アダプティブ・テープ・スピード(ATS)およびSpeed Matchingとは、テープの走行速度とデータの書き込み速度を調節し、ホストからのデータ転送速度に一致させることでデータのスループットを最大化させ、データ転送を効率よく行える機能です。
また、テープのリポジショニングをなくし、テープの劣化を防ぎ信頼性を向上させます。
ATSおよびSpeed Matchingでは、バッファ内のデータ量を監視することでテープの走行スピードをコントロールします。
バックアップ時には、上図のようにバッファ内のデータ量が基準点より少ない場合にテープスピードを下げ、基準点より多い場合にはテープスピードを上げるといった制御をします。
また、リストア時にはバッファ内のデータ量が基準点より少ない場合にテープスピードを上げ、基準点より多い場合にはテープスピードを下げるといった制御をします。
(注)本ページでご紹介している製品・機能・サポート内容などは都合により予告なく変更することがありますので予めご了承ください。