本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ETERNUS AX/AC/HX series
データアクセス高速化:FlexCache

FlexCacheは、1つのボリュームのデータを複数のノードでキャッシュする機能で、NASでのみ使用可能です。
また、大量の読み取り処理を要するワークロードのストレージパフォーマンスを向上することができます。
クラスタ内のデータに対してボリューム全体やファイル全体ではなく、アクセスされたデータのみを各ノードにキャッシュします。
データやファイルを利用者の近くにキャッシュとして置くことで、より小さなリソースでより高速なスループットを実現できます。

効果

  • データアクセスを高速化したり、アクセス頻度の高いボリュームのトラフィック負荷を軽減
  • 読み取り処理が多いワークロード、特に同じデータに繰り返しアクセスする必要がある場合に最適
  • クライアント・アクセスのポイントにより近い場所にデータを配置することにより、レイテンシーを削減
  • ネットワークが切断された状況でも、キャッシュデータを提供することによる可用性の向上
  • 大きな負荷がかかっているプライマリ ボリュームをクラスタ全体でキャッシュすることで、クラスタ内の複数ノードにわたる複数クライアントにも対応可能。そのため、読み取り処理が集中するアプリケーションのパフォーマンス ボトルネックが解消
  • ピーク時に合わせたプロビジョニングが不要になることで、ストレージ効率とコスト効率が向上
  • ホットデータセットがクラスタ内のどの場所にあっても、映像レンダリング、チップ設計、地殻解析、および金融市場シミュレーションなど、大量の計算処理を要するアプリケーションのキャッシュを作成して提供可能

具体例

東京や北海道から大阪にあるデータを頻繁にアクセスする場合、FlexCache機能を活用して近い場所にデータを配置すれば、データ アクセスを高速化したり、アクセス頻度の高いボリュームのトラフィック負荷を軽減できます。

大阪東京北海道
FlexCacheなし512MB/s24.4MB/s11.4MB/s
FlexCacheあり512MB/s

※ウィンドウサイズが64Kバイトの場合のTCP最大スループットの理論値から算出

複数のサイトに分散した製品開発やデータベースなど読み取り処理の多いデータの場合により効果を発揮します。

効果が期待できるユースケース

  • EDA (CADなどを使用した電子設計の自動化)
  • メディアレンダリング (3DのCGデータの作成)
  • AI、機械学習、および DL のワークロード
  • ホームディレクトリなどの非構造化 NAS データ (メール、文書、画像、動画、音声など)
  • Git などのソフトウェア構築環境
  • 共通ツールの配布
  • ホットボリュームの性能分散
  • クラウドのバースト、アクセラレーション、キャッシュ
  • MetroCluster 構成をまたぐストレッチ NAS ボリューム

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