外部団体との協業

 

社会や環境において様々な課題が山積する昨今、企業は、お客様や投資家の皆様へはもちろんのこと、社員やサプライヤー、大小様々なコミュニティなど、あらゆるステークホルダー(利害関係者)に対し責任を持つべきという考え方が国際的に広まりつつあります。

富士通はこの考え方に共鳴し、国際団体や志を同じくする様々な企業と連携しながら、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。

持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)への参画

WBCSDロゴ

WBCSD(The World Business Council for Sustainable Development、持続可能な発展のための世界経済人会議)は、グローバル企業約200社のCEOが率いる団体で、ビジネス活動を通じて持続可能な社会を実現することを目的としています。富士通は2013年より会員として参画しており、現在、社長の時田が同団体の理事として活動に貢献しています。

Vision2050

WBCSDでは、富士通も改訂および邦訳に関わった長期ビジョン「ビジョン2050: 大変革の時」を2021年に公開しています。同ビジョンでは「90億人以上がプラネタリーバウンダリーの範囲内で真に豊かに生きられる世界」を実現するため、グローバル社会が直面している喫緊の課題に対して企業が果たすべき役割を明確にしています。

この企業が果たすべき役割を理解し、実践していくために、2021年11月にWBCSDプレジデント兼CEOのピーター・バッカー氏より「ビジョン2050行動の時」と題し、当社経営層に対して講演いただきました。その様子は、イントラネットを通じて、全社員に向けて動画公開され、経営層から現場まで広くサステナビリティへの理解促進につなげています。

富士通のパーパスは「Vision2050:Time to Transform」と目指す方向が一致しており、引き続き、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

世界経済フォーラム(WEF)への参画

WEFロゴ

世界経済フォーラム(WEF: World Economic Forum)は、経済学者であるクラウス・シュワブ氏により設立された非営利財団で、グローバル・シチズンシップの精神に則り、パブリック・プライベート両セクターの協力を通じて、世界情勢の改善に取り組んでいます。そして、あらゆる主要国際機関や経済界、政界、学界、そして社会におけるリーダーと緊密に連携し、世界・地域・産業のアジェンダを形成しています。

毎年1月には、スイス・ダボスで年次総会(通称:ダボス会議)が行われ、多国籍企業経営者や各国の政治指導者、知識人、ジャーナリストなど3,000名を超えるトップリーダーが一堂に会し、世界が直面する重大な問題について議論しています。

2022年の年次総会は、2年半ぶりに対面式で5月22日から5日間の日程で、「歴史的転換点における、政策とビジネス戦略のゆくえ」をテーマに、世界的なパンデミック、ウクライナ情勢、地政学的な課題などについて議論されました。富士通からは、社長の時田と副社長の古田が参加しました。様々なステークホルダーとのトップ同士によるコミュニケーションや社内へのフィードバックを通じて、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

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