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ETERNUS AX series
All SAN Array(ASA)
堅牢な専用OS「ONTAP」を採用し、NASの機能を除外したSAN専用モデルで、クラウドとの親和性はそのままに、さらに可用性を向上させた万能ストレージ
ETERNUS AX series ASA概要
ETERNUS AX1200 ASA/AX2200 ASA/AX4100 ASA
ETERNUS AX series ASA(All SAN Array)は、ブロックアクセス利用に最適化された専用ストレージです。長年の実績をもつ、堅牢なストレージ専用OSである「ONTAP」を搭載。業界標準といえるあらゆるプロトコルに応しています。スケールアウト、優れたデータ保護や管理機能、高い可用性等、ハイパフォーマンスと低レイテンシ、そして低コストを実現した万能オールフラッシュストレージです。
ストレージに求められる処理能力と容量コストに加え、高い業務継続性を実現するための機能が網羅された本製品は、高い信頼性が求められる基幹業務システムのストレージとして好適な製品です。比較的コストのかかるオールフラッシュのなかではエントリー寄りの製品となっており、中堅・中小企業のニーズにも対応します。もちろん、基幹業務以外のシステムでも有効に活用可能です。ONTAPの重複排除・圧縮機能はVDI(デスクトップ仮想化)基盤のストレージとして大きな効果が期待でき、Cloud Volumes ONTAPが実現するクラウド連携は、高速処理と大容量を求める分析基盤向けのストレージ要件を満たすことが可能です。
ETERNUS AX1200 ASA | エンタープライズクラスの機能を搭載したエントリーレベルのオールフラッシュ。中・小規模向け |
---|---|
ETERNUS AX2200 ASA | エンドツーエンドでNVMeをサポートしており、エントリーレベルでありながらワンランク上の性能を有したモデル |
ETERNUS AX4100 ASA | NVMe+SASの複数ポートを搭載。高いIOPSを実現しており、ハイエンドモデルに迫る性能を持つミッドレンジモデル |
全モデル、スケールアウト型アーキテクチャを採用しているため、容量・性能の要求に応じてドライブ追加による容量拡張・コントローラー追加による性能拡張のいずれにも対応できます。
主な特長
- 中小企業や大企業のブランチオフィスやテスト環境といった、中小規模の仮想化統合基盤に最適
- 「SnapCenter」ソフトウェアを導入することで、仮想化基盤やアプリケーションと整合性のあるデータ保護・クローンの管理を一元化。
- GUIベースで監視・通知・記録・レポート作成・スケジュールを行うことで、容易なデータ管理を可能
- データへのアクセス頻度に応じた効率的な運用に最適
- ONTAP One for SAN:標準機能からセキュリティ・レプリケーション機能まで、SAN環境に必要な全ての機能をオールインワンで使用可能
ダウンタイムの短縮とスムーズなプロビジョニングを実現
ETERNUS AX/AC seriesは高速SSDを採用したオールフラッシュ構成で、高い処理能力を実現しています。さらにAll SAN Array(ASA)になったことで、信頼性と利便性が向上しているのも見逃せないメリットです。従来のユニファイドモデルでは、コントローラーに異常が発生した際のフェイルオーバー時に若干のダウンタイム(30秒以上かかる場合もある)が発生するといった課題がありましたが、ASAでは2秒程度にまで短縮。実質システムを停止することなくパスを切り替えられ、システムダウンのリスクを軽減することができます。
また、ユニファイドモデルではデフォルトの設定画面がNAS向けのものとなっており、SANストレージとして導入する際には設定画面を切り替える必要がありました。それに対しNAS機能がオミットされたASAでは、デフォルトでSAN向けの設定画面が表示されるため、導入時の設定がスムーズに行えます。ハードウェア的な構築が終わっていれば、数分でプロビジョニングを構成することが可能で、ONTAPの使いやすいインターフェイスと合わせて、導入・運用の負荷を軽減できます。もっと読む
クラウド連携によりデータの価値に基づいた最適なソリューション
長期間にわたってアクセスのないログ・証跡データなど、高速アクセスが必ずしも求められないデータをクラウドへと自動的に退避する「FabricPool機能」を実装しているため、データの無秩序な増大による容量圧迫を防止し、データの価値に基づいた最適なデータ配置を実現します。他のクラウドサービスと比べてコストをかけずに導入できることもメリットです。もっと読む
お客様の事業継続性をハイブリッドクラウドソリューションで支える
ETERNUS AX/AC/HX seriesが採用しているストレージOS「ONTAP」をメガクラウド上で稼働した「Cloud Volumes ONTAP」により、FUJITSU Hybrid IT Service for AWS / Microsoft Azure / Google Cloudといったメガクラウドサービスを組み合わせてハイブリッドクラウド環境を構築し、オンプレミスからクラウドへのバックアップによるディザスタリカバリー環境で迅速な運用再開を実現。投資を抑えたデータ保管先として最適なソリューションをご提供します。もっと読む
厳格なSLA達成を実現
Oracle、SAP、Microsoftの環境向けのストレージ プロビジョニングとデータ管理機能により、ETERNUS AX series All-SAN Arrayでのプロビジョニングとデータ管理を簡単に実⾏できます。QoS目標を設定したストレージのセットアップとプロビジョニングは10分もかかりません。データ保護の関係とポリシーは数回のクリックで作成できます。信頼性に優れたOracle、SAP、SQL、VMware環境を富士通が支援します。もっと読む
ETERNUS AX series ASA 仕様・諸元
モデル名 | AX1200 ASA | AX2200 ASA | AX4100 ASA | ||
---|---|---|---|---|---|
サポートRAID | RAID-TEC(トリプル パリティ)、RAID6(RAID-DP)、RAID4 | RAID-TEC(トリプル パリティ)、RAID6(RAID-DP)、RAID4、RAID6+RAID1またはRAID4+RAID1(SyncMirror) | |||
最大物理容量(注1) | 547.2TB | 734.4TB | 14,688TB | ||
実効容量(注2) | 1,808.0TB | 2,376.4TB | 45,500TB | ||
コントローラー数 | 2~12 | ||||
ホストインターフェース[最大転送速度] | FC[16Gbit/s] | FC[32Gbit/s] | FC[32Gbit/s] | ||
iSCSI[ 10Gbit/s 10GBASE-SR,10GBASE-CR] | iSCSI[ 25Gbit/s 25GBASE-SR4,25GBASE-CR] | iSCSI[100Gbit/s 100GBASE-SR4] | |||
iSCSI[ 10Gbit/s 10GBASE-T] | iSCSI[ 10Gbit/s 10GBASE-T] | iSCSI[ 10Gbit/s 10GBASE-T] | |||
FCoE[ 10Gbit/s] | - | - | |||
- | NVMe/FC[32Gbit/s] | NVMe/FC[32Gbit/s] | |||
ホストインターフェース アダプター数 | AC100~120V | -(注3) | 2 | 8 | |
AC200~240V | -(注3) | 4 | 8 | ||
最大ホストインターフェース ポート数 | FC[32Gbit/s] | AC100~120V | - | 8 | 8 |
AC200~240V | - | 16 | 8 | ||
FC[16Gbit/s] | AC100~120V | 8 | 8 | 16 | |
AC200~240V | 8 | 16 | 16 | ||
iSCSI[100Gbit/s, 40Gbit/s] | AC100~120V | - | - | 12 | |
AC200~240V | - | - | 12 | ||
iSCSI[25Gbit/s] | AC100~120V | - | 8 | 40 | |
AC200~240V | - | 16 | 40 | ||
iSCSI[10Gbit/s 10GBASE-SR,10GBASE-CR] | AC100~120V | 8 | 8 | 40 | |
AC200~240V | 8 | 16 | 40 | ||
iSCSI[10Gbit/s 10GBASE-T] | AC100~120V | 8 | 4 | 16 | |
AC200~240V | 8 | 4 | 16 | ||
FCoE[ 10Gbit/s] | AC100~120V | 8 | - | - | |
AC200~240V | 8 | - | - | ||
NVMe/FC[32Gbit/s] | AC100~120V | - | 8 | 24 | |
AC200~240V | - | 16 | 24 | ||
最大接続サーバ数 | 4,096 | 4,096 | 8,192 | ||
メモリ/不揮発メモリ | 64GB/8GB | 128GB/16GB | 256GB/32GB | ||
最大ドライブシェルフ数 | NS224 ドライブシェルフ(2.5" NVMe SSD) | - | 1 | 2 | |
DS224C ドライブシェルフ(2.5" SAS SSD用) | 2 | - | 20 | ||
ドライブ数 | 8~72 | 8~48 | 12~480 | ||
サポートドライブ | NVMe SSD | 暗号化非対応 | - | 3.8TB, 1.9TB | 3.8TB, 1.9TB |
暗号化対応 | - | 15.3TB, 7.6TB, 3.8TB, 1.9TB | 15.3TB, 7.6TB, 3.8TB, 1.9TB | ||
FIPS暗号化対応 | - | 3.8TB | 3.8TB | ||
SAS SSD | 暗号化非対応 | 7.6TB, 3.8TB, 960GB | - | 30.6TB, 15.3TB, 7.6TB, 3.8TB, 960GB | |
FIPS暗号化対応 | 3.8TB | - | 3.8TB | ||
ドライブインターフェース | SAS | NVMe | NVMe, SAS | ||
外形寸法[ピッチ数] | コントローラシェルフ | W480 × D483 × H85mm[2U] | W483 × D543 × H87 mm[2U] | W483 × D828 × H175mm[4U] | |
NS224 | - | W483 × D543 × H87mm[2U] | W483 × D543 × H87mm[2U] | ||
DS224C | W480×D484×H85mm[2U] | - | W480×D484×H85mm[2U] | ||
最大質量 | コントローラシェルフ | 27.6kg <31.6kg> | 24.6kg <28.6kg> | 49.9kg <53.9kg> | |
NS224 | - | 30.3kg <34.3kg> | 30.3kg <34.3kg> | ||
DS224C | 24.4kg <28.4kg> | - | 24.4kg <28.4kg> | ||
電源条件 | 電圧 | AC100~120V , AC200~240V | |||
相数 | 単相 | ||||
周波数 | 50Hz / 60Hz(+2~-4%) | ||||
最大消費電力[最大皮相電力](注4) | AC100~120V | コントローラシェルフ | 524W(535VA) | 1004W (1,004A) | 1,580W(1,630VA) |
NS224 | - | 848W(848VA) | 848W(848VA) | ||
DS224C | 390W(398VA) | - | 390W(398VA) | ||
最大構成時(注5) | 1,304W(1,331VA) | 1,852W(1,852VA) | 9,380W(9,590VA) | ||
AC200~240V | コントローラシェルフ | 514W(526VA) | 1079W (1,080VA) | 1,528W(1,560VA) | |
NS224 | - | 810W(810VA) | 810W(810VA) | ||
DS224C | 383W(392VA) | - | 383W(392VA) | ||
最大構成時(注5) | 1,280W(1,308VA) | 1,889W(1,890VA) | 9,188W(9,400VA) | ||
最大発熱量(注5) | AC100~120V | 4,694kj/h | 6,667kj/h | 33,768kj/h | |
AC200~240V | 4,608kj/h | 6,937kj/h | 33,077kj/h | ||
周囲環境条件 | 温度 | 5~45℃(動作時) | 10~35℃(動作時) | 10~35℃(動作時) | |
湿度 | 8~90%RH(結露がないこと) | 8~80%RH(結露がないこと) | |||
コンセント形状 | AC100V仕様 | NEMA 5-15P IEC60320 C14 | |||
AC200V仕様 | NEMA L6-15P IEC60320 C14 |
- 注1本容量は、1kByte=1,000Byte して計算した物理容量です。
- 注2実効容量は、ストレージ容量削減比率を4:1(SSDを最大数搭載した場合)と想定して、1kByte=1,000Byteで算出したものです。実際の比率は、ワークロードやユースケースに応じて高くなる場合があります。
- 注3コントローラに同梱されるオンボードのホストインターフェースのみサポートされています。
- 注4シェルフに搭載可能な全オプションを搭載した場合の、最大負荷時に必要な電力値、および発熱量
- 注5装置に搭載可能な全オプションを搭載した場合の、最大負荷時に必要な電力値、および発熱量
サポートサーバ/OS
NAS:サポートプロトコル
CIFS, NFS
SAN:サポートサーバ/OS
[注]HBA(ホストアダプター)情報に関してはお問い合わせください。
メーカー名 | 機種 | OS |
---|---|---|
富士通 | 基幹IAサーバ 1000シリーズ 2000シリーズ 3000シリーズ |
Microsoft® Windows Server® 2022 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2022 Standard Microsoft® Windows Server® 2019 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2019 Standard Microsoft® Windows Server® 2016 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2016 Standard Red Hat Enterprise Linux 9 Red Hat Enterprise Linux 8 Red Hat Enterprise Linux 7 VMware vSphere® 8 VMware vSphere® 7 |
基幹IAサーバ 4000シリーズ |
Microsoft® Windows Server® 2022 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2022 Standard Red Hat Enterprise Linux 9 Red Hat Enterprise Linux 8 VMware vSphere® 8 |
|
UNIXサーバ SPARC M10/M12 SPARC Enterprise |
Oracle Solaris 11 | |
PCサーバ PRIMERGY |
Microsoft® Windows Server® 2022 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2022 Standard Microsoft® Windows Server® 2019 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2019 Standard Microsoft® Windows Server® 2016 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2016 Standard Red Hat Enterprise Linux 9 Red Hat Enterprise Linux 8 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 15 SUSE Linux Enterprise Server 12 VMware vSphere® 8 VMware vSphere® 7 Oracle Linux 9 Oracle Linux 8 Oracle Linux 7 |
|
Oracle/Sun | SPARC Servers | Oracle Solaris 11 |
IBM | Power Systems, System p | AIX 7 |
その他 | 各社PCサーバ |
Microsoft® Windows Server® 2022 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2022 Standard Microsoft® Windows Server® 2019 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2019 Standard Microsoft® Windows Server® 2016 Datacenter Microsoft® Windows Server® 2016 Standard Red Hat Enterprise Linux 9 Red Hat Enterprise Linux 8 Red Hat Enterprise Linux 7 SUSE Linux Enterprise Server 15 SUSE Linux Enterprise Server 12 VMware vSphere® 8 VMware vSphere® 7 VMware vSphere® 6 Citrix Hypervisor 8 Oracle Linux 9 Oracle Linux 8 Oracle Linux 7 Oracle Linux 6 |
補足 : サポートサーバ/OSの詳細につきましては、弊社担当営業または弊社パートナーまでお問い合わせください。
特長・機能
新機能情報
- ONTAP One for SANライセンスのサポート(全モデル対応)(2023/12/15)
- ONTAP System Managerの改善:SnapshotへのSnapLock設定が可能(2023/10/31)
- FabricPoolのRead性能向上(2023/10/31)
セキュリティ対策
ETERNUS AX series ASAはストレージ専用OSを採用しているためマルウェア(ランサムウェアなど)に感染することはありません。万が一、ETERNUS AX series ASAに格納されたデータが改ざん(暗号化など)されてしまった場合でもOS独自の機能やソフトで検出と、データ復旧することで 迅速な運用再開ができます。
クラウド連携
クラウド連携によりデータの価値に基づいた最適なソリューション
長期間にわたってアクセスのないログ・証跡データなど、高速アクセスが必ずしも求められないデータをトラブルの未然防止や早期クラウドへと自動的に退避する「FabricPool」機能を実装。データの無秩序な増大による容量圧迫を防止し、データの価値に基づいた最適なデータ配置を実現します。
また、本機能はオンラインデータの退避・階層制御だけでなく、コストを抑えたバックアップ・アーカイブ目的としても有用です。
古い世代のSnapshotデータや、SnapMirrorで生成されたコピーをクラウドへ自動転送。通常時は使用しない大量のバックアップデータを安価なリモートサイトへ退避させることができるため、多数世代を保持するランサムウェア対策などに最適といえます。
お客様の事業継続性をハイブリッドクラウドソリューションで支える
ETERNUS AX/AC/HX seriesが採用しているストレージOS「ONTAP」をメガクラウド上で稼働した「Cloud Volumes ONTAP」により、Microsoft Azure、AWS、Google Cloudといったメガクラウドサービスを組み合わせてハイブリッドクラウド環境を構築し、オンプレミスからクラウドへのバックアップによるディザスタリカバリー環境で迅速な運用再開を実現。投資を抑えたデータ保管先として最適なソリューションをご提供します。
容易な導入と運用性
- Infrastructure Manager(ISM)との連携で実現する企業ITインフラの統合管理
- 容易な導入・活性増設
- System Managerでの容易な装置管理
- 既存のインフラからのデータ移行:Foreign LUN Import(FLI)
- 即時作成と容量効率の良さを特徴とするクローン機能:FlexClone
- データアクセス高速化:FlexCache
システムの健全性とパフォーマンスの監視/管理
Active IQ Unified Managerは、複数台のETERNUS AX series ASAを一元的に監視および管理することができます。安全なストレージ設計構築、多様なストレージリソースの可視化、性能ボトルネックの把握など、効率的な機能を無償でご利用いただけます。
- 統合管理と監視を実現:Active IQ Unified Manager機能
- Active IQ Unified Manager
概要説明編/実践編
(5分でわかる!かんたん動画マニュアル / ETERNUS AX/HX series 機能ガイド)
SSD活用を見据えた最適化技術
独自の追記型ファイルシステム「WAFL」は上書き処理の性能的オーバーヘッドを抑制することに加え、SSDを構成するフラッシュメモリの耐性向上にも効果を発揮する、最適なシステム構成となっています。
また、読み書きが高速なSSDに特化したAll-Flash機に特有のチューニングがOSレベルで組み込まれており、きわめて優れたパフォーマンスを発揮するよう設計されています。
データ保護
高速バックアップ・リカバリ
ファイルシステムと一体化し、性能劣化を起こしにくい Redirect on Write型の Snapshot 機能を実装。日々のバックアップ運用において、性能・容量面のデメリットを負うことなくボリュームあたり最大1,023世代取得でき、必要に応じてごく短時間でファイル単位・ボリューム単位のリストアを行うことができます。バックアップ・リストア運用を改善したい場合には、おすすめの機能です。
災害対策と業務継続
物理障害や災害対策といった観点からは、筐体内の別ボリュームもしくは別筐体を指定した「SnapMirror」によるボリュームミラー作成は最適な解のひとつとなります。万一の事態において、リストア作業なく完全なバックアップコピーを即座に使用可能とし、早急な業務継続への道を拓きます。
NDMPによるテープバックアップ
無停止・安定稼働
ETERNUS AX series ASAはシステムの可用性を高めるため、冗長化構成や機能で信頼性を向上しています。
さらに、3本のパリティを使用する「RAID-TEC」を実装。大容量化が進むドライブに対して業界初となる新しいRAID方式を提唱し、耐障害性を一段と高めつつドライブの容量効率を高めることができます。
- コンポーネントの冗長化、クラスタシステムによる信頼性向上
- アプリケーションレベルの透過的なフェイルオーバー:SnapMirror Active Sync
- 停電時にも不揮発メモリにてデータを保持
- ドライブ交換時にも冗長性維持: rapid RAID recovery機能
- 二重ディスク障害時にもシステムダウンすることなく連続運用が可能:RAID-DP™
- ユーザデータ保証:RAID-TEC
パフォーマンス
効率化機能
データ効率化
かつて高速・高価格だったSSDも近年ではコストダウンが進み、ETERNSU AX series ASAではさらに3段階で効くデータ削減機能を実装。一般的に採用が進みつつある重複排除・圧縮機能に加え、断片データをSSDの4KBブロックへ集約するインラインデータコンパクション機能もあわせて採用。性能面への悪影響を最小限に抑制しつつ、格納データを約3分の1へと削減し、性能とコストのいずれにも妥協のないストレージ環境を実現します。
利用効率アップとコスト削減
~シン・プロビジョニングにも対応する高度な管理機能「FlexVol」とクローン機能「FlexClone」~
企業はストレージシステムの運用管理コストやデータの増大などに悩まされてきました。ETERNUS AX series ASAの仮想ボリュームFlexVolは、仮想化されたストレージ容量を柔軟に拡大・縮小させることができます。また、FlexCloneは書き込み可能な仮想クローンイメージを、通常、フルコピー時に発生するオーバーヘッドなしに瞬時に複製して運用コストを削減することができます。
SSD書き込み上限の考慮不要な保守サポート
ETERNUS AX series ASAに搭載するSSD はすべて3 年間の標準保証期間を設けており、また最大7年間の保守を提供します。
SSDに特有の書き込み量上限を気にすることなくお使いいただくことができます。
また、SSD 使用済み寿命の割合は、CLIコマンドで確認できます。
SSDが一定の割合以上使用されると、自動で管理者に通知が行われスペアドライブにデータが退避されます。
トラブルの未然防止や早期発見
ETERNUS AX series ASAの自動診断ツール「AutoSupport Mail」は、SNMP、Syslogといった業界標準の通信プロトコルをサポートしているため、装置の状態や重要なイベント情報をお客様に通知することで、潜在的な障害の早期発見、未然防止が可能です。
さらに、SupportDeskのリモート通報サービスとAutoSupport Mailを連携することで、ストレージの障害をオンタイムで富士通へ通知し、迅速な保守対応を受けることが可能になります。
システム管理ソフトウェア
ETERNUS AX/AC/HX seriesは、オンプレミス・クラウドを含めた統合管理ツールを完備で簡単システム運用を支援します。
用途 | ソフトウェア名称 | 内容 | ライセンス |
---|---|---|---|
装置管理 (単一クラスタ管理) |
ONTAP System Manager | GUIによる簡単な操作でETERNUS AX/AC/HX seriesおよびONTAP製品の各種設定と管理が可能 | 無償 |
性能管理 | |||
統合管理 | Active IQ Unified Manager | ONTAP ストレージシステムの健全性とパフォーマンスの一元的な監視/管理 | 無償 |
複数クラスタ管理 | |||
クラウド連携 | BlueXP(旧:Cloud Manager) | ハイブリッドクラウドの統合管理 | 無償 |
Cloud Volumes ONTAP(CVO) | クラウド上で動作するONTAP仮想ストレージ | 有償 | |
システム監視 | Active IQ Config Advisor | SANtricity/ONTAP ストレージシステムの構成検証や健常性チェックを行うソフトウェア | 無償 |
Active IQ OneCollect | SANtricity/ONTAP ストレージシステムだけではなく、様々なオペレーティングシステムホストおよびスイッチからデータを収集するデータ収集ソフトウェア | 無償 | |
データ保護 | SnapCenter | ETERNUS AX/AC/HX series のSnapshot を一元管理する統合管理ソフトウェア | 無償 |
SnapCenter Plug-in for VMware vSphere | SnapCenter の機能を使用して仮想マシン、データストア、およびアプリケーションと整合性のあるデータベースを保護するためのソフトウェア | 無償 | |
SnapManager for Hyper-V | Microsoft Hyper-V virtual machines(VM)データの保護/リカバリーをするためのソフトウェア | 無償 | |
VMware連携 | Virtual Storage Console Virtual Appliance/ONTAP Tool for VMware vSphere | VMware vSphere 環境とETERNUS AX/AC/HX series の接続管理を行う仮想アプライアンスソフトウェア | 無償 |
VASA Provider | VMware vSphereおよびVMware vSphereの統合管理をサポートするVMware vCenter Server連携用ソフトウェア | 無償 | |
Storage Replication Adapter for ONTAP | VMware vCenter Server向けのプラグインソフトウェア | 無償 | |
NFS plugin for VMware VAAI | ONTAP のNFS プロトコル用のVMware VAAI のプラグインソフトウェア | 無償 | |
ストレージ管理 | SMI-S Provider | SNIA による標準ベースのストレージ管理インターフェースをONTAP API に変換するソフトウェア | 無償 |
ウイルススキャン | Anti-Virus Connector | ONTAP のウイルススキャンソフトウェア | 無償 |
ストレージ管理 | OnCommand Workflow Automation | ONTAP 向けのストレージ設定・管理プロセスのワークフロー作成と制御を行うソフトウェア | 無償 |
MetroCluseter関連 | MetroCluster Tie breaker | ONTAP のMetroCluster で使用する異常検知(スプリットブレインシンドローム検知)のソフトウェア | 無償 |
ONTAP Mediator | ONTAP のMetroCluster で使用する自動スイッチオーバーを行うソフトウェア | 無償 | |
RcfFileGenerator for MetroCluster IP | MetroCluster IP で使用するスイッチのRcf ファイル生成ツール | 無償 | |
MetroCluster Data Collector | MetroCluster システムのすべてのコンポーネントから継続的に情報を収集するアプリケーション | 無償 | |
データ移行 | 7-Mode Transition Tool | ONTAP 7-Mode で動作しているData ONTAP(ETERNUS NR series)から、ONTAP 9 にデータ移行するためのソフトウェア | 無償 |
ホスト接続 | Windows Host Utilities | サポート対象のホストを、iSCSI またはFC ネットワークに接続するためのサポートソフトウェア | 無償 |
Linux Host Utilities | サポート対象のホストを、iSCSI またはFC ネットワークに接続するためのサポートソフトウェア | 無償 | |
Solaris Host Utilities | サポート対象のホストを、iSCSI またはFC ネットワークに接続するためのサポートソフトウェア | 無償 | |
Unix Host Utilities(AIX/HP-UX) | サポート対象のホストを、iSCSI またはFC ネットワークに接続するためのサポートソフトウェア | 無償 | |
開発キット | Manageability Software Development Kit(SDK) | ONTAP ストレージシステムを監視および管理するアプリケーションを開発するための開発キット | 無償 |
稼働状態調査 | SnapGathers | ETERNUS AX/AC/HX seriesに接続されているMicrosoft Windows システムの稼働状態に関する調査情報の収集 | 無償 |
FUJITSU Storage ETERNUS AX/AC/HX series ソフトウェアダウンロード
ONTAPのアップグレードに伴い、システム管理ソフトウェアのバージョンアップも必要になる場合があります。
申請フォームにご登録いただいた上で最新ソフトウェアを提供いたします。
カタログ・資料・動画
資料名 | 版数 | サイズ |
---|---|---|
ETERNUS AX1200 オールフラッシュアレイ カタログ | 2024年8月版 | 1,255 KB |
ETERNUS AX2200 オールフラッシュアレイ カタログ | 2024年8月版 | 1,053 KB |
ETERNUS AX4100 オールフラッシュアレイ カタログ | 2024年8月版 | 1,079 KB |
断然お得なキャンペーンでイマが買いドキ 特別価格キャンペーン | 2024年10月版 | 588 KB |
ETERNUSとPRIMERGY買うならイマ!! 特別価格キャンペーン | 2024年10月版 | 856 KB |
ETERNUS AB/HB series, AX/AC/HX series - PRIMERGYサポート組み合わせ表 | 2024年4月 第56版 | 320 KB |
補足:ETERNUS 総合カタログ(DXを支えるデータ基盤を実現するストレージシステム)は「カタログ・資料」からご覧いただけます。
ETERNUS AX seriesに関するその他の資料
動画
ダウンロード(ファームウェア/ソフトウェア)
項目名 | 内容 | |
---|---|---|
ETERNUS AX/HX series関連ソフトウェアのサポート期間について | システムの安定稼働を目的とし、最新ソフトフェア版数とサポート期間終了予定日をご紹介 | |
FUJITSU Storage ETERNUS AX/HX series ソフトウェア | 申請フォームにご登録いただいた上で最新ソフトウェアを提供いたします 注:申請時には「富士通ID(登録無料)」が必要となります |
リリース&トピックス
保護と活用は両立可能?データ保護とクラウドの“切っても切れない関係”企業のデータは「貴重な資産」であると同時に「DXを進めるための原動力」でもある。サイバー攻撃などの脅威が深刻化する中、データを守りながら活用するためにはどのようなインフラが必要なのか。その鍵は「クラウド連携」にある。もっと読む「ストレージはより重要な役割を担う」サステナブルな社会を支えるストレージとは?
イノベーションの創出、セキュリティ、地球環境への配慮――激しく変化するビジネス環境において企業に求められるものは増えている。着実に、それでいて発展性のある取り組みを進めるために必要なのはどのようなICTインフラか。もっと読む高いパフォーマンスと信頼性を兼ね備えたエントリークラスストレージ ETERNUS AX1200新登場
エントリークラスでありながら、高い性能と信頼性をもつユニファイドストレージETERNUS AX1200および、SAN専用モデルであるETERNUS AX1200 ASAを新たに提供します。従来のETERNUS AX1100に比べてパフォーマンスが最大40%向上しています。もっと読む「ランサムウェアにやられない」企業になるために、データの「防御力」「検出力」「保護力」「復旧力」を高める、有効なストレージ対策とは?
2023年8月3日に@IT編集部が企画協力するオンラインセミナー「激化する攻撃からデータを守る、“最後の砦”ストレージでの“ランサム”対策」が開催されました。本セミナーレポートでは、@ITでもさまざまな講演で人気を博している川口設計 代表取締役の川口洋氏による、現状を把握するための基調講演、そして、富士通による“感染を前提とした新しい対策”を解説する特別講演を行った内容をご紹介しています。もっと読む失敗しない!オンプレミスのファイルサーバー選択
一括買取かサブスクか。選択を誤らないための成否のポイント
コスト最適化、過剰投資抑制の観点から、オンプレミスのファイルサーバー選択でサブスクリプションに対する関心が高まっています。一括買取か、サブスクか。選択を誤らないためには、メリットとデメリットを見極めることが重要です。容量、コストなど選ぶポイントとともに、クラウドライクに利用できる最新の従量課金プランを紹介します。もっと読むランサムウェア対策の強化と3-2-1ルールによるバックアップ
ETERNUS AX/HX seriesの標準機能で今すぐできる感染被害を最小化する対策強化ポイント
ランサムウェア対策としてバックアップの重要性が高まっています。感染しても、バックアップデータを使って早期復旧が実現できるからです。しかし、バックアップの取り方によっては、復旧データとして利用できないことがあります。ETERNUS AX/HX seriesの標準機能SnapshotとSnapRestoreをベースに、“今すぐできる”感染被害を最小化する対策強化のポイントを紹介します。もっと読むオンプレミスとクラウドを組み合わせた
シンプルバックアップ
クラウドをバックアップ先として選択するにしてもお客様からすると面倒な設定があったり、ハードルが高いと感じられるのが現状です。そこでおすすめするのが、オンプレミスの ETERNUS AX/HX series とクラウド上の Cloud Volumes ONTAP(CVO)を組み合わせたハイブリッドクラウドソリューションで す。Cloud Volumes ONTAP 「CVO」を、クラウド上で利用するまでの操作性を動画でご紹介します。もっと読む【強力な最終防衛】
深刻化するランサムウェアの被害からデータを守れ!
~ランサムウェアとは?その種類・感染経路・事例・対策を把握しよう~
「もしも、自分/自社がランサムウェア攻撃の被害にあってしまったら…」と想像したことはありますか?具体的にイメージすることは非常に重要です。ランサムウェア対策専用の機能を有しているストレージは非常に珍しく、専用機能を搭載しているETERNUS AX/HX seriesは、強力な最終防衛(最後の砦)です。もっと読むデータは21世紀の石油!
DX時代に応えるETERNUS AX/HX 新ストレージへのデータ移行も簡単、スムーズ!多くの企業が取り組んでいるデジタル・トランスフォーメーション(DX)において、「データ」は最も重要なリソースです。データの蓄積・分析を支えるストレージのリプレースには、旧環境からのデータ移行という大変な作業が必要です。本記事では、SANストレージのデータ移行が抱える課題をズバリ解決いたします。もっと読む高度な運用性を誇るストレージがSAN専用All Flash Arrayに進化
~ビジネスクリティカルなワークロードのニーズに応える~All SAN ArrayならではのメリットやETERNUS AX Seriesが提供するSANソリューションを動画でご紹介します。もっと読むデータを確実に守り、VDIの運用課題を一挙に解消
新たな働き方改革を後押しする最新オールフラッシュストレージ昨今のDX・働き方改革におけるトレンドは「VDI」。テレワーク環境の脆弱性を突いた攻撃が増加している現状においては、業務データを自社内で管理できるオンプレミスでVDI環境を構築するのは見逃せないポイントのひとつです。そのカギとなるのが「ストレージの選択」です。本記事では最適なVDI環境構築に優れた製品をご紹介します。もっと読む企業のデータを狙うランサムウェアの新たな脅威!
被害事例から確認する、ランサムウェアの脅威と備えたい3つのポイント働き方改革が推進され多くの企業でテレワークの導入が進む昨今「ランサムウェア」による攻撃はさらに激化しています。
専用ストレージOSだからこそ、感染被害から守れた最適なストレージ。もっと読むさらなる進化!
ONTAP 9.8でデータ管理がこう変わる新バージョンONTAP 9.8ではデータ管理機能がさらに強化され、データ活用が進む時代に最適なストレージ専用OSとして、お客様のデータをより効率的に管理できるよう進化しています。もっと読むリモートワークの拡大でセキュリティリスクが顕在化!
最新ストレージで構築したファイルサーバーの実力とは導入済みの企業やこれから本格的に導入する企業にとって有効な「ファイルサーバーを起点としたリモートワークのセキュリティ対策」について紹介します。リモートワーク拡大の流れは続くと予測される中、十分な準備期間を取れずに導入した企業において、セキュリティ面での課題が顕在化してきています。もっと読むニューノーマル時代に必須のテレワーク環境の構築・運用に向けて業務効率化の要となる最新ストレージソリューションとは・ オンプレミスのITインフラの整備からはじめる効率的なテレワーク環境の構築
・ ハイブリッドクラウド環境の構築も容易でコストや運用負荷の軽減にも効果を発揮
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