第9期富士通グループ環境行動計画(2019‐2020年度)

現在、脱炭素社会の実現に向けて、SBT (Science based targets)、RE100といった国際イニシアチブから、温室効果ガス(GHG)排出削減や再生可能エネルギー利用促進に対する要請が高まっています。また、アジア各国の廃プラスチック輸入規制や海洋プラスチック問題の顕在化により、プラスチック廃棄物の抑制が世界的な課題となっています。一方で企業のSDGsへの貢献に注目が集まり、事業戦略と合わせた取り組みが期待されています。

こうしたなか、富士通グループは第9期環境行動計画(2019~2020年度)を策定するにあたり、新たに社会課題(「気候変動」「資源循環」「SDGs」)やサプライチェーンといった、重要性が高いカテゴリを設定し合計11項目からなる目標を掲げました。

例えば、気候変動においては「FUJITSU Climate and Energy Vision(注1)」や、国際イニシアチブの目標をマイルストーンに位置づけ、その達成に向けた項目やKPI(注2) を設定しています。これらの取り組みを通じて、今後GHG排出量の大幅な増加が見込まれるデータセンターの電力使用効率の改善や、再生可能エネルギーの戦略的な利用拡大などを図っていきます。

資源循環においては、これまでの製造時に発生する廃棄物の削減や、ICT製品の省資源化、資源再利用などに加え、梱包材として使用されているプラスチックにも着目し廃棄物削減を目指します。

またサプライチェーンにおける気候変動や、資源保全に関する環境負荷やリスクの把握・削減を強化していくとともに、ICTサービスを通じたSDGs達成に貢献していきます。

  • (注1)
    FUJITSU Climate and Energy Vision:詳細はこちら
  • (注2)
    KPI:Key Performance Indicator の略。数値目標のこと。

環境行動計画

気候変動

目標項目(2020年度末までの目標)2020年度実績
① 事業拠点のGHG (温室効果ガス) 排出量を14%以上削減 (2013年度比) かつ自助努力により前年度から2.1%以上削減する。2013年度比32.7%削減 かつ 自助努力により2.4%削減
② データセンターのPUE (電力使用効率)(注3) を2017年度比で 2%以上改善する。2.0%改善
③ 再生可能エネルギー使用量を2017年度比20%以上拡大する。22.2%拡大

資源循環

目標項目(2020年度末までの目標)2020年度実績
④ 製品の省資源化・資源循環性向上を推進し、新製品の資源効率を25%以上向上する。 (2014年度比)27.5%向上
⑤ 廃棄物発生量を2012~2014年度平均の5%以上削減する。(目標値:14,226 t/年以下)34%削減
⑥ 事業系ICT製品の資源再利用率90%以上を維持する。91.6%達成
⑦ 水使用量を累計で2017年度比1%削減する。(目標値:8.3万m3削減)2.2%削減
⑧ 化学物質排出量(PRTR)を2012~2014年度の平均以下に抑制する。(目標値:17.4 t/年以下)6.1t

サプライチェーン

目標項目(2020年度末までの目標)2020年度実績
⑨ 製品の使用時消費電力によるCO2排出量を14%以上削減する。(2013年度比)37%削減
⑩ サプライチェーン上流におけるCO2排出量削減、および水資源保全の取り組みを推進する。
  • CO2排出量削減:富士通グループの主要お取引先(約700社)を通じ、2次お取引先(60,000社以上)に削減活動の実施を依頼
  • 水資源保全:富士通グループの主要お取引先約700社への活動依頼を完了

SDGs

目標項目(2020年度末までの目標)2020年度実績
⑪ ICTサービスを通じてSDGsの達成に貢献する。社内外ともオンラインでのプレゼンテーション/教育にシフトし、施策39件実施
  • (注3)
    PUE:Power Usage Effectivenessの略。データセンターの電力使用効率を示す指標。データセンター全体の消費電力をサーバなどのICT機器の消費電力で割った値。1.0に近いほど効率的とされる。
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