでは、ビジネスを通じたお客様・社会への価値提供という観点を取り入れています。審査でも、Fujitsu Wayの大切にする価値観に加え、貢献しようとしているマテリアリティ項目と、ビジネスへの貢献度を審査基準とし、富士通グループ内での公募により集まった一般審査員ほか、Fujitsu Way推進責任者やCSSO(注2)が審査員として参加しています。
2024年度は、グローバルの富士通グループ各社から182件に及ぶ多数の応募があった中、大賞2件、優秀賞6件が選ばれました。マテリアリティの貢献分野ごとに、2024年度の応募案件の一例をご紹介させていただきます。
- (注2)CSSO:Chief Sustainability & Supply Chain Officer
2024年度の応募案件
- 地球環境問題の解決:脱炭素社会実現に向けた低消費電力化技術や効率化、循環型産業への転換、環境モニタリングなど。
- デジタル社会の発展:食品ロスや物流問題の解決、官民連携による情報共有基盤の構築やセキュリティ強化、各種業種業態へのDX推進など。
- 人々のウェルビーイングの向上:医療・健康データの活用による創薬研究、コミュニティーへの貢献など。
- テクノロジー分野:GPU不足やAI電力問題の解決、光ファイバを用いた大容量伝送技術、革新的な技術開発など。
- 経営基盤:ビジネス変革に向けたDX志向の実践、経営メッセージの浸透のためのコミュニケーション改革など。
- 人材育成:グローバル寄付基盤の導入、ジェンダー平等・インクルージョンに関するトレーニング、多様な働き方の推進など。