事業拠点における温室効果ガス(GHG)排出量の削減

富士通グループのアプローチ

富士通グループでは、地球温暖化防止を重要課題と捉え、中長期環境ビジョン「FUJITSU Climate and Energy Vision」を策定し、2050年までに事業活動に伴うCO2ゼロエミッションを目指しています。

自らの事業所(工場、オフィスおよびデータセンター)から排出する主なGHGとしては、エネルギー(電力・燃料油・ガス)の消費に伴うCO2排出、半導体製造プロセスで使用するPFCs、HFCs、SF6、NF3の排出があります。これらについて、関連法律を遵守するとともに削減目標を設定し、使用量および排出量の削減・抑制に努めています。

エネルギー消費に伴うCO2排出量の削減

富士通グループにおけるGHG総排出量のうち、エネルギー消費に伴うCO2排出量が約99%を占めています。そこで富士通グループでは、CO2排出量の削減に向けて以下の省エネルギー対策を継続的に推進しています。

  • 原動施設を中心とした設備の省エネ対策(フリークーリング、インバーター、省エネ型設備の導入、燃料転換など)、設備の適正運転、管理向上
  • 製造プロセスの見直しによる効率化(生産革新活動、グリーン生産技術開発)
  • オフィス空調温度の適正化、照明・OA機器の節電
  • エネルギー消費の計測による「見える化」と、測定データの活用推進

CO2以外の温室効果ガス排出量の削減

CO2以外の温室効果ガスとして、富士通グループでは主にパーフルオロカーボン類(PFCs)、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、六フッ化硫黄(SF6)、三フッ化窒素(NF3)などを、半導体部門において使用しており、地球温暖化係数(GWP)の低いガスへの切り替えや、新規・既存の製造ラインへの除害装置の設置などを継続的に実施しています。

2020年度実績

第9期環境行動計画 目標項目最終年度
(2020年度実績)
事業拠点のGHG排出量を14%以上削減(2013年度比)(注1)32.7%削減(注2)
自助努力によりGHG排出量を前年度から 2.1%以上削減2.4%削減
  • (注1)
    対象組織:富士通および富士通グループの自社事業所。主要なデータセンターを含む。
  • (注2)
    マーケット基準によるGHG排出量の削減率

エネルギー消費に伴うCO2排出量削減を推進

各事業所における施設の省エネ設備投資(空調設備や照明設備を中心としたBAT(注3)対象機器の導入更新)や運転適正化、製造プロセスの効率化、オフィスの空調・照明・OA機器の節電、エネルギー消費の「見える化」と計測データの活用などに継続して取り組んでいます。

例えば、横浜システムセンターのサーバ室増設の空調設備投資においては高効率機器の導入により従来機器と比較して1,548トン-CO2の削減に貢献しました。また、館林システムセンターでは空調機の台数制御や運用見直し、ポンプや空調機の停止など施設運用の改善(1,261トン-CO2)を実施しており、自助努力として合計約1.9万トン-CO2(前年度排出量比2.4%)の削減施策を実施しました。

こうした取り組みの結果、第9期環境行動計画の目標である、SBTに準じたマーケット基準によるGHG排出量の削減は2013年度比32.7%削減となりました。

第9期環境行動計画 GHG排出量削減

  • (注3)
    BAT(Best Available Technologies):温室効果ガス削減のための利用可能な最先端技術。
  • (注4)
    第9期環境行動計画の基準年(2013年度)、2020年度実績値は9期環境行動計画対象事業所集計値。
  • (注5)
    購入電力のCO2換算係数は基準年(2013年度)、2020年度実績値ともにSBTによるマーケット基準。

2020年度の総排出量は65.8万トン-CO2

2020年度のGHG総排出量は、海外はバウンダリ変更(管理権原のあるDC追加)で増加しましたが、半導体部門の事業譲渡などにより 65.8万トン-CO2(売上収益当たりの原単位:18.2トン-CO2/億円)となり2019年度と比べて18.0%減となりました。

温室効果ガス排出量の推移

  • (注6)
    国内/海外CO2排出量の実績報告における購買電力のCO2換算係数は、国内2013~2015年度 0.570トン-CO2/MWh、2016年度 0.534トン-CO2/MWh、2017年度
    0.518トン-CO2/MWh、2018年度 0.497トン-CO2/MWh、2019年度 0.461トン-CO2/MWh、2020年度 0.444トン-CO2/MWh。
    海外 2013~2018年度 国内と同じ係数使用、2019年度以降は該当年度のIEA最新値(国別)で算出。
  • (注7)
    CO2以外の排出量:地球温暖化(GWP)によるCO2相当の排出量に換算。
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