製品使用時の消費電力低減化によるCO2排出量の削減

富士通グループのアプローチ

ICTの普及拡大および、サーバをはじめとするICT製品の高性能化・高集積化に伴いエネルギー需要の増加が見込まれる中、様々な国・地域において、ICT製品のエネルギー規制の拡大が進むとともに、社会的にもエネルギーラベル適合やグリーン調達要件としてエネルギー効率が重要視されるようになっています。

温室効果ガス排出量削減に向け、富士通グループの製品においても、製品使用時のエネルギー効率向上を図っていく必要があると考えています。こうした中、省エネ技術を積極的に採用し、さらなるエネルギー効率の向上に継続的に取り組むことで、お客様における製品使用時の消費電力の低減化に貢献できる製品の開発を推進していきます。

2019年度の実績

第9期環境行動計画 目標項目2019年度実績
製品の使用時消費電力によるCO2排出量を2013年度比14%以上削減する。削減率23%

2020 製品の使用時消費電力によるCO2排出量推移

第9期環境行動計画の取り組み

富士通グループの中期環境目標「製品の使用時消費電力によるCO2排出量を2030年度に2013年度比30%以上削減する」に基づき、第9期環境行動計画ではその経過年として2020年度に2013年度比14%以上の削減を目標に設定しました。この目標達成に向けて、事業部門ごとに、2019年度~2020年度に開発が見込まれる製品のエネルギー効率改善を目標として設定し取り組みました。適用した省エネ技術としては、省エネ性能の高い新型マイクロプロセッサや高効率電源、省電力ディスプレイの採用、省電力制御の最適化、パワーマネジメント機能の強化があります。そのほかLSIの集約や部品点数の削減、省電力デバイスの採用などを積極的に推進しました。

CO2排出量 2013年度比23%削減を達成

サーバ、パソコン、ネットワーク機器、イメージ機器などにおいて省エネ技術を横断的に適用・拡大した結果、2019年度は2013年度に対して23%削減を達成することができました。

目標の達成に向けて

行動計画目標の達成に向けて、各部門において、エネルギー効率を改善した製品の開発を一層進めていきます。また、エネルギー効率の改善施策として、優れた省エネ技術を横断的に展開し、適用製品を拡大していきます。

さらに、将来に向けて、エネルギー効率の革新的向上に貢献する省エネデバイスの先端技術開発を進め、早期の製品適用を目指します。

2019年度の取り組み事例

拡張性と小型・省電力を両立した金融機関向け窓口業務用端末UBT-SP FC400

製品写真

UBT-SP FC400は金融機関向け窓口業務用端末全体をコントロールする制御装置です。13ポートのUSBをはじめ豊富な外部接続インターフェースを備えることで、窓口で使用される通帳プリンタ、伝票スキャナ、現金処理装置など多数の周辺機器との接続を可能としています。縦置きと横置きどちらでも設置可能な構造・デザインにすることで、銀行の業務見直しによるレイアウト変更にも柔軟に対応しています。

高品質、かつ長期稼働・供給可能な部品を選定し、金融製品の特長である高信頼性および長期稼働を実現することで、製品の交換サイクルを長くすることにより環境負荷低減に貢献しています。

また、省電力化を実現できる最新アーキテクチャを採用し、かつ放熱フィンの配置や内部構造の最適化設計により冷却ファンの数を削減し、従来機種に比較し消費電力を15%低減しています。

さらに、豊富なインターフェースによる拡張性を維持しつつ、設計の工夫により内部プリント板のワンボード化や内部ケーブルの廃止を追求することで部品点数を徹底的に削減しました。これにより従来機種と比較し約19%の軽量化を達成し、シリーズトップレベルの小型・軽量化を実現しています。

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