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ストレージとは

「ストレージ」とは、一体何なのでしょうか?まずはそこから考えてみましょう。

身の回りのストレージ

辞書によると、ストレージには「保存、保管、格納」という意味があります。ストレージとは、大事なデータを保存しておくための「倉庫」と位置づけることができます。
コンピューター以外にも身の回りにはデータを保管するストレージがいくつもあります。

  • スマートフォンのメモリ
  • SDカード
  • ポータブルSSD/HDD
  • ゲーム機
  • USBメモリ
  • CD/DVD

ストレージの役割

コンピューターの動きを人間に例えると、以下のように見ることができます。

人間の記憶も一時的なため、これを忘れないように保存するのがストレージのイメージです。

ストレージの種類

コンピューター業界では、「データを保管するシステムや装置」のことを指します。ストレージを可能にする装置には、以下があります。

名称概要
HDD(Hard Disk Drive)パソコンをはじめ液晶テレビ、レコーダなど広く一般的に利用されています。アクセス速度・容量ともに優れており、現在は大容量化と低価格化が進んでいます。
繊細なため、衝撃や振動、磁気、熱、湿気、さらにホコリなどには弱いです。
SSD(Solid State Drive)フラッシュメモリとも呼ばれる半導体メモリの一種で、アクセスの速さや省電力、耐衝撃性の強さなどといった特長から、HDD に代わるストレージとして注目されています。HDD に比べ高価ですが、近年価格低下が進んでいます。
しかし、容量やコストについてはまだ課題があります。
磁気テープデータを磁気テープに保存します。データを先頭から終わりまで順番に読み書きするシーケンシャルアクセス速度は HDD より速いです。大容量のカートリッジテープにデータを記録でき、低コストで運用できることが特長です。
バックアップ∕アーカイブ用途など、データの長期保存に適しています。
光ディスクCD や DVD などといった媒体のことを指します。
アクセス速度や容量は HDD より遅くなりますが、小型・軽量なためデータを持ち運びできる利便性があります。また、テープに比べ、大容量のデータを長期間保存可能でバックアップ用途に利用されます。

アクセス速度と容量の関係

掲載日:2009年5月7日
更新日:2024年12月

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