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災害対策環境はクラウドで構築できる
~ハイブリッドクラウドを選択肢に~

大規模な自然災害や機器の故障、サイバー攻撃といった有事に備えた対応策として、ITシステムへのBCP対策は必須の要件になっています。従来、BCP対策の一環として、オンプレミスやテープ等を使用した遠隔地へのバックアップは実施されていましたが、管理コストの増大・バックアップサイトの運用コストの肥大化といった課題がありました。
これらの課題はオンプレミスのみの組み合わせ提案では解決が難しいです。しかし、オンプレミスストレージETERNUS AX/AC/HX seriesとFUJITSU Hybrid IT Service for AWS/Microsoft Azure/Google Cloudや、一般的なメガクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境ならば解決することが可能です。

クラウドソリューションのご紹介

ETERNUS AX/AC/HX seriesで採用しているストレージOS「ONTAP」を Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudといったメガクラウド上で稼働させるクラウドソリューションとして、Cloud Volumes ONTAP(CVO)があります。
Cloud Volumes ONTAP(CVO)は、パブリッククラウド上でETERNUS AX/AC/HX seriesと同等の機能を利用できるため、オンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境で、運用も含めたコスト削減やデータ管理の効率化を実現します。

Cloud Volumes ONTAP(CVO)の特徴

オンプレミスと同じ運用の継続

オンプレミス向けに設計されたセキュリティ、バックアップ、ボリューム管理等のストレージの運用を、パブリッククラウド上へそのまま展開することができます。パブリッククラウド環境向けに新規に運用を設計する必要がないため、スムーズにパブリッククラウドを利用できます。また、オンプレミスのストレージOS「ONTAP」が持つ高度なバックアップ・リストア機能で、パブリッククラウド上のCloud Volumes ONTAPとのデータ連携が行えるため、オンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境で、効率的で簡易なデータ連携を実現できます。

ONTAPによる一元管理

プライベートクラウドに設置したオンプレミスのETERNUS AX/AC/HX series、およびパブリッククラウド上のCloud Volumes ONTAP(CVO)を包括的に管理することができます。

実績のあるONTAPの豊富な機能

オンプレミスのストレージ向けに開発されたスナップショットやクローニング、レプリケーション等の基本機能に加え、データ容量削減技術(重複排除、階層化等)をパブリッククラウド上でも活用することができます。実績豊富、且つ、先端のストレージ機能を活用することで、パブリッククラウド上でも高度なデータ管理を行えます。

ONTAP版数が指定できる

Cloud Volumes ONTAP(CVO)はIaaSであるため、ONTAP版数を指定して運用するなど設計・管理作業をカスタマイズすることができます。

補足) 類似のクラウドソリューションとして、Amazon FSx for NetApp ONTAP(以下、FSxN)等(注1)があります。FSxNはPaaSであり、AWSが提供するフルマネージドサービスです。PaaSのため、常に最新のONTAP版数が適用されます。
注1) Azure NetApp Files(ANF)、Cloud Volumes Service for Google Cloud(CVS)

CVOによるシンプルバックアップの操作性を動画でご紹介

本動画はETERNUS AX/HX seriesで制作されていますが、ETERNUS AC seriesも本ソリューションをご利用いただけます

Cloud Volumes ONTAP活用例

Cloud Volumes ONTAPより、下記活用シーン等で様々なメリットを享受することができます。

災害対策環境
FUJITSU Hybrid IT Service for AWS/Microsoft Azure/Google Cloudといったパブリッククラウドサービスと組み合わせた災害対策環境を構築できます。万が一の災害発生時には、Cloud Volumes ONTAP上のデータをもとに業務を再開することもできます。
テスト・開発環境
オンプレミスのストレージOS「ONTAP」が持つ簡単・効率的にクローンデータを作れるFlexClone機能と、パブリッククラウドが持つ容量の増減の柔軟性を組み合わせた運用が実現できます。これにより、テスト・開発の時だけパブリッククラウド上にクローンデータで環境を作り、終了時には削除するという、コストを抑えたテスト・開発環境の構築が行えます。
データ分析環境
オンプレミスと共通の運用をパブリッククラウド上で行えるため、パブリッククラウドの活用が容易になります。堅牢性を求めてオンプレミスに設置したERPシステムから出力したデータを、豊富なコンピュートパワーを柔軟に活用できるパブリッククラウドで分析するといった、オンプレミスとパブリッククラウド間のデータの移動を前提とした運用も簡単に実現できます。

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