本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ETERNUS AX/AC/HX series
データ保護(Snapshot/SnapRestore/SnapMirror/SnapVault/SnapCenter)

ETERNUS AX/AC series オールフラッシュアレイ、ETERNUS HX series ハイブリッドアレイでは、ローカル/遠隔バックアップ、サーバ単位のミラー構成によりお客様のデータを保護します。
また、こうしたデータ保護とクローン管理を一元的に管理するソフトウェアSnapCenterにより、GUI上で、監視、通知、記録、レポート作成、スケジュール作成を行うことができ、容易なデータ保護管理を可能にします。

機能 概要
Snapshot Redirect On Write方式を採用しているため、システム稼働中に瞬時にオンラインバックアップを取得することができる機能です。パフォーマンスに影響を与えず、ファイルのリカバリも非常に簡単です。
SnapRestore ボリューム単位で過去採取したSnapshotの状態に復元する機能です。Redirect On Write方式の特性を生かし高速に復元を実現することができます。
SnapMirror 遠隔地へ高速にデータを転送し、筐体間レプリケーションを実現することができる機能です。
SnapVault 複数のETERNUS AX/AC/HX seriesからバックアップ用のETERNUS AX/AC/HX seriesにデータをコピーすることで統合バックアップを実現する機能です。
SnapCenter データ保護の統合管理ソフトウェアです。

Snapshot:パフォーマンスに影響を与えることなく瞬時にバックアップを取得

Snapshotは、システム稼働中にRedirect on Write方式で差分バックアップを取得する機能です。システムのボリュームサイズや処理状況を問わず、瞬時でSnapshot コピーが作成できるため、システムに負荷がかかりません。
その時点のアクティブデータブロックのメタデータのみ取得することで、スペース効率に優れたバックアップイメージを取得することができます。
また、ボリュームのRead-Only フルバックアップイメージを高速に作成できるため、データすべてを保護することができます。

効果

  • バックアップ処理中でも運用データの更新が可能です。
  • 週、日、時の3つのレベルでバックアップスケジュールが可能です。
  • あらかじめ設定したスケジュールにより、最大1023世代バックアップデータを採取します。
  • 誤ってデータを削除してもコピー&ペーストするだけで容易にデータを復元できます。
  • ユーザー自身でリストア(データ復元)が可能なため、システム管理者の作業負荷を大幅に軽減させることができます。また、Snapshotフォルダを非表示設定にすることにより、システム管理者のみデータ復旧を行う運用にすることも可能です。

SnapRestore:高速・簡単にファイルシステムを一括復旧

SnapRestoreはボリューム内の複数ファイルが破損した場合、Snapshotによってある時点に取得されたSnapshotに一括でデータを復旧させる機能です。データベース、アプリケーションなどは、データをボリューム内の複数ファイルに保存している場合が多く、それらのデータが破壊されてしまった場合、完全に整合性のとれた状態への復旧が必要になるため、このスナップリストアの機能は非常に有効です。

例えば、300GB のデータを破損前の状態にボリュームを復旧させるとします。
従来ではバックアップテープからデータを復元するのに10数時間かかっていましたが、スナップリストア機能を使用すれば、破損前のSnapshotを指定してコマンドを実行するだけで、リブート処理を約30秒で、ファイルシステムを破損前のデータに高速でかつ簡単に復旧することができます。

効果

  • 破損前のバックアップデータを指定するだけでほぼ瞬時に復旧できます。
  • データベース、アプリケーションなどの複数ファイル破損時に整合性のとれた状態に復旧できます。
    (例)300GBのデータベースの復旧例
    テープ装置: 10数時間 → SnapRestore: ほぼ瞬時

SnapMirror:ネットワーク負荷を抑えた非同期コピー機能

SnapMirrorは同一筐体内、またはLAN、WANを経由して遠隔地にETERNUS AX/AC/HX seriesを設置し、自動でミラーリングを行い、複数台のETERNUS AX/AC/HX seriesで同じデータを管理する機能です。

初期化後はスケジューラによる実行または手動実行によりデータが再同期されます。
初期化時の転送ではデータを全部コピーしますが、それ以降の同期処理では差分のみを転送するため、ネットワーク負荷を最小限に抑えることができます。

効果

  • 同一筐体または別筐体へ世代管理されたデータをミラーリング
  • スケジューラによる実行または手動実行によりデータを再同期される
  • ボリューム単位のミラーリング
  • デスティネーションボリュームとソースボリュームの Snapshot コピーは同一
  • 初期転送完了後のデータ転送は差分ブロックのみ転送、ネットワーク負荷を低減

ご参考

ETERNUS AX/AC seriesのSAN環境ではSnapMirror の拡張機能として、アプリケーションをLUN単位で保護し、高速で簡単な自動フェイルオーバーを実現する「SnapMirror Business Continuity」も提供しています。詳細はこちらから

SnapVault:複数のクライアントのデータを統合バックアップ

SnapVaultは、複数のETERNUS AX/AC/HX seriesからバックアップ用のETERNUS AX/AC/HX seriesにデータをコピーすることで統合バックアップを実現する機能です。
曜日、日時単位のスケジュール設定にしたがって、バックアップすることも可能。2回目以降は更新があったデータのみをバックアップするため、バックアップ時のネットワーク負荷を低減できます。また、LAN環境/WAN環境のどちらでも使用可能です。WAN経由で遠隔地へバックアップを行えば、容易に災害対策(DR)が可能です。

効果

  • 別筐体へ世代管理されたデータをバックアップ
  • スケジューラによる実行または手動実行によりデータが再同期される
  • ボリューム単位のバックアップ
  • デスティネーションボリュームにはソースボリュームより長い期間にわたって作成された Snapshot コピーを保持可能
  • 初期転送完了後のデータ転送は差分ブロックのみ転送、ネットワーク負荷を低減

SnapCenter:データ保護の統合管理

SnapCenterは、仮想化基盤や有力なアプリケーションと整合性があるデータ保護とクローン管理を一元的に行える拡張性に優れたソフトウェアです。
また、一元化されたGUIでは、監視、通知、記録、レポート作成、スケジュール作成を行うことで容易なデータ保護管理を可能にします。

特長

  • バックアップ、リストア、クローン管理を簡素化
  • ストレージベースのデータ管理により、パフォーマンスと可用性が向上
  • ロールベース アクセス制御(RBAC)による管理性向上
  • 一元管理が可能なわかりやすいGUI
  • プラグインの追加と強化により、幅広いアプリケーションでより充実した機能を提供

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