ウェルビーイング
ありたい姿
一人ひとりが、自身の大切にしている価値観に向き合い、仕事と生活を通じて、未来の幸せに日々向かっている
2025年度目標
- ウェルビーイング
自身のウェルビーイング実現に向けて、具体的に行動している- 理解浸透に向けて、グローバルにウェルビーイングに関するメッセージの発信
- ウェルビーイングに関する指標開発
- 安全衛生
- 重大な災害発生件数:ゼロ
富士通グループの考えるウェルビーイングとは
富士通グループでは、事業活動の源泉である人に焦点を当てたウェルビーイングを、経営における最重要課題の1つと位置づけています。さらに、2023年度からは、中期経営計画のマテリアリティの1つとして「人々のウェルビーイングの向上」を定めました。社員のウェルビーイングに向き合っていくこと、社会のウェルビーイングに貢献していくことは、富士通グループのパーパス「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」につながると考えています。
富士通グループの考えるウェルビーイングとは「一人ひとりが、自身の大切にしている価値観に向き合い、仕事と生活を通じて、未来の幸せに日々向かっている」状態です。瞬間的に幸福を感じるハッピーではなく、より持続的な幸せを示すウェルビーイングに向けて、社員一人ひとりが個人の視点で「幸せである」と実感できることが大切であると考えています。
富士通グループでは、ウェルビーイングの概念を4つのカテゴリで構成しています。置かれている状況は人それぞれであることから、どのカテゴリに重きを置くかは一人ひとり異なりますが、これらの要素が満たされているとき、私たちは仕事を通じてウェルビーイングが実現されている状態に近づくことができると考えています。
富士通グループの考えるウェルビーイングを構成する4つのカテゴリ
※富士通グループのウェルビーイング活動のテーマカラーは「マゼンタ・オレンジ」です。マゼンタは深い温かさと創造性を、オレンジは新たな展望に向かい常に前進することを表しています。
推進体制
ウェルビーイングの取り組みは、半期ごとに開催している「サステナビリティ経営委員会」において、活動進捗や目標達成状況の確認、新規活動の審議を行い、その結果を経営会議で報告しています。グローバルベースでの活動については、最高人事責任者(CHRO)とウェルビーイングピラーリーダーが担当となり、PMO(Employee Success本部・International CoE)が計画立案と推進を担います。また、各地域からリージョンリードが任命され、各地域での具体的な施策/活動を推進しています。
推進体制
目標と実績
2030年までのウェルビーイング実現ストーリー(目標)
富士通グループでは2030年のありたい姿「企業文化への融合と社会貢献」に向け、ウェルビーイングの実現ストーリーを3ステップで描いています。2030年のありたい姿は、富士通(社員・組織)のウェルビーイングが社会のウェルビーイングとつながっている状態であり、富士通グループのパーパスが実現されている状態です。現在は第一段階として、2024年までに「社員一人ひとりが自分のウェルビーイングを理解し、語ることができる」状態を目指しています。その実現に向けて、「ウェルビーイングの理解・浸透策の展開」と「データドリブンな可視化と分析」の取り組みを推進しています。
2030年までのウェルビーイング実現ストーリー
2023年度実績
<1>ウェルビーイングの理解・浸透策の展開
- ウェルビーイングセッションの実施(2023年9月)
時田CEO、平松CHROと様々なバックグラウンドを持つ社員5人によるウェルビーイングについて考えるセッションを実施し、それぞれが自身の考えるウェルビーイングについて語り合い、ウェルビーイングの理解を深めました。(会場参加:30人、オンライン参加:約680人、アーカイブ配信:約6000人が視聴)
時田さんとウェルビーイングについて語ろう!
- Future Generations Relations活動(2023年12月)
富士通は、2021年3月より社会のウェルビーイングの推進を目的とする企業コンソーシアム「Well-being Initiative」に参画しています。2023年には、参画企業の業種横断活動として、将来世代と対話する「Future Generations Relations活動」を決定しました。「テクノロジーで創る私たちの幸せ」をテーマに、サステナブルな世界の実現に向け、未来を担う子どもたちの知る、考える、創造する力を育むための教育支援プログラムを実施していくことを表明しました。
Future Generations Relations活動における富士通の取り組みとテーマアイコン
- *1Well-being Initiative
日本経済新聞社が公益財団法人Well-being for Planet Earth、有志の企業や有識者・団体等と連携して2021年に発足したInitiative。富士通グループは初年度から参画。
- 国際幸福デーに合わせ、メッセージのグローバル発信(2024年3月)
大塚EVP,グローバルソリューションビジネスグループ副グループ長より、「人々のウェルビーイング」に向けた事業に対する思いと、大塚EVPがウェルビーイングを考える上で大切にしていることをメッセージ発信しました。また、社内ウェルビーイングマスコット「くぉっか」を制作しました。(グローバル含む約12万人向け)
<2>データドリブンな可視化と分析
ウェルビーイングの影響因子の可視化、データ分析結果の人事施策への立案と展開を目的に、2023年11月~12月に国内富士通グループ社員にウェルビーイングサーベイを実施しました。
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回答期間 |
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サーベイデータの分析結果から、ウェルビーイングとエンゲージメントには強い相関があることや、性別や職責によってウェルビーイングの影響因子が異なること、労働時間とウェルビーイングの関係性などがわかりました。今後も分析を進め、社員一人ひとりの自律的なキャリア形成・人生形成を後押しするとともに、富士通グループに関わるすべての人のウェルビーイングを目指していきます。