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磁気テープとは
カートリッジテープの構造

カートリッジテープの中に磁気テープが巻かれたリールが入っています。カートリッジの中にホコリやゴミが入らないようにシャッター機構が設けられています。テープの先端にリーダーピンが取り付けられています。
LTO9カートリッジテープのテープ長は、1km(1,035m)を超える長さになります。
LTO テープドライブの構造

以下のような部品や機構で構成されています。
- ローダー機構
カートリッジテープとカートリッジ側リールモーターとを着脱します。 - ローラーガイド
磁気テープを正しく磁気ヘッドと接するようにします。 - リーダーブロック
リーダーピンを引っかけます。 - スレッダ機構
リーダーブロックごと磁気テープをドライブ側リールに引き込みます。 - ドライブ側のリール
カートリッジテープを巻き取ります。 - リールモーター
カートリッジ側とドライブ側のリールを回転させて、磁気テープの送り込みや巻き戻しを行います。
LTO の大容量記録を支える技術

LTO Ultrium とは LTO の規格を指します。
LTOテープの媒体で、「カートリッジ」と呼んで読んでいます。縦横約10cm、厚さ2cmの箱の中に、約1,265cm幅、1,035mの磁気テープがメジャーのように収納されています。
磁気テープには以下の単位があります。合計8,960トラックのデータの読み書きを行います。
- データバンド:テープ幅の4分割
- ヘッド領域:データバンドの32分割
- データトラック:バンドあたりのトラック数70
約1.26cm幅の磁気テープが4つのデータバンドに分割され、データバンドは5本のデータバンドで挟まれます。
第9世代のLTOは一度に32本のデータトラックを読み書きするため、データバンドあたり2,240本、全体で8,960本ものデータトラックを持ちます。
データトラック1本の書き込みに必要なトラック位置精度を例えると、鹿児島から札幌までの約 1,600km の間を左右1mmのブレもなく走り続ける、驚異的な制御技術です。

掲載日:2024年12月
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LTO Ultrium™テープドライブを搭載したデータ保護に求められる要件とコストバランスを満たし、遠隔地へのフルバックアップ保管や長期にわたるアーカイブ保管など、オフライン管理の用途に最適
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