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用語集
あ ~ お
アーカイブ
「長期にわたるデータの保管場所」もしくは「複数のファイルをひとつのファイルにまとめ、保管すること」などの意味があります。ストレージで用いられる場合は前者が多く、ビジネス用途によりディスクストレージシステムからテープライブラリまで保管環境も変わります。
アーキテクチャー
ファイバチャネルスイッチなどにおいて、提供すべき機能や性能を最大限に発揮できるようにするための、装置内部の構成や仕組みなどを総称的に言い表す言葉。
アダプティブ・ネットワーキング
FCIPトンネリング接続時にデータ転送先を複数設定する際、それぞれの優先順位を割り当て、重要な通信の帯域を確保し、一定の転送速度を保証するファイバチャネルスイッチの機能。
アドバンスト・エクステンション
FCIPトンネリング接続時にデータ転送先を複数設定する際、それぞれの帯域幅を動的に調節し、利用率の最適化と転送速度の向上を実現するファイバチャネルスイッチの機能。
アドバンスト・コピー機能
アドバンスト・コピー機能は、ディスク to ディスクの高速コピーを提供するETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF seriesの機能です。
本機能により、業務ボリュームのある時点のデータを、業務運用中に同じディスクストレージシステム内の別ボリュームへコピー(一次バックアップ)することができます。実コピーは ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF series が自律的に行うため、サーバやネットワークへの負荷がほとんど無いという特長もあります。(アドバンスト・コピー機能)
アンロード
読み書きの終了した磁気テープカートリッジを磁気テープドライブから排出させること。
インターフェース(interface)
インターフェースとは、異なるものの境界面を表す言葉で、これがICTの世界では機械や人の中間にあって、データのやり取りをするものあるいはそのための規約となっています。「ハードウェアインターフェース」「ソフトウェアインターフェース」「ユーザーインターフェース」の3つに大別できます。ストレージの場合は「ハードウェアインターフェース」であり、コンピュータ本体とストレージを接続して通信する際の規約で、コネクターの形状や電気信号の形式などを定めているものです。
ICTの分野で使われるインターフェースの種類は複数あり、それぞれ転送速度の違いや特性・用途について技術解説コーナーで解説しています。
インターフェースパーソナリティモジュール (IPM)
磁気テープドライブで使われるインターフェース接続用モジュール。F6479(M2488) 専用のオプション。
インバンド方式
ネットワークベースの仮想化方式の一つである「インバンド方式」とは、サーバとストレージの間の通信経路上に、ストレージ仮想化製品を直接接続し、複数のストレージを仮想化して、ひとつの大きなストレージとして使用する際に利用する方式。
インライン方式
バックアップデータの格納容量や転送量を削減する「データ重複排除技術」における機能方式の一つ。 ストレージにデータを書き込む前(転送中)にデータの重複排除を行う方式の為、データ転送性能が低くなるというデメリットがあるが、サーバへの負荷がかからないことや、運用設計が容易というメリットもある。
データの重複排除技術の方式について図解を交えて解説しています。
エネルギー消費効率
製品の消費電力(W)を記憶容量(GB)で割ったものであり、省エネ法で定められたもの。単位は(W/GB)
エンクロージャー
エンクロージャとは、英語で「筐体」の意味も持ちますが、ストレージでは主に複数のディスクドライブやコントローラーを収容するためのケース(箱)をさします。ETERNUS DX seriesでは、記憶媒体(ディスクドライブやSSD)を収容するものをドライブエンクロージャ(DE)、コントローラーなどを収容するものをコントローラーエンクロージャ(CE)と呼びます。
遠隔クラスタリング
遠隔地間でサーバを相互に結合して運用・待機型のクラスタシステムを実現する技術。
オートローダ (ACL)
磁気テープ装置において、複数の磁気テープカートリッジをカートリッジマガジンまたはスタッカー機構に格納し、自動的に装置にロード/アンロードするための機構。
オープンシステム
インターフェースやアプリケーションソフトなどの仕様を公開することで、複数メーカー (異機種環境)の製品でも相互運用することができるシステム。
か ~ こ
カスケード接続機能
自動的にスイッチ同士で通信し、ネームサーバ機能を利用してあたかも一つのスイッチのように自動的に構成を変更する機能。
可視化
ITシステムの問題点を目に見えるかたち(可視化)にすることで、問題をすぐに解決出来る環境と、発生しにくい環境を実現することができるという考え。業務継続、リスク管理、省電力化などを実現するストレージソリューションも提供されています。
活性増設
システム内のコンポーネントを、業務に影響を与えることなく追加すること。
活性保守
システム内のコンポーネントやファームウェアを、業務に影響を与えることなく交換/保守すること。
カートリッジセル
磁気テープライブラリ装置において、磁気テープカートリッジを収納しておくための棚。
カートリッジマガジン
磁気テープカートリッジを複数巻収納し、自動装填するためのケース。
共用チャネルアシスト
VM環境において、複数のゲストOSからチャネルを効率よく使用するためのアシスト機構。
CAS (キャス)
CASとは、Content Aware Storage (コンテンツ・アウェア・ストレージ)の略で、法令などにより長期間の保存が必要で、改変してはならないデジタル情報(Fixed Content)を管理するのに適したストレージ装置です。
キャッシュ・アルゴリズム
キャッシュメモリ上のデータ管理手法。
キャッシュサーバ
クライアントとサーバの間に位置し、サーバからクライアントに返信されるデータを一時的に保持しておくことで、頻繁にアクセスされるデータをより速くクライアントに返信し、必要帯域を低減する装置。
キャッシュメモリ
磁気ディスクシステムにおいて、バッファメモリを使用してアクセスタイムを短縮する制御方式。 (キャッシュメモリとは)
クアッドコアプロセッサ
1つのチップにプロセッサコア(CPUの中核/演算処理などを行う部分)を4つ集積したものです。この4つのプロセッサコアは基本的に独立しているため、他のプロセッサコアに影響されることなく動作し、4つのプロセッサコアで処理ができるため性能が上がります。
クォータ機能 (Quota機能)
ファイルの所有者、グループあるいは所属上位ディレクトリごとに、生成可能なファイル数、及び総ファイルデータサイズに割り当て限度を設け、それを超えた利用を禁止すること。
クラウド・コンピューティング(Cloud Computing)
インターネットを基本にした新しいコンピュータの利用形態で、接続先を意識せずにサービスを受ける処理形態を表す言葉。クラウドはその名の通り雲(cloud)をさし、雲の中にはハードウェアやソフトウェアの実体はあるが、雲の中であるためその存在は見えない、つまり意識しないでよいというイメージとも言われています。
クラスタシステム
クラスタシステムとは、複数のノードを専用ネットワークで接続して構成するシステムで、単一のシステムとして高可用性を実現します。例えば、あるノードがダウンした場合、そのノードの業務は自動で他ノードへ引き継がれ、システムの停止時間を最小限に抑えることができます。また、データ処理量の増大に対して、複数のノードに処理を分散してサービスレベルを向上させることもできます。
クラスタミラーリング
複数のディスククラスタに同じデータを書き込むことで、システムの一部で障害が発生してもデータを失わないようにする方法。
グリーンIT
グリーンITとは、環境保護に配慮した情報通信技術を活用して地球環境にやさしいITを目指す取り組みです。
企業の社会責任として環境負荷低減への対応が迫られている中、企業におけるIT機器使用の増加と、それに伴うデータの急増によって膨れ上がる電力消費量が及ぼす異常気象や地球温暖化現象への影響が、大きな問題となっています。中でも、情報量の増加の著しいデータセンターが消費する電力量は増加の一途をたどり、早急な対応が必要と言われています。このような状況に対処するため、グリーンITではIT機器自体の省エネ化や小型化と共に、サーバの統合や仮想化技術を利用してストレージの無駄遣いをなくすなど、省電力化のための様々な対応が進められています。
高速サーチ機能
CKDコマンドにおいて、検索処理を高速に行うための機能。ライブラリ検索とデータセット検索の時間短縮に効果がある。
コンソリデーション
コンソリデーション(Consolidation)とは「整理統合」「集約」などを意味し、IT分野では複数のコンピュータやアプリケーションを統合して減らすことで、管理効率やコスト低減を図るといった意味で使用される。
コンバージドスイッチ
コンバージドとは「統合した」という意味を持ち「統合したスイッチ」という意味となります。つまり、これまで、SANとLANのそれぞれを別のネットワーク機器で構築していたものを、一つに統合できるスイッチのことを指します。ストレージネットワークについても、FC-SANのほかに、iSCSIやFCoEなどのIP-SAN、さらにはNASストレージによるイーサネット接続を利用するタイプも普及し、ストレージの接続形態は急速に多様化が進んでいます。こうしたストレージ環境に網羅的に対応できるよう、ベースはイーサネットインターフェースを使用した上で、上位レイヤーで多様なプロトコルに対応できるように開発されたのが、コンバージドスイッチなのです。
富士通ではコンバージドスイッチとしてBrocade VDX seriesを提供しております。
さ ~ そ
差分バックアップ
前回のバックアップ以降の変更分をバックアップの対象とする方法。
サービスエリア
システムの保守を行うために必要なスペース。
磁気テープカートリッジ
記録媒体である磁気テープを収納したカートリッジ。
Systemwalker (システムウォーカー)
最適なITシステムを実現する、富士通の統合運用管理ソフトウェア群。(Systemwalker製品情報)
シーク
ディスクドライブにおいて、 磁気ヘッドを現在の位置から目的の位置まで移動すること。
冗長化
障害対策や信頼性向上のため、通常の構成以外に予備の装置などを加えること。
シン・プロビジョニング(Thin Provisioning)
シン・プロビジョニングとは、ストレージ容量を仮想化する技術で、未使用容量の効率的な有効活用を可能にする。あらかじめストレージ容量を多めに確保する必要はなく、使用するだけのストレージ容量を確保し、残りの容量はほかのアプリケーションのためにプール化させておくことができ、大幅にストレージ容量の有効活用ができる。
概念やメリット・展望について図解を交えて解説しています。
シングルモード・ファイバー
電磁場パターン透過をサポートする光ファイバー。
スーパーグリーン製品
富士通グループの「グリーン製品」の適合を前提条件とし、「省エネルギー」「3R設計・技術」「含有化学物質」「環境貢献材料・技術」など環境要素がトップグループレベルにあり、市場製品または自社製品との比較において優れた製品またはシステムとして認定されたもの。
スイッチ
ファイバチャネルを用いてネットワークを構築する際に必要な中継装置。ハブと異なり、データのかたまりを指定された宛先端末にだけ選択的に送る機能を持つ。複数組のデータ転送を同時に実行できる。
ストレージ
ストレージ(Storage)とは、データを保管するシステムや装置のことです。一般的に、「HDD(Hard Disk Drive)」「磁気テープ」「光ディスク(CD/MO/DVD)」「SSD(Solid State Drive)」を指します。
これら種類ごとに性能・容量・コストなどの特性があり、図解や表により技術解説コーナーで解説しています。
スタッカー機構
磁気テープ装置において、磁気テープカートリッジを複数巻収納/排出できるようにした機構。
スタンバイ・データベース機能
本番データベースの複製として作成される。本番データベースの計画停止や計画外 (災害時など)に使用するデータベース。要件に応じて同期・非同期でログを転送・適用することで、本番データベースと同じデータを格納できる。
ストライピング
ディスクストレージシステムにおいて、内蔵する複数のハードディスクに、ある単位の長さごとにデータを振り分け読み書きすること。
ストレージ・パーティショニング
ETERNUS SX300 ディスクストレージシステムが備えるオプション機能の一つ。データ・アクセスするサーバボリューム(論理ユニット)を限定し、複数サーバ接続時のセキュリティを保証。必要なサーバに最適な容量を割り当てることで、ストレージの 使用効率も向上。
ストレージ・プール
ネットワークに接続した複数のストレージ装置(ストレージ・ボリューム)の集合のこと。このストレージプールを仮想的にひとつのストレージとして使用可能にすることで、ストレージ装置の物理的な仕様や構成に依存しないスペース管理を実現するソリューションも提供されています。
ストレージ仮想化
ストレージネットワーク上にある複数のディスク装置を束ねて、仮想的にひとつのディスクスペースにすることで、サーバ側からそれぞれのディスク装置の物理構造を見えないようにする技術。ストレージ仮想化により、ディスク装置の物理構造を意識することなく、必要なボリュームを業務の状況に応じて動的に割り当てることができる。
世代ボリューム管理
複数世代のボリュームを保持する管理方式。
ゾーニング (Zoning) 機能
ファイバチャネルスイッチのポート名やWWN (World Wide Name) によってゾーン (zone) 分けを行い、あるゾーンから別のゾーンへのアクセスを制限する機能。
た ~ と
帯域
帯域とは電波などの周波数の範囲のことであり、「帯域幅(英語ではbandwidth)」 とも言う。データ通信の際は、通信に使用する電気信号の帯域(周波数の範囲)が広ければ広いほど、多くの情報を送ることができるため、転送速度が向上します。そのため、「帯域が広い」と「通信速度が速い」ということから、「帯域」と「通信速度」は同義語として用いられることが多い。
ダイナミック・ディスク・トラフィック・コントロール(DTC)
複数サーバからのI/Oリクエストが同一RAIDグループに対して発生した際、アクセスパターン (ランダム、シーケンシャル)に応じた最適な処理を行い、安定した稼動とレスポンスを提供する機能。
ディザスターリカバリー
予期しない災害 (地震、火災、水害、テロなど)によって引き起こされる「システム障害を復旧させる作業」という意味。
ディスクストレージシステム
ディスクストレージシステム(Disk Array)とは、ハードディスク(磁気ディスク装置)を複数搭載し、大容量ディスクとして扱う技術、装置を指します。 外付けストレージ装置、ディスクストレージと呼ばれることもあります。
ディスクストレージシステムの構造やメリットについては技術解説コーナーで解説しています。
ディスククラスタ
ディスクストレージシステムの使用単位や構成単位。
ディスクシーク
ディスクドライブにおいて、データを読み取るヘッドを、目的のトラックに移動すること。
デジタル・ユニバース
1年間に動画や音声、文書など、世界中の一般消費者と企業が生成あるいは複製されるデジタル情報の総量を指す用語。この「デジタル・ユニバース」のサイズや成長率の測定を続けている米IDC社によると、2020年には40ZB(ゼッタバイト:40兆ギガバイト)まで達すると予測されています。
データガード
本番データベースの複製としてスタンバイ・データベースを保持。本番データベースを計画外に停止する際にスタンバイ・データベースを使用することで、ダウンタイムを短縮する機能。
テープライブラリ
テープライブラリとは、バックアップに使用される記憶媒体の一つ「カートリッジテープ」へデータを読み書きする「テープドライブ」と カートリッジテープを搬送する「ロボット機構」を組み合わせた装置です。
カートリッジテープの搬送、交換作業はロボット機構が自動で行うため人手を要しません。また、必要に応じてロボット機構やテープドライブを冗長化することによって、更に信頼性の高いテープバックアップ環境を構築することができます。
このように、テープライブラリは企業で増え続ける重要なデータのバックアップ業務を支援します。
デ・デュプリケーション
デ・デュプリケーション(De-duplication)は、データをストレージ装置にバックアップまたはアーカイブする際、重複部分を削除し圧縮して格納する技術です。
現在、多くのデータを個人が共有して持つようになり、データの重複が多くなっています。さらに、一部書き換えただけのデータ、ファイル名が異なるだけのデータも多く、これらデータを指定バイト数で精査し、既に格納されたデータと重複しているデータは新たに書き込みを行わないように動作します。80%以上ものデータ圧縮が可能になるという検証結果も報告されています。 重複排除の仕組み、方式については技術解説コーナーで解説しています。
デマウント
磁気テープライブラリ装置において、指定の磁気テープドライブから磁気テープカートリッジを取りだし、指定のカートリッジセルまたはカートリッジマガジンに格納すること。
電気チャネル
電気信号を用いてデータ転送を行うチャネルの一つ。グローバルサーバで使用される。
同期モード
ミラーリング機能のひとつ。サーバからの書き込みに同期して、コピー元とコピー先に二重書きを行うモード。 (コピー元の更新は即座にコピー先へ反映されます。)
トータルスループット
総合データ処理能力。
TRIOLE (トリオーレ)
社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」「スピーディーな業務構築」「システムの安定運用とTCO削 減」を実現する富士通のIT基盤。 (富士通のIT基盤 TRIOLE(トリオーレ))
な ~ の
ニアストア
ニアストアとは、高速で頻繁にアクセスされるデータを格納するオンラインストレージと、テープライブラリのような大量データの保存に適したバックアップストレージとの間に位置する新しいストレージ階層の製品。
ニアライン
ストレージ装置をアクセス性の観点で大別すると、ファイバチャネルディスクドライブのようなアクセス性の高い「オンライン」領域と、テープドライブのようなコスト重視でアクセス性の低い「オフライン」領域の2つに分けられる。「ニアライン」は、これらの中間に位置づけられる領域で、ストレージのアクセス性とコストのバランスをとる際の選択肢として注目されている。
主な用途としては、アクセス頻度は低いが使用時には高速アクセスを必要とするデータの保存先や、ディスク to ディスクのバックアップ領域などに適している。
当社のストレージシステム ETERNUSは、このニアライン領域のディスクドライブにも続々と対応しており、データの用途や使用頻度に応じた最適な構成を選択できる。
は ~ ほ
ハーフハイト(half height)
内蔵用ドライブ製品の規格で、ドライブの厚さを示す。 フルハイトの半分に当たる厚さ1.6インチ(4.06cm)のこと。
バーチャライゼーション(Virtualization)
複数のストレージを仮想的に一つのストレージとして管理する手法のこと。作成された大容量ストレージプールは複数サーバからの利用が可能となり、管理も容易となる。
バーチャルテープ
ハードディスクやディスクストレージシステムを仮想的にテープとして扱う技術。従来のテープ装置と同じように使用しながら、実際にはディスク上で処理を行うため、テープ業務の高速化が図れる。テープメディアは安価で長期的な耐久性は高いですが、読み出しに時間がかかり、リストアに関わる時間も大きくなってしまいます。 それに比べ、ディスクドライブは高速なアクセスが可能であり、テープより高速なバックアップ・リストアを実現できます。 両者のメリットを兼ね備えたバーチャルテープは、アクセス頻度の高いデータをディスクストレージへ、長期保管が必要なデータはテープメディアへ書き込むといったDisk to Disk to Tape(D2D2T)の階層的なバックアップシステムを構築できます。
バインド・イン・キャッシュ
データセットをキャッシュ領域に常駐させることで、100%のヒット率を常に保証するキャッシュ制御方式。
バックアップ
企業で利用するデータのほとんどは、デジタルデータとして保存されています。しかし、人為的なミス、コンピュータ・ウイルス、機器類の故障、事故、天災などが原因で、データを一瞬にして失う可能性があります。コンピュータに保存されたデータやプログラムを破損やコンピュータ・ウイルス感染から守るために別の記憶装置に保管することをバックアップといいます。
バックアップには複数の方式があり、その方式について図解を交えて解説しています。
バックアップウインドウ
バックアップウインドウとは、データをバックアップするために、業務やシステムを停止することができる時間帯のことです。その考え方について解説しています。
バッチ処理
一括処理。データのバックアップなど、一定量の処理 (あるいは一定期間の処理)を、まとめて処理すること。
バッファメモリ
データ転送速度のギャップを補うためのメモリ。
パラレルチャネル
「電気チャネル」参照。
ハブ
「HUB」参照。
パラダイムシフト
パラダイムシフト(paradigm shift)とは、その時代や分野での考え方や認識、思想が、新しい発見などによって劇的に変化することを言う。IT技術においても「ムーアの法則」が起こしたハード性能の劇的な向上や、近年における「クラウド」を代表とするITシステム基盤の変化など、産業構造を大幅に変革するパラダイムシフトがたびたび起こっている。例えば、GPSの活用で車などの位置情報を収集し、交通情報をリアルタイムに可視化できるサービスも一般的になった。ソーシャルメディアなどによるコミュニケーションも代表的なもので、いずれもIT技術が支えている。
ビッグデータ
ビッグデータとは、ペタバイト級の膨大なデータであると共に、構造が複雑な非構造化のようなデータ群を指す概念です。
主に、クラウド・コンピューティングの普及、ソーシャル・ネットワークや携帯電話などの普及より、データへのアクセスが増加すると共に、取り扱われるデータ種やデータ量が爆発的に増加したことで、業界で生まれた言葉であるともいえます。
ヒット率
ディスクへのアクセス要求のうちで、キャッシュにデータがある確率。
非同期モード
ミラーリング機能で、サーバからの書き込みに同期せずに、コピー元とコピー先に二重書きを行うモード。 (コピー元の更新は、コピー元へのWrite命令の完了応答後にコピー先へ反映されます。)
非同期転送モード(ATM)
情報をセルと呼ぶ固定長(53バイト)のパケットに区切って伝送する高速通信方式。
ファイバチャネル
コンピュータと周辺機器を結ぶデータ転送方式の1つ。主に、高い性能が必要なサーバで、コンピュータ本体とストレージシステムを接続するために利用される。「FC」参照。
ファイルアクセスとブロックアクセス
ファイルアクセスは、可変長のファイル単位でデータを読み書きする手法です。ブロックアクセスは、固定長のブロック単位でデータを読み書きする手法です。
このファイルアクセスとブロックアクセスの違いを技術解説コーナーで解説しています。
ファブリック
ファブリック(Fabric)とは、サーバとストレージを接続する方式のひとつ。ファブリック接続の他に、FC-AL接続や、Point-to-Point接続があるが、性能、信頼性および拡張性等の面でファブリック接続が最も優れる。ファイバチャネルスイッチを介すことで、複数のノード間通信を同時に実行できる。
「ファブリックとは」参照
フィールドアップグレード
設置した場所でコンポーネントの増設/拡張を行うこと。
フェイルオーバ
故障したコンポーネントの処理を代替コンポーネントが引き継ぐこと。
フォルト・トレラント性
故障に対する耐久性。部品の冗長化により、一部が故障してもサービスの継続が可能なこと。
不揮発メモリ
ROMなどのように記憶内容の保持に外部からの電源供給を必要としないメモリのこと。
富士通光チャネル
富士通グローバルサーバとストレージ間のデータ転送を行う富士通独自のストレージ接続インターフェース規格。最大転送速度毎秒9メガバイトの光I/Oケーブルを使用し、最大伝送距離2キロメートル。
フルハイト(full height)
内蔵用ドライブの厚さを示す規格で、厚さ3.2インチ(8.13cm)のこと。これに対し厚さ4cm程のものをハーフハイトという。
PRIMERGY(プライマジー)
富士通のグローバルブランド IA(Intel Architecture)サーバのこと。
PRIMECLUSTER (プライムクラスタ)
高い可用性が要求される企業の基幹業務などの構築に最適な、富士通の高信頼基盤ソフトウェア。クラスタリング技術と冗長化技術により、システム全体の高信頼化を実現する。
PRIMEFORCE(プライムフォース)
グローバルサーバ「GS8000シリーズ」と「PRIMEPOWER(プライムパワー)」とPCサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」を組み合わせたマルチサーバ形態の情報システムを一台で実現する中核サーバ。
プリ・プロセス方式
バックアップデータの格納容量や転送量を削減する「データ重複排除技術」における機能方式の一つ。 サーバ側でデータの重複排除を行う方式の為、データ転送量の削減や遠隔地転送では回線費用も抑制できるメリットがあるが、サーバへの負荷がかかるデメリットもある。
データの重複排除技術の方式について図解を交えて解説しています。
ブロックアクセスとファイルアクセス
ブロックアクセスは、固定長のブロック単位でデータを読み書きする手法です。ファイルアクセスは、可変長のファイル単位でデータを読み書きする手法です。
このブロックアクセスとファイルアクセスの違いを技術解説コーナーで解説しています。
PROPOSE(プロポーズ)
PROfessional total supPOrt Serviceの略。富士通が提供している総合サービス体系の名称で、情報・通信分野に必要なサービスの全体像を体系化し、それに基づくサービス商品群を提供している。
平均回転待ち時間
ディスクドライブにおいて、シーク終了時から、ディスク上に記録されたデータの読み書きが開始できるまでの待ち時間の平均値。
平均ポジショニング時間
ディスクドライブにおいて、磁気ヘッドをディスク上の現在の位置から移動し始めて、目的の位置でデータの読み書きが開始されるまでに要する時間 (シーク時間+回転待ち時間)の平均値。
ヘテロ環境、ヘテロジニアス環境
異機種が混在した環境。
ヘリカルスキャン方式
テープが走行する方向に対して斜めに読み書きする方式。
ホストアフィニティ
ホストアフィニティ機能は、複数サーバ接続時にストレージの特定ボリュームへのアクセスを設定・管理するもので、ボリュームにアクセスできるサーバを定義し、不用意な装置からのアクセスによるデータ破壊を未然に防止します。他ベンダーでは「LUNマスキング」や「LUNマネジメント」とも呼ばれています。(ホストアフィニティ機能)
ポスト・プロセス方式
バックアップデータの格納容量や転送量を削減する「データ重複排除技術」における機能方式の一つ。 ストレージにデータを保存した後にデータの重複排除を行う方式の為、一時的に全データを格納するための領域が必要となるが、サーバ負荷がなく、データ転送性能に優れるというメリットがある。
データの重複排除技術の方式について図解を交えて解説しています。
ホットスタンバイ
いつでも使えるように、予備のシステム又は装置を、プログラムやデータを生かした状態で待機させておくこと。
ホットスペア
故障した部品に替わって、直ちにサービスを開始することができる予備部品。
ホットスワップ
運用中にシステム内のコンポーネントを交換すること。
ポート
各種装置のインターフェース用のコネクター部分。
ま ~ も
マイクロカーネル
OSの基本的な部分をカーネルといい、このカーネルに必要最小限の機能を実装し、最適化する技術。
マウント
磁気テープライブラリ装置において、指定のカートリッジセルまたはカートリッジマガジンから磁気テープカートリッジを取り出し、指定の磁気テープドライブにロードすること。
マルチクラスタ
F649xシリーズにおいて、クラスタを複数配置することで可用性を高める方法。
マルチテナント方式
マルチテナント方式とは、サーバやストレージなどのインフラを、仮想化技術により複数(マルチ)のユーザーや業務(テナント)から共有させ、その共有されたリソースをテナントごとに分離させる方式。この共有リソースは、テナント毎の性能リソースやセキュリティなどのサービスレベルを確実に維持する必要があり、それ相当の管理機能が必要になる。
なお、これに対し、テナント毎にそれぞれ別のサーバやストレージなどでインフラを構成するものを「シングルテナント方式」と呼ばれている。
マルチパスドライバ
マルチパスドライバは、サーバとストレージ装置間を複数パス(マルチパス)で接続し、高信頼/高性能を実現するためのソフトウェア。
富士通では 「ETERNUS Multipath Driver」として、Solaris版、Windows版、Linux版、AIX版があり、主な特長として、パスが故障した場合、他の正常なパスに切り替えてアクセス停止を回避する「フェイルオーバ機能」や、複数パスを同時に使用してアクセスを分散させ、システム性能を向上させる「ロードバランス機能」がある。
マルチボリューム
1つのファイルを複数の磁気テープカートリッジにわたって記録すること。
または、複数のディスクボリュームを1巻の磁気テープカートリッジに記録すること。
マルチモード・ファイバー
複数の電磁場パターン透過をサポートする光ファイバー。
ミラーリング機能
データの複製をコピー先のディスクにリアルタイムに転送、保存すること。
メール監査支援機能
メール監査支援機能 とは、送受信した電子メールすべてを確実に保存し、メールの本文、タイトル、添付文書等から、特定の検索ワードより、監査・調査対象となる情報を検出する機能。
電子メールは、企業活動を行うにあたり業務にかかせないツールとなっています。送受信される文書には企業のもつ知的財産が75%も含まれているとも言われています。業務の活動記録を監査するためには、全ての電子メールを保存し、即座に検索可能なシステムの構築が必要になっています。富士通のソフトウェア「Mail Archiver」は、送受信した電子メールを確実に「アーカイブ」し、必要時に検索・参照することができます。また「ETERNUS AS500 アーカイブストレージ」と組み合わせることで長期保存や改ざん防止、情報漏洩時の原因追跡、影響度の調査などにも対応することができます。
や ~ わ
ユビキタス
ユビキタス(ubiquitous)の語源はラテン語で、いたるところに存在する(遍在)という意味。
ユー
1U(ユー)とは、高さ 44.45mm(1.75インチ)の単位のこと。
電子機器を共通のラックに収納しやすくなるよう EIA(米国電子機械工業会)によって定められた TIA/EIA-310-D という規格。例えば、サーバやストレージを収納する共通ラックの高さが「45U」あれば、1台「5U」の装置は9台収納できると算出が容易になる。
ユニファイド・ストレージ
ひとつのストレージでFC、iSCSI、NFS、CIFSといった複数のプロトコルをサポートし、管理、運用体系が統一されたストレージ。
ラック
搭載するコンポーネントを規格の範囲内で自由に選択/配置できる筐体。
リストア
本来、「修復」「復元」という意味がある。システムやディスク、データベースなどが破損したり、不安定になったりした際、復旧すること。方法として別の記憶装置にバックアップされてあったデータを用いて、データを元の状態に戻すことである。「バックアップ」の対義語として用いられることが多い。
リダンダント・コピー機能
ディスク障害を未然に感知し、障害前にディスク内のデータを予備ディスクに退避、ディスク交換を行うことにより、データの可用性を維持し安定した稼動を実現する機能。(リダンダント・コピー機能)
リッチコンテンツ
映像と音声を駆使した「高度な品質(価値)を持つ」コンテンツのこと。
リニアテープ方式
テープが走行する方向に対して平行に読み書きする方式。
リワインド
磁気テープドライブにおいて、磁気テープをBOTまで巻き戻すこと。
レイテンシー
スイッチにおいて、内部で競合が発生しない事を前提に、1つのフレームを入力ポートで受け取ってから、出力ポートを通して出力するまでに掛かる時間。
ロード
磁気テープカートリッジを磁気テープドライブに挿入して読み書きできるようにすること。
ロードバランス (MPLB)
アプリケーションからのコマンドを複数パスに振り分け、I/Oが各パスに均一に流れるように負荷分散させ、性能向上を図る機能。
ロジカル・デバイス・エクスパンション
ロジカル・デバイス・エクスパンションとは、ETERNUS DX sereiesおよびETERNUS AF seriesが提供するRAIDグループの活性容量拡張の機能です。 既存のRAID グループにデータを保持した状態でドライブを追加し、RAID グループの容量を拡張することができます。 また、RAIDグループの容量拡張と同時にRAIDレベルの変更も可能です。(詳細情報)
A-B-C
ACL (Automatic Cartridge Loader)
ADSM (ADSTAR™ Distributed Storage Manager)
IBM社のクライアント/サーバ型バックアップソフトウェアであり、AIX版を提供。GUI/Webによるバックアップシステム全体の一元管理が可能。
AES(Advanced Encryption Standard)
AES(Advanced Encryption Standard)とは、DES(Data Encryption Standard)の後継として米国商務省標準技術局(NIST)が選定した次世代暗号化規格である。AESは、ブロック長が128bit、鍵長が128、192、256bitが利用可能な共通鍵ブロック暗号などといった設計基準が公開されている。
AIM (Advanced Information Manager)
富士通が開発した総合的なオンラインデータベースの一つ。
ALDC (Adaptive Lossless Data Compression)
データ圧縮方式の一つ。LZ1方式によるもので、IBM3590に採用。ANSI (米国規格協会)で規格化されている。
AASCII (American Standard Code for Information Interchange)
ANSI (米国規格協会)が制定した、7ビットで構成される情報交換用標準コード。「アスキー」と読む。
ATM (Asynchronous Transfer Mode)
「非同期転送モード」参照。
BCP
Business Continuity Plan(事業継続計画)の略。
事業継続計画とは、自然災害、事故、テロなどの不測の事態において、事業の継続、或いは早期復旧を可能とするために、行うべき方法、手段などを取り決めておく計画のこと。
BMC (Block Multiplexer Channel)
グローバルサーバとストレージ間のデータ転送を行うストレージ接続インターフェース規格。最大転送速度毎秒4.5メガバイトの電気I/Oケーブルを使用し、最大伝送距離120メートル。
BOT (Beginning of Tape mark)
磁気テープの始点を示す位置。
BYOD (Bring Your Own Device)
BYODとは「Bring Your Own Device(自分のデバイスを持ち込む)」の略で、個人が私物のデバイス(スマートフォンやPC、タブレットなど)を企業内に持ち込み、業務に活用するという考え方を意味する言葉です。自分が使い慣れた端末で社内情報システムにアクセスし、いつでもどこでも必要な情報を閲覧/入力できるようになるため、生産性向上に寄与するといわれています。
しかしながら、情報漏洩・ウイルス感染などへの対策や、紛失・盗難時の対応などの懸念もあることから、データを社内のサーバーではなくクラウド上で管理するクラウドサービスや、ツールも活用されています。
CA (Channel Adapter)
ストレージシステムのモジュールの一つ。サーバとの接続を制御する。
CAS (キャス)
CASとは、Content Aware Storage (コンテンツ・アウェア・ストレージ)の略で、法令などにより長期間の保存が必要で、改変してはならないデジタル情報(Fixed Content)を管理するのに適したストレージ装置です。ブロックアクセス型のSAN (Storage Area Network)、及びファイルアクセス型のNAS(Network Attached Storage)とは異なり、CASはオブジェクトアクセス型で、フィックスコンテンツの長期間に渡る安全な保存、容易な参照を実現します。(CAS(キャス)とは)
CEE (Converged Enhanced Ethernet)
従来のEthernet を拡張した通信規格であり、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)通信を行うために必要なプロトコル。
CEEに対応したスイッチやサーバアダプターなどを利用することで、今までLANやSAN環境などで必要になったそれぞれ別のインターフェースが、一つのインターフェースで全ての通信を利用できるようになる。また、ハードウェア点数の削減による導入 / 運用コストの低減が図れるとともに、ストレージ専用のインターフェースを確保できない高密度実装の小型サーバやブレードサーバのストレージ接続が容易となり、外付けストレージ利用を支援することができる。
CFE (Cache Function Engine)
ストレージシステムのモジュールの一つ。キャッシュの制御を行う。
CIFS (Common Internet File System)
Windowsネットワークで使用されている、ネットワーク上のリモートファイルシステムにアクセスするためのプロトコル。
CLI(Command line interface)
コマンドを入力して装置を操作する形式のことであり、装置セットアップ操作や運用時などの定型動作のコマンドを使って記述し、簡易プログラム化することで、同じ動作をすばやく実行することが出来るようになります。 これに対し、ウィンドウやアイコンなどの画像により、コンピュータを容易に操作できるように設計されたインターフェースをGUI(Graphical User Interface)と呼びます。
D-E-F
DA (Device Adapter)
ストレージシステムのモジュールの一つ。複数のドライブモジュール (DM) を接続し、制御する。
DAS (Direct Attached Storage)
SCSIなどの接続方式により、サーバとストレージを1対1で接続した接続形態。(DAS(ダス)とは)
DCB
DCB は Data Center Bridgingの略で、従来のEthernetを拡張した通信規格の1つであり、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)通信を行うために必要なプロトコル技術です。本技術により、LAN(Ethernet)の通信とSAN(Fibre Channel)を、共通のインターフェースを使用して通信することができ、I/O統合が実現されます。
DFS
DFSとは、Distributed File System(分散ファイルシステム)の略。ネットワーク上にある複数の共有フォルダやファイルを、論理的に統合し、一つのサーバ(ストレージ)の中に存在するかのように見せかける機能です。これにより共有フォルダやファイルがどこのサーバにあるかを意識することなく簡単にアクセスできるようになります。
また、高速ネットワーク上に共有フォルダやファイルを複数サーバに分散配置することで、性能や可用性を向上できます。
DM (Drive Module)
磁気ディスクシステム用にパッケージされたハードディスクドライブ。
DoS攻撃
DoSとはDenial of Serviceの略。ネットワークを通じて大量のデータなどを送り付け、トラフィックを増大させ、正当な業務を妨げたりする攻撃のことを指します。ストレージに対して予想される脅威としては、格納されたデータに対しての不正アクセス、データ改ざん、データ破壊そしてこのDoS攻撃が考えられます。
DR (Disaster Recovery)
ディザスタ-リカバリーを省略して、「DR」と呼ばれ、予期しない災害 (地震、火災、水害、テロなど)によって引き起こされる「システム障害を復旧させる作業」という意味。
いかに高信頼なシステムを構築しても、災害などのトラブル時に業務復旧までの損失は無視できません。従来の災害対策で遠隔地へデータを送る際には、処理速度やセキュリティ面からファイバチャネルや広域Ethernet等 (専用回線)を用いた SAN-WAN-SANの転送形式が主流ですが、必要となるネットワーク機材や、専用回線維持費を含めた運用コストの課題もあります。
「ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF series」では、iSCSIインターフェースとIP回線を利用した LAN-WAN-LANのDR機能を提供している。(iSCSIインターフェースによるリモートコピー(リモート・アドバンスト・コピー機能(REC)))
DTC(Dynamic disk traffic controller)
複数サーバからのI/Oリクエストが同一RAIDグループに対して発生した際、アクセスパターン (ランダム、シーケンシャル)に応じた最適な処理を行い、安定した稼動とレスポンスを提供する機能。
Dual Link Card
ETERNUS SX300S ニアラインSATAディスクドライブのインターフェースに接続されたコントローラーへのパスを2重化する基板。これによりディスクドライブとコントローラー間のアクセスパスは2重化され、万一のコントローラー故障時にもアクセス経路を確保。
DVCF (Dual Volume Control Facility)
二重化ボリューム機能。
EBCDIC (Extended Binary Coded Decimal Interchange Code)
IBMメインフレームとその互換システムで利用されている、8ビット長の文字コード・セット。
EDRC (Enhanced Data Recording Capability)
磁気テープのデータ圧縮方法の一つ。IBM社の圧縮方式であるIDRCとの互換性がある。
EOT (End of Tape mark)
磁気テープの終点を示す位置。
ESCON (Enterprise System CONnection)
IBM社が開発した、入出力装置用の光ファイバーインターフェース。
Ethernet (イーサネット)
米Xerox社が1973年に開発したバス型構内ネットワーク(LAN)方式。
Fabric
「ファブリック」参照。
Fast SCSI
1Byte幅で最大10MB/secのデータ転送が可能なインターフェース。
Fast Wide SCSI
2Byte幅で最大20MB/secのデータ転送が可能なインターフェース。
FC (Fibre Channel)
シリアル転送を行うためのインターフェースの一つ。サーバとの高速転送/長距離伝送が特長。
FC-AL (Fibre Channel Arbitrated Loop)
ファイバチャネルの接続方法の一つ。複数の装置をループ状に接続する形態。
FCLINK
富士通製メインフレーム(GS21)とストレージ間、スイッチとストレージ間で高速・大容量のデータ転送を実現する富士通独自の光ファイバーインターフェース。最大転送速度 毎秒 8ギガビット(8Gbit/s) の光ファイバーを使用し、メインフレーム環境で大容量のデータ転送や長距離区間の高速データ転送を実現します。
FC over SONET
SONET(光同期通信網)にFC(ファイバチャネル)フレームを直接マッピングして、広域SANを実現する技術。プロトコル・オーバー・ヘッドが少なく、高効率かつ低遅延で通信 可能で、弊社とKDDI株式会社は共同でこの技術をディザスターリカバリー・システムに応用。
FCIPゲートウェイ機能
ファイバチャネルにより転送するデータをプロトコル変換し、IPネットワーク上で転送する機能。
FCIPトンネリング
Fibre ChannelコマンドをIPネットワーク経由にて直接通信できるFCIPの特性を使用し、遠隔地にあるSAN同士をWAN経由で接続可能にすることで、リソース共有とビジネス継続性の確保を可能にするファイバチャネルスイッチの機能です。本機能により、遠地にある機器に対してデータバックアップが行えるため、不測の災害にも対応した高信頼システムを構築できます。
FCoE
FCoEとは、Fibre Channel over Ethernetの略。SANなどで利用されるファイバチャネルのプロトコルをイーサネット上でやり取りできるようにするANSIで標準化が進められている新しいプロトコル。これによって、LAN(イーサネット)とSAN(ファイバチャネル)とで別々のインフラストラクチャーを構築する必要がなくなり、I/O 統合が実現されます。
FCoEのメリットや展望を図解を交えて解説しています。
FDDI
光ファイバーを使った高速なリング型のLAN方式。
G-H-I
GBIC (Gigabit Interface Converter)
スイッチのポートに差しこんで使用する入出力モジュールで、ポートをネットワークに接続する。活性交換が可能。
GSM/DARCV (ジー・エス・エム / ディーエーリカバー)
データベースとデータセットを一括して高速バックアップする機能とバックアップデータの履歴管理を提供する富士通のソフトウェア製品。
Global Name Space(グローバル・ネーム・スペース)
ファイルサーバの名前空間を統合して、1つの大きな名前空間にディレクトリ構成をまとめる方法(ファイル仮想化)です。 この大きな名前空間がGlobal Name Spaceです。散在していたマウントポイントが一つの統合マウントポイントとなり、全てのクライアントで全名前空間を共用できるようになります。これを使うことで、複数のファイルサーバのディレクトリを統合することも可能となり、クライアントや管理者は、データの物理的な位置に左右されない、一貫したデータ管理ができるようになります。
Green Policy Innovation
富士通グループが取り組む、お客様の環境負荷低減に貢献するプロジェクト。国内では、2007年度から2010年度の4年間の活動で累計700万トン以上のCO2削減を目指す。富士通グループの持つノウハウや技術を活かし、ITインフラの環境負荷低減とIT活用による環境負荷低減を柱にグローバルに推進する活動。
GUI (Graphical User Interface)
グラフィックスを多用したユーザーインターフェース。アイコンなどの図形情報により簡単に入出力を行うことが可能。
Hadoop
Apache Hadoop は、データを複数のコンピュータに分散配置して並列に処理することで、大量のデータを短時間で分析することを可能にするオープンソースソフトウェア。データの分散を担うファイルシステム「HDFS(Hadoop Distributed File System)」と、処理の並列実行を担う「Hadoop MapReduce」から構成されています。
従来、大量データの並列分散処理を実現するには、同期処理などの複雑なプログラムを作成する必要がありましたが、Hadoopでは、そうした複雑なプログラミングを行う必要がありません。データの分散格納・抽出や、作成した処理の並列実行をすべてHadoopが担います。
最近、さらに注目が集まっているビッグデータですが、この分野を支える技術のひとつがこのHadoopです。外付けストレージを組込み効率的な活用例も出始めています。
このHadoop登場背景・仕組み・展望について図解を交えて解説しています。
HDD
HDD(Hard Disk Drive)とは、磁気ディスク装置のひとつです。パソコンなど、ほとんどのコンピュータに搭載されている、代表的な外部記憶装置です。
HDDの仕組みや技術を図解を交えて技術解説コーナーで解説しています。
HTTP (Hyper Text Transfer Protocol
WWWサーバとブラウザ間で情報の送受信を行うプロトコル。
HUB
ネットワークを構築する際に用いられるケーブル中継装置。
IBG (Inter Block Gap)
磁気テープ上で、データブロックを区切るためのギャップ。
ICAP
Internet Content Adaptation Protocolの略。URLフィルタリング、ウイルススキャン、言語翻訳、広告挿入などの、コンテンツ配信における付加価値サービスを提供する機能です。
ICT(Information and Communication Technology)
IT(Information Technology)とほぼ同等の意味として用いられている。ただ、ITとは違い、Communication が加えられている点で情報・知識を伝達し共有する技術を強調した表現になっており、国際的にもITよりもICTという呼称が定着している。
ILM (Information Lifecycle Management)
情報には、生成から活用、参照、保存、破棄というライフサイクルがあり、その各段階で情報の利用価値が様々に変化するため、その変化に応じた管理・アクセス手段を提供する考え方である。 日本語では「情報ライフサイクル管理」という。
情報の価値変化やライフサイクルに応じたデータ管理の考えを図解を交え解説しています。
InfiniBand
Intel社を中心に設立されたIBTA(InfiniBand Trade Association)が策定している次世代サーバI/Oのアーキテクチャー。
技術的にはスイッチを使ったネットワークによってサーバ・I/O間を接続しデータ転送を行う。 転送速度は2.5Gbit/s(500MB/s)を基本として、これを1、4、12本束ねて使用可能であり、最大転送速度は30Gbit/s(6GB/s)となる。
IOPS (Input Output per Second)
単位時間あたりのRead/Write処理数。この値が高いほど、処理能力が高いことを示す。
IP-SAN
IP(Internet Protocol)をベースとしたSANのことです。IP-SANとは、一般的に、IPネットワークを介してSCSI接続を可能にするiSCSI(internet SCSI)を利用して構築したSANを指します。
このIP-SANとFC-SANの特性比・構成を技術解説コーナーで解説しています。
ISV (Independent Software Vender)
ソフトウェアを開発・販売する資本的に独立しているベンダーのこと。
メーカー系、コンピュータユーザー系、独立系などに分類される。
Ipsec
IPsec (IP security) とは、インターネット上で利用される各種プロトコルの標準化を行う団体であるIETF(Internet Engineer Task Force)が標準規格として認定した暗号化通信方式の規格。
ISV (Independent Software Vender)
ソフトウェアを開発・販売する資本的に独立しているベンダーのこと。
メーカー系、コンピュータユーザー系、独立系などに分類される。
iSCSI
SCSIコマンド/データを、TCP/IPパケットの伝送フレームの中に包み込み、IPネットワーク経由で送受信するためのプロトコル規格。
ITガバナンス
企業活動の向上を達成するために、経営戦略に沿って、IT戦略を策定・実行する仕組みを組織内に確立すること。
J-K-L
JBOD(Just a Bunch of Disks)
複数のディスクをまとめて大容量のストレージを実現する技術。RAIDと異なり、ストライピングやミラーリングなどのアクセス性能向上、データの冗長性をもたらす技術はなく信頼性に欠ける。
JCL (Job Control Language)
バッチジョブを実行するための制御文の集まり。
LDE (Logical Device Expansion)
業務を中断することなくRAIDグループに新しいディスクを増設し記憶容量の増加を可能にする機能(ロジカル・デバイス・エクスパンション)
LTD (Look a-side Table Directory)
F649xシリーズなどで使用される高速データ更新機能。キャッシュメモリ上に存在しないトラックへの更新I/Oがキャッシュ上で処理可能になる。
LTO (Linear Tape-Open)
Hewlett-Packard社、IBM社、Quantum社の3社が共同で策定した大容量高速テープフォーマット。
「LTO Ultriumとは」参照。
LU (Logical Unit)
サーバ側から指定される論理ディスク単位のこと。
LUN (Logical Unit Number)
ストレージシステム内のチャネルアダプター配下に定義される論理ユニット番号。
M-N-O
MAID技術
Massive Array of Idle Disksの略。使用頻度の低いディスクドライブのスピンドル回転を停止させることで、消費電力を削減するとともに、ディスクドライブの寿命を延長させる技術。ETERNUS DX seriesではこのMAID技術を応用し、アクセスされる時間が限られているディスクに対し、一定期間スピンドルモーターを停止させて消費電力を削減する「エコモード」を採用しています。(消費電力を削減するエコモード)
MLC(Multi Level Cell)
SSD(Solid State Drive)を構成するNAND素子には、一つのセルあたりに1ビットの情報を記録する方式の「SLC(Single Level Cell)」と、一つのセルあたりに2ビット以上を記録する「MLC(Multi Level Cell)」の2種類がある。
SLCは、書き込み速度と書き換え可能な上限回数が大きいことにより、信頼性が高い反面、コスト高となっているが、MLCはSLCと比べて書き換え可能な回数とデータ保持期間では劣るが、大容量低価格が特長となっている。また、最近では、MLCの欠点である信頼性や書き込み耐久性を向上させた eMLC(Enterprise MLC)が登場している。
MTC (Magnetic Tape Controller)
磁気テープ装置 (コントローラー部)。
MTU (Magnetic Tape Unit)
磁気テープ装置 (ユニット部)。
NAND型フラッシュ
NAND型フラッシュメモリの「NAND」とは「Not AND」の略語であり、否定論理積として、論理回路が行う基本的な論理演算の一つ。その接続構造を用いた不揮発性記憶素子のフラッシュメモリ(電源を切っても記憶情報が保持されるもの)の一種がNAND型フラッシュメモリ。
エントリー向けのETERNUS DX seriesでは、このNAND型フラッシュメモリをコントローラーに搭載している。停電などで電源供給が断たれた場合、SCU(電気二重層コンデンサーユニット)を用いて、コントローラー内にキャッシュされているデータをこのNAND型フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)に退避させる。SCUの電源供給は数十秒から数分で途絶えますが、NAND型フラッシュメモリへ退避したキャッシュデータは保持日数の制限なくデータを保護することができる。
(搭載イメージ)
NAS (Network Attached Storage)
LAN (Ethernet、FDDI等)に直接接続されるストレージの総称。
10年以上の実績を持ちテクノロジーは確立している。NFS、CIFS、HTTP等のプロトコルでファイルにアクセスする。UNIXとNTなど、異なる種類のOS間でファイル共有が可能。
(詳細情報:NAS(ナス)とは)
NEMA(ネマ・ニーマ)規格
NEMA規格とは、National Electrical Manufacturers Association規格の略でアメリカ電機工業会によって標準化された規格です。極配置としては大きくは引掛形と平刃形に分かれて おり、個々のボルト・アンペア数と組み合わせることで規格番号を形成しています。
規格番号ごとにプラグ形状をイラストでご紹介しています。
NetBackup (ネットバックアップ)
VERITAS社の製品。ネットワークに接続されているサーバやクライアントのデータを集中バックアップするためのソフトウェア。
NetWorker
Legato社のクライアント/サーバ型バックアップソフトウェア。Solaris OS版とWindowsNT版を提供。GUIによるバックアップシステム全体の一元管理が可能。
NFS (Network File System)
UNIXで使用されるファイルシステムの一つ。別サーバのファイルにネットワーク経由でアクセスできる。
OCLINK(Optical Channel LINK)
富士通グローバルサーバとストレージ間の高速・大容量のデータ転送を行う富士通独自のストレージ接続インターフェース規格。最大転送速度毎秒17メガバイトの光ファイバーを使用し、最大伝送距離3キロメートル。
OLTP
On-Line Transaction Processing(オンライン・トランザクション処理)の略。複数の端末からネットワークを経由してホストコンピュータに処理要求を行い、処理されたデータを端末に返すまでの一連の処理のこと。
OPC (One Point Copy)
OPC(ワン・ポイント・コピー)は、ディスク to ディスクの高速コピー機能です。ある時点のデータを、業務運用中に同一装置内の別ボリュームへコピー(一次バックアップ)することができます。実コピーは ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF series が自律的に行うため、サーバやネットワークへの負荷がほとんど無いという特長があります。コピーしたデータは主にテープ装置へのバックアップや他開発業務に利用されます。
P-Q-R
PCI(Peripheral Component Interconnect)
インテル社によって開発されたバスアーキテクチャー。
PDU (Power Distribute Unit)
電源分配器。
pNFS
pNFSの「p」は Parallel(パラレル)の意味で、NFS(Network File Sytem)バージョン 4.1のプロトコル規格に新たに追加された仕様です。従来のNFSでは、一つのデータサーバとクライアント間でデータ転送が行われるため、大きなファイルサイズのデータ転送性能は、その通信帯域が上限となっていました。それを複数のデータサーバにデータを分散させて、各々と並列に転送することにより、全体としてデータ転送能力を大幅に高める規格として策定されたのが「pNFS」です。
PRIMERGY
富士通のグローバルブランド IA(Intel Architecture)サーバのこと。
PRIMECLUSTER
高い可用性が要求される企業の基幹業務などの構築に最適な、富士通の高信頼基盤ソフトウェア。クラスタリング技 術と冗長化技術により、システム全体の高信頼化を実現する。
PRIMEFORCE
グローバルサーバ「GS8000シリーズ」と「PRIMEPOWER(プライムパワー)」とPCサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」を組み合わせたマルチサーバ形態の情報システムを一台で実現する中核サーバ。
PROPOSE
PROfessional total supPOrt Serviceの略。富士通が提供している総合サービス体系の名称で、情報・通信分野に必要なサービスの全体像を体系化し、それに基づくサービス商品群を提供している。
PSU (Power Supply Unit)
AC電圧をDCに変換し供給するコンポーネント。
QoS
QoSとは、Quality of Service(サービス品質)の略で、主にネットワーク上に流れるデータの通信品質を確保するための管理技術を指す。身近なものとしては、インターネットでの音声や動画の通信遅延や停止をさせないために、必要な帯域や伝送速度を確保する技術。
近年クラウドサービスが注目されていますが、そのインフラ基盤として、信頼性・可用性・拡張性・セキュリティなどにも、このサービス品質が言及されるようになり、そのサービス品質がどれだけユーザーニーズにあっているかの尺度を表す場合にも用いられる。例えば、そのシステムの可用性は99.99%必要である、もしくは、データ転送速度が100MB/sec必要であるといったイメージ。
一方、ストレージのQoSは、複数のサーバで共有されるストレージの性能を維持するための技術です。このストレージQosの登場背景・仕組み・展望について図解を交えて解説しています。
Quick Loop機能
FC-AL接続をサポートするハブの既存装置に、ファイバチャネルスイッチを接続する機能。
Quota機能
「クォータ機能」参照。
RADIUS
RADIUS (Remote Authentication Dial-In User Service) とは、Livingston Enterprise社が開発したダイヤルアップ、有線 / 無線LAN などのネットワークサービスでの認証に利用されるプロトコル。主にリモート・アクセスにおけるユーザー認証情報を一元管理するしくみ。
RADIUSサーバでは、サーバのネットワークワイドな識別によりユーザーアカウントを設定することができる。具体的にはETERNUS DX seriesのユーザーアカウント情報(ユーザー名、パスワード、ロール名)を外部のRADIUSサーバに持ち、ETERNUSmgr(ETERNUS ディスクストレージシステムの運用管理ユーティリティ)へのログオン時にRADIUSサーバで認証を行うことができる。
RAIDマイグレーション
業務を中断することなくRAIDグループのレベルの変換を可能にする機能。既存の構成を必要に応じて信頼性重視、性能重視、容量重視の構成に変えることが出来ます。(RAIDマイグレーション)
RABAC (Role-based access control)
RBAC(ロールベースアクセス制御)とは、ユーザーアカウント作成時に、役割(ロール)とアクセス制限を割り当て、ユーザーの機能利用制限を設定することができるセキュリティの手法の一種です。セキュリティを重視したシステムを構築する際に本手法を採用することで、不要な機能アクセスによるオペレーションミスや管理工数を削減できます。
RCCU
Remote Console Connection Unit (リモートコンソール接続装置)の略。ノードのコンソールからの入出力を、他のPCからLAN経由で操作させるための装置。
REC
Remote Equivalent Copyの略。ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF seriesが提供するサブシステム間の二重書き機能。遠隔地サイト間でのデータの二重書きをストレージ装置の機能で実現。
RFID
Radio Frequency Identificationの略。微小な無線チップにより人やモノを識別・管理する仕組み。流通業界でバーコードに代わる商品識別・管理技術として研究が進められてきたが、それに留まらず社会のIT化・自動化を推進する上での基盤技術として注目が高まっている。
RLO(Recovery Level Objective)
RLOとは、システム障害発生時、「どのレベルで」システムを復旧させるのか、操業・サービスを再開するかの目標値です。 事業継続・災害対策を構築する上で重要な指標となります。
このRLOについて技術解説コーナーで図解を交えて解説しています。
RPO(Recovery Point Objective)
RPOとは、システム障害発生時、過去の「どの時点まで」のデータを復旧させるかの目標値です。事業継続・災害対策を構築する上で重要な指標となります。
このRPOについて技術解説コーナーで図解を交えて解説しています。
RTO(Recovery Time Objective)
RTOとは、システム障害発生時、「どのくらいの時間で(いつまでに)」システムを復旧させるかの目標値です。事業継続・災害対策を構築する上で重要な指標となります。
このRTOについて技術解説コーナーで図解を交えて解説しています。
RM (Resource Manager)
ディスクストレージシステムシステムのモジュールのひとつ。ディスクストレージシステムシステム内の資源を監視する。
RoHS (Restriction of Hazardous Substances)
EU(European Union: 欧州連合)において、カドミウム, 鉛, 水銀, 六価クロムおよび臭素系難燃剤2種類(PBB:ポリ臭化ビフェニルおよびPBDE:ポリ臭化ジフェニルエーテル)、合計6種類の有害化学物質を新規の電子機器へ適用することを、2006年7月から禁止する指令。
ETERNUSのディスクストレージシステムはこの指令や国等による環境物品等の調達の推進等に関する「グリーン購入法」に基づく調達の基本方針に対応し、さらに、プリント配線板の組み立てはんだを無鉛化し、環境配慮に取り組んでいる。
S-T-U
SaaS(Software as a Service)
ユーザー側でソフトウェアを導入するのではなく、提供者側(プロバイダー)側で稼動しているソフトウェアの機能をネットワーク経由でサービスとして利用できるようにした形態を指す。
SAM-FS (サム エフエス)
LSC社の製品。データを階層的に管理するソフトウェア。
SAN (Storage Area Network)
SANとは Storage Area Networkの略語でサーバとストレージ間を接続するネットワークです。広義には、ストレージ集中、異種サーバ間データ共有、ストレージ統合管理の実現にまで言及する広い概念で、これからの技術と言われています。
現在は、ファイバチャネルを用いて、サーバとストレージをネットワークのように接続する形態が実用化されつつあり、一般的にはこれが 「SAN」 と言い習わされています。現時点では、異なる種類のOS間でファイル共有は不可能。
(詳細情報:SAN(サン)とは)
SANBoot(サンブート)
SANBootとは、サーバが動作するOSやアプリケーションなどのプログラムを、サーバ内蔵ハードディスクに格納するのではなく、SAN(Storage Area Network)に接続されたハイブリッドストレージシステム/ディスクストレージシステムに格納し、SANを介してサーバを起動・動作させる構成形態を呼びます。
通常、サーバ内蔵ハードディスクへ格納しているOSやアプリケーションを高信頼なストレージシステム側へ格納、管理することで、比較的故障率が高いと言われるサーバ内蔵ハードディスク故障の際の修復、再インストールが不要となり、システムの復旧時間を大幅に短縮することができます。
万が一のサーバ故障時には、そのサーバが使用していたOSやアプリケーションを予備サーバへ切り替える簡単な処理でシステムを復旧することができます。
SAS Expander(サス・エクスパンダー)
コントローラーと複数のSASディスクドライブ接続するための中継デバイスのこと。Point-to-Point接続でディスクドライブと接続パスを二重化し信頼性の向上や、データ転送速度を向上している。ETERNUS DX60/DX80/DX90 ディスクストレージシステムに搭載している技術。
(コンポーネントの多重化と活性交換、活性増設に対応)
SATA (Serial AT Attachment)
SATAとは、Serial AT Attachmentの略であり、ATAで採用されていたパラレル転送方式ではなく、シリアル転送方式を採用したディスクドライブ・インターフェースの伝送方式。
SCU(System Capacity Unit)
エントリー向けETERNUS DX seriesに搭載している電気二重層コンデンサーユニットのこと。停電など電力供給が断たれた際、キャッシュされているデータの一次バックアップに使用される。従来この役割を担った装置内蔵バッテリーに代わるもので、定期交換は基本的に不要、産業廃棄物が低減できるといったメリットがある。
(キャッシュプロテクター)
SCSI (Small Computer System Interface)
入出力装置をパソコンやUNIXサーバに接続するインターフェースの一つ。
規格の種類は複数あり、データ転送速度の違いを表で解説しています。
SED
SEDは Self Encrypting Drives(自己暗号化ドライブ)の略。ドライブ内にAES(Advanced Encryption Standard)エンジンと呼ばれる暗号化チップと暗号化キーを搭載したハードディスクドライブです。ドライブ自身が暗号化の処理を行うため、ストレージシステムのファームウェアで実行していた暗号化処理が解消され、パフォーマンスの劣化を招くことなくデータの暗号化を実現します。
Simple SAN
SAN構築の複雑さを隠すことでWindows環境のSAN導入を簡素化し、コストを抑えることを目的としたMicrosoft社のプログラム。当プログラムでは、ストレージベンダーと連携してSANの各コンポーネントのセットアップを簡素化させるなど、SAN導入を促進している。
SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
UNIXの電子メール機能を実現するためのプロトコルおよびソフトウェア。
SLC(Single Level Cell)
SSD(Solid State Drive)を構成するNAND素子には、一つのセルあたりに1ビットの情報を記録する方式の「SLC(Single Level Cell)」と、一つのセルあたりに2ビット以上を記録する「MLC(Multi Level Cell)」の2種類がある。
SLCは、書き込み速度と書き換え可能な上限回数が大きいことにより、信頼性が高い反面、コスト高となっているが、MLCはSLCと比べて書き換え可能な回数とデータ保持期間では劣るが、大容量低価格が特長となっている。また、最近では、MLCの欠点である信頼性や書き込み耐久性を向上させた eMLC(Enterprise MLC)が登場している。
SnapOPC+
ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF seriesが提供する「アドバンスト・コピー機能」のコピー作成の仕組みのひとつ。データ更新時に業務ボリュームの更新前の部分データ(旧データ)のみを複製ボリュームにコピーし、更新部分の世代管理をすることができます。そのため、より少ないコピー先領域でディスクベースの世代バックアップが利用できます。
SnapMirror® 機能
SnapMirror®機能は災害対策や参照データの広域自動配布を実現するNR1000F series ネットワークディスクアレイ専用のオプション制御機構です。LANまたはWANを経由して遠隔地へ設置されたNR1000F seriesへのミラーリングを行うことで、データの複製を複数台のNR1000F seriesで管理することが可能です。ミラーリングは自動設定が可能で、2回目以降は差分のみを反映するため、ネットワークへの負荷も抑えることができます。また、広域多数のクライアントから参照されるデータを分散化することでネットワークの負荷を分散することも可能です。
SNMP (Simple Network Management Protocol)
TCP/IPネットワーク管理の標準プロトコル。ネットワークの構成や、ハブ、ルータ等のネットワーク機器に関して管理情報のやり取りに使用される。
SPC (Storage Performance Council)
ストレージサブシステム用のベンチマークテストの定義・標準化・推進を目的として設立された非営利団体の名称。
SSD(Solid State Drive)
フラッシュメモリを用いた記憶装置であり、HDD (Hard Disk Drive)の代わるものとされている。SSDは、ヘッドやモーターといった機械的部分が存在しないため、耐衝撃性に優れ、ヘッドを移動させるためのシークタイムや、データがヘッド位置まで回転するサーチタイムがないため、HDDに比べ高速化されている。さらに、消費電力も大幅に少なくなっており、グリーンITのひとつとして注目されている。
- SSDとHDDの特性比較・メリット・展望等を技術解説コーナーで解説しています。
- SSDに搭載されるフラッシュメモリにはNAND型とNOR型があり、その違いについて進化するSSD(技術解説コーナー)で解説しています。
SSH(Secure Shell)
SSHではTCP/IP ネットワークを経由して、あるコンピュータから別のコンピュータへデータを転送する際、共通鍵暗号方式(DES, AESなど)を用いて暗号化するとともに、共通鍵そのものも公開鍵暗号方式によって隠すことで、高い安全性を得ています。
SSL(Secure Socket Layer)
インターネット上で情報を暗号化して送受信するプロトコル。ブラウザとウェブサーバがSSLサーバ証明書(公開鍵と秘密鍵)を利用して暗号化通信を行うため、大切な情報を安全に送受信することが可能です。 ウェブで利用されるhttps(Hyper Text Transfer Protocol over SSL)は、このSSLの暗号化技術をhttpに取り入れたものです。
Systemwalker (システムウォーカー)
最適なITシステムを実現する、富士通の統合運用管理ソフトウェア群。
TCO (Total Cost of Ownership)
コンピュータ (ハード、ソフト)の導入費用だけでなく、導入後に係る保守、教育、運用費等を含めたシステムの総経費のこと。
TDMF (Transparent Data Migration Facility)
業務を停止することなく、データを移行する為の機能。
Thin Provisioning
Thin Provisioning(シン・プロビジョニング)とは、ストレージ容量を仮想化する技術で、未使用容量の効率的な有効活用を可能にする。あらかじめストレージ容量を多めに確保する必要はなく、使用するだけのストレージ容量を確保し、残りの容量はほかのアプリケーションのためにプール化させておくことができ、大幅にストレージ容量の有効活用ができる。(シン・プロビジョニング(Thin Provisioning)とは)
TRIOLE (トリオーレ)
社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」「スピーディーな業務構築」「システムの安定運用とTCO削減」を実現する富士通のIT基盤。
U(ユー)
1U(ユー)とは、高さ 44.45mm(1.75インチ)の単位のこと。
電子機器を共通のラックに収納しやすくなるよう EIA(米国電子機械工業会)によって定められた TIA/EIA-310-D という規格。例えば、サーバやストレージを収納する共通ラックの高さが「45U」あれば、1台「5U」の装置は9台収納できると算出が容易になる。
Ultra SCSI
1Byte幅で最大20MB/secのデータ転送が可能なインターフェース。
Ultra Wide SCSI
2Byte幅で最大40MB/secのデータ転送が可能なインターフェース。
Unified Storage
ひとつのストレージでFC、iSCSI、NFS、CIFSといった複数のプロトコルをサポートし、管理、運用体系が統一されたストレージ。
UPS (Uninterruptible Power Supply)
無停電電源装置。
V-W-X
VASA
VASA(VMware vSphere Storage APIs for Storage Awareness)とは、vSphere/vCenter とストレージシステム(ETERNUS DX seriesおよびETERNUS AF series)の連携により、ストレージシステムの装置情報を取得するためのAPIです。これにより、VMware でのストレージの仮想インフラ統合や、Distributed Resource Scheduling(DRS)機能、ストレージ装置トラブルシューティングの強化を図ることができます。
VDS
Microsoft Virtual Disk Serviceの略。
Windows Server 2003 R2 や Windows Server 2008に搭載されているVDSは、ストレージ管理インターフェースをサポートするソフトウェアです。VDSによって、DAS および SANに接続されたストレージのディスク管理が可能になります。特に、SAN 上のマルチベンダー環境のディスク管理に役立ちます。
VSC(Virtual Storage Console機能)
VMware vSphere仮想化環境とNR1000F seriesのストレージプールを密接に連携させ、統合仮想化環境を実現するソフトウェアです。
VSS
Microsoft Volume Shadow Copy Serviceの略。
Windows Serverにおいてデータ管理を効率的で堅固かつ使い易くするための基盤技術の一つで、ある特定時点の瞬間的なデータコピーを作成する「スナップショット」機能です。
VMware(ブイエムウェア)
VMware とは、1台のサーバ上に複数台の仮想サーバを稼動して、WindowsやLinuxなど複数のオペレーティングシステムを同時に実行するソフトウェアです。VMware 上で動作する仮想サーバはそれぞれ独立したサーバとして認識され、物理サーバが複数台ある環境と同等の操作が可能になります。VMwareのテクノロジーを使用することで、サーバ集約による設備・設置スペースの削減、運用管理コストの削減が可能となります。
Wake On LAN
Wake On LAN はネットワークに接続されたコンピュータに対して離れた場所から電源投入の指令を送り、電源をオンする機能です。ETERNUS DXでは、管理端末から「マジックパケット」と呼ばれる信号を受信することで離れた場所から電源投入を行うことができます。
WDM (Wavelength Division Multiplex)
「波長分割多重」と訳される。1本の光ファイバー上に複数の伝送路を多重して伝送する高速伝送技術。
WORM (ワーム)
Write Once Read Many の略で、一度書き込まれたデータの消去・変更ができない追記型の記憶メディアを指す。弊社 ETERNUS4000 アーカイブストレージ等はこのWORM構造により、情報の改ざん/削除を防止し、原本データを確実に保証。
XAM(eXtensible Access Method)
ストレージ業界団体のSNIA(Storage Networking Industry Association)が規定した、参照情報と格納場所とのインターフェース仕様。「ザム」と呼ばれている。アプリケーションとストレージ・システム間でやり取りされるメタデータを標準化することで長期的な保管(アーカイブ)、相互運用、自動化を効率化する。
XBRL (eXtensible Business Reporting Language)
XBRL Internationalが制定、管理している各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語。
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