2025年度 GRB(グローバルレスポンシブルビジネス)の目標

 

2022年度 GRB(グローバルレスポンシブルビジネス)の目標と実績はこちら

GRBの目標

項目ありたい姿と2025年度に向けた目標(KPI)2023年度の主な実績

人権・多様性
◆人権
実社会/デジタル社会において、「人間の尊厳」への配慮がすべての企業活動に反映され、「人を中心とした価値創造」が恒常的に行われている。
<目標>
当社バリューチェーン全体における人権リスクの予防・軽減
  • 継続的な人権教育の実施(受講率90%以上を維持)
  • 有識者ダイアログの実施(毎年)
  • パートナー、お客様、NGOと連携し、富士通の知見・テクノロジーで人権尊重の促進と保護へ貢献
  • 新入社員、キャリア入社者を対象に「ビジネスと人権」に関するeラーニングを実施
    受講率:77%
  • 富士通グループのビジネスと人権に関する取り組みをテーマに、外部有識者とのダイアログを実施(2024年3月)
◆ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)
多様性を尊重した責任ある事業活動(レスポンシブルビジネス)に取り組む。誰もが一体感をもって自分らしく活躍できる、公平でインクルーシブな企業文化を醸成する。個人のアイデンティティに関わらず、誰もが違いを認め合い、活躍できるようにする。インクルーシブなデザインやイノベーションを通じて、社会により良いインパクトをもたらすよう努め、エンパワーし合うことで、持続可能な世界の実現を目指す。
<目標>
年齢、性別、文化、民族、性的指向、アイデンティティ、能力に関係なく、すべての社員がサポートされ、尊敬されていると感じられるようにする
  • 従業員エンゲージメント・サーベイの 「個人の尊重」に関する質問に対する回答結果の平均を7ポイント向上(80ポイント)
誰もが一体感をもって、自分らしくいられるインクルーシブで公平な企業文化を構築する
  • 従業員エンゲージメント・サーベイの「機会の均等」に関する質問に対する回答結果の平均を4ポイント向上(74ポイント)
リーダーシップの役割にも重点を置き、女性の参画を同等にする
  • リーダーシップレベルの女性比率を20%に向上
文化に配慮した偏見のない職場環境を実現するために、尊敬と寛容を促進し、私たちが働く社会の中で経営者レベルから下位層へと反映する
  • 地域やグローバルな取り組みをしつつ、グローバルに通用する文化・民族の総合戦略を構築
LGBTI+を受け入れるベストプラクティスを推進し、富士通のすべての拠点で社員とその家族をサポートする
  • LGBTI+の社員に平等な機会と一体感をもたらすため、FWEI (富士通ワークプレイス平等指数)を導入
すべての社員、お客様、および社会のステークホルダーが、 当社のソリューション、製品、サービス、システムを使用し、当社のコミュニケーションを理解できるようにする
  • デジタルアクセシビリティをブランドコミュニケーション、顧客エクスペリエンス、ワークプレイスを含む企業戦略の一つとして推進および提唱
  • 従業員エンゲージメント
    「個人の尊重」 73ポイント(前年比+2)
    「機会の均等」 71ポイント(前年比+1)
  • リーダーシップレベル女性比率 15.75%(2024年3月)
  • 各国・地域の実態に即し、文化・民族的背景を考慮したイベントを実施
  • LGBTI⁺の社員も働きやすい職場環境構築に向け、トップメッセージ発信、およびグローバル各地域で「プライド月間」を開催
  • ブランドコミュニケーション、顧客エクスペリエンス、ワークプレイスにわたる「アクセシビリティステートメント」策定

ウェルビーイング
一人ひとりが、自身の大切にしている価値観に向き合い、 仕事と生活を通じて、未来の幸せに日々向かっている。
<目標>
自身のウェルビーイング実現に向けて、具体的に行動している
  • ウェルビーイング
    • 理解浸透に向けて、グローバルにウェルビーイングに関するメッセージの発信
    • ウェルビーイングに関する指標開発
  • 安全衛生
    • 重大な災害発生件数:ゼロ
  • 理解浸透に向けて、グローバルにウェルビーイングに関するメッセージの発信:2回
  • ウェルビーイングに関する指標開発:ウェルビーイングサーベイの実施(日本)
  • 重大な災害発生件数:0件

環境
グローバルなSXリーディング企業として社会的責任を果たす。自らのカーボンニュートラル実現に加え、お客様との共創により、革新的なソリューションを提供することで様々な環境課題を解決する。
<目標>
社会的責任の遂行と環境課題解決への貢献
  • 自社・SCにおけるSBTネットゼロを目指したGHG排出削減
  • 事業活動に伴うリスクの回避と環境負荷の最小化
  • ビジネスを通じたお客様・社会の環境課題解決への貢献
    →具体的な目標は、第11期環境行動計画で策定
  • GHG排出量の削減
    • 目標30.0%以上削減、398千トン以下に対し実績42.7%削減、326千トン(2020年度比 毎年 約10.0%削減)
    • 再生可能エネルギー使用率:目標37%以上に対し実績43.0%(2020年度比)
  • 事業活動に伴うリスクの回避と環境負荷の最小化
    • 水の使用量:目標1.9万m3以上の削減に対し実績5.7万m3削減
    • サーキュラーエコノミー型ビジネスモデルに資する製品・サービスの開発:CEビジネス製品・サービスの開発に対し製品系事業部へCEビジネスに関する説明(ワークショツプ等)を実施。製品系事業部門にレンタル製品のリファビッシュによる保守部品の長期安定化等、個別目標の設定を依頼
    <サプライチェーン>
    • 製品の使用時消費電力によるCO2排出量:目標7.5%削減に対し実績34.2%削減(2020年度比)
    • サプライチェーンにおけるGHG排出量削減の推進:主要取引先への排出削減目標設定(SBT WB2℃目標)目標50.0%以上に対54.0%
    • サプライチェーン上流におけるCO2排出量削減及び水資源保全:主要取引先への取組依頼を100%完了
  • ビジネスを通じたお客様・社会の環境課題解決への貢献
    • WBCSDのPACTプログラムに参加し、サプライチェーン全体のCO2排出量の可視化とデータ連携を通じてネットゼロを目指す取り組みを成功するなど、サプライチェーンのグローバル実装を拡大

コンプライアンス
富士通グループ内の役職員が高いコンプライアンス意識をもって、事業活動を行うことにより、社会の規範としての役割を果たしつつ、ステークホルダーから投資や取引、就業の対象として選択される、信頼される企業グループである。
<目標>
コンプライアンスに係るFujitsu Way「行動規範」の組織全体の周知 徹底を図るために、グループ全体にGlobal Compliance Program を展開することで、高いコンプライアンス意識を根付かせるとともに、経営陣が先頭に立って、従業員一人ひとりがいかなる不正も許容しない企業風土(Zero Tolerance)を醸成する。また富士通のビジネスに携わるすべての人に活動を広げ、理解を求める
  • 社長を含めた富士通本社の経営層や各国グループ会社の社長等からコンプライアンス遵守の重要性をメッセージとして毎年発信
  • コンプライアンス教育を取引先100社以上を対象に毎年提供
  • 贈賄、カルテルを起こさせない
  • 国際腐敗防止デーに合わせたFujitsu Compliance weekにおいて、社長、各リージョン長等の経営層から、従業員に対し、コンプライアンス徹底に関するメッセージを発信
  • 取引先211社に対しコンプライアンス教育を提供
  • 贈賄、カルテルの確認件数0件

サプライチェーン
富士通グループは、人権・安全衛生、環境に配慮し、多様性を確保した責任あるサプライチェーンを実現する。
<目標>
サプライチェーンにおける、人権リスクの予防・軽減
  • 調達指針の遵守要請と並行して、取引先の可視化・課題の特定を推進し、問題を起こさない仕組みを構築
サプライチェーンにおけるGHG排出削減の推進
  • GHG排出削減を取引先とともに推進するため、主要取引先に対して、国際基準に沿った数値の目標設定を要請
    (主要取引先において、SBT WB2°相当の排出削減目標が設定されることを目標とする)
サプライチェーン多様性の確保
  • 各リージョン・国での社会要請に基づき、多様性の指標を定め活動
  • 日本での活動を女性活躍とし、取引先の取組状況を測定する仕組みを構築
  • サプライチェーンにおける、人権リスクの予防・軽減
    • 新調達指針の公開と220社から同意書の取得、リスク情報取得デジタルツールの評価
  • サプライチェーンにおけるGHG排出削減の推進
    • 2022年度の主要取引先のうち54%の取引先において、排出削減目標の設定が完了(調達額ベース)
  • サプライチェーン多様性の確保
    • UK・Americas・オセアニアにおいて、中小企業(SME)・女性経営・少数民族企業等、多様な属性を持つ企業からの調達KPIを達成
    • 女性活躍推進に関する説明会を開催し、厚生労働省「女性の活躍推進企業データベース」への登録を依頼(271社参加、262社登録済)

コミュニティ
社員一人ひとりが幅広いステークホルダーとの共働・共創を通して社会課題への共感性を高めて活動に取り組み、社会にスケールあるインパクトをもたらすことで、富士通の成長機会を創出し、パーパス実現に貢献している。
<目標>
コミュニティ活動*に対する社員のマインドセット変革・組織風土醸成、及び社会へのインパクト創出
  • コミュニティ活動に参加した社員(従業員数の20%)
*コミュニティ活動とは:重要なステークホルダーの一つである地域社会とグローバルで協力し、社会が抱える課題解決に取り組み価値創造をめざす活動
  • コミュニティ活動に参加した社員(従業員数の19.8%)
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