LTO Ultrium™とは
Hewlett Packard Enterprise社、IBM社、Quantum社の3社が共同開発したLTO(Linear Tape-Open)テクノロジーに基づき策定された大容量高速テープフォーマットです。
従来の装置よりも飛躍的に向上させた転送能力、記憶容量が将来、増加の一方をたどるデータに対応していきます。
ロードマップ
現在、Ultrium フォーマットは第12世代までのロードマップが明確にされており、第12世代の製品では最大容量480TB(圧縮時)という驚異的な記録容量を提供する計画が示されています。
将来、より高速・大容量な上位機種を導入しても互換性が維持され、貴重な資産を長期にわたり守ります。
出典: LTOコンソーシアムのロードマップを元に富士通にて作図
LTO Ultrium フォーマット
- LTO Ultrium のフォーマットは1/2インチカートリッジテープとしてはもっとも記録密度の高い製品
- 1/2インチカートリッジテープを4つのデータバンドに分け、ひとつのデータバンドに32個のヘッドを用いて1,664トラック分のデータを記録し、合計6,656トラックのデータを記録(第8世代)
(関連情報:LTO Ultriumフォーマットとは)
- Ultrium テープ ドライブで書き込まれたデータは、他のベンダーにより提供される他のUltrium テープ ドライブと互換性がある
高性能 - Ultrium ドライブ
- Ultrium テープドライブでは以下の転送速度を実現しています。
- 第5世代:280MB/秒 (2:1圧縮時)
- 第6世代:400MB/秒 (2.5:1圧縮時)
- 第7世代:750MB/秒 (2.5:1圧縮時)
- 第8世代:900MB/秒(フルハイトドライブ、2.5:1圧縮時)
大容量 - Ultrium カートリッジテープ
- 第5世代、Ultrium カートリッジテープ:1,280トラックで1巻に3TB(圧縮時)を保管
- 第6世代、Ultrium カートリッジテープ:2,176トラックで1巻に6.25TB(圧縮時)を保管
- 第7世代、Ultrium カートリッジテープ:3,584トラックで1巻に15TB(圧縮時)の高密度、大容量を実現
- 第8世代、Ultriumカートリッジテープ:6,656トラックで1巻に30TB(圧縮時)の効率と性能を大幅に向上
- Ultrium カートリッジテープ内に、テープとは別に不揮発性メモリを記録媒体として搭載
(関連情報:カートリッジメモリ(LTO-CM)とは)
高信頼性
動作環境
サポートテープライブラリ |
ETERNUS LT20 S2/LT20
ETERNUS LT40 S2/LT40
ETERNUS LT60 S2/LT60
ETERNUS LT140
ETERNUS LT260, LT250
ETERNUS LT270 S2/LT270 |
サポートテープ装置 |
ETERNUS LT80 S2/LT80 |
(注)本ページでご紹介している製品・機能・サポート内容などは都合により予告なく変更することがありますので予めご了承ください。
関連情報
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