概要
第四世代となるハイブリッドストレージ
- ETERNUS DX600 S4はSSD/HDDを最大1,056本、物理容量として最大32,440TBを格納することが可能な中規模から大規模環境向けハイブリッドストレージです。従来機種比4倍のメモリ搭載に加え、CPU・メモリ活用技術の革新により、従来比1.3倍の性能向上を実現(当社実測値)。また、従来比2倍の大域幅を持つ最新の32Gbit/s FCホストインタフェースにも対応。接続デバイス数の拡大、アクセスの集中といった、レスポンスの低下が発生しやすかった状況にも安心の環境を提供。高まり続けるストレージへの高度な要求に十分に応える進化を遂げています。
膨大なトラフィックにも負けない圧倒的なパワー
- コントローラー直結型の高速なPCIe-SSDをキャッシュとして利用するExtreme Cacheにより、リードキャッシュ容量を大幅に拡張し、アクセス性能の向上を実現
- Extreme Cacheの搭載により、リードキャッシュ容量が大幅に向上し、サーバ間共用データへの高速アクセスが可能
- フルボリュームの高速コピー機能、差分コピー機能、スナップショット機能をサポートし、業務影響を最小限に抑えたバックアップが可能
- 筐体間コピーをサポートし、遠隔地バックアップによる災害対策が可能。Storage Clusterの適用時はアップサイトへの切り替え処理を行わず継続アクセスが可能
- 主要なコンポーネントを冗長化すると共に、RAIDやキャッシュデータのミラーリングによりデータを冗長化
- ドライブ故障時にデータの冗長性を常に確保し、停電時にもデータを保護。さらに万一、ドライブが故障した場合に、故障したドライブ上に格納されているデータを残りのドライブに高速に再配置して迅速な復旧を実現する「Fast Recovery」をサポート
- 自己暗号化ドライブのサポートにより、ドライブ自体の不正なデータ解読を防ぐことが可能
リソース活用の最適化
- インライン方式の重複排除・圧縮機能を搭載し、典型的な利用用途においてディスクの使用容量を75%(注1)削減するとともに、SSDへの書き込み量自体を抑制することで長寿命化にも貢献
- 容量を仮想化するシン・プロビジョニング機能により、大容量として利用しながら、導入するディスク数を抑制し、投資の最適化を実現
- QoS(Quality of Service)機能により、負荷変動の影響を他のアプリケーションに与えず、安定したパフォーマンスを保つことが可能
- 異種ドライブ混在環境で、データのアクセス頻度を検出し、設定したポリシーに応じてドライブ間でデータ再配置を行うストレージ自動階層制御をサポート
- MAID(Massive Array of Idle Disks)技術を応用し、必要時のみディスクを回転させるエコモードをサポート。さらに未使用ディスクの回転を停止した上で、新たにディスクへの電力供給を停止する機能を実装し消費電力を削減
ストレージ統合環境の実現
- 同一筐体内にSANストレージ領域(ブロックアクセス)とNAS領域(ファイルアクセス)を共存可能なユニファイドストレージであるため、効率的なリソース運用を実現
- 仮想化プラットフォームVMware vSphereのディスクストレージシステム向けAPI「VAAI(vStorage APIs for Array Integration)」をサポートにより、VMware環境のシステム性能を向上
- 仮想マシン単位でボリューム管理するVMware vSphere のVirtual Volumes(VVOL)をサポートし、仮想マシンそれぞれの運用要件に応じたきめ細かなバックアップ運用やリソース管理を実現
- Windows/Linux/UNIXの各種OSをサポートし、富士通製サーバのみならず、各社サーバの接続が可能。SAN接続用にFC、iSCSI、NAS接続用にEthernetの多様なインターフェースをサポート
(注1) ユーザデータの特性により削減率が異なります



