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1. フラッシュメモリを活用したSSD

フラッシュメモリとは、データの書き込み・消去を自由に行える不揮発性の半導体メモリです。カメラのフラッシュのように一瞬で消去できることからフラッシュメモリと名付けられたともいわれています。アクセスが高速で小型かつ消費電力が低いことから、モバイル向けのノートPCで利用されるようになりました。最近では、PCに限らず、企業向けのサーバやストレージでの利用が進んでいます。

このフラッシュメモリには構造や特性の違いからNOR型(ノア)とNAND型(ナンド)があります。違いや特徴は『進化するSSD(Solid State Drive)』で詳しく解説しています。

企業向けのストレージでは、書き込みが高速かつ高集積化(=大容量化)が可能なNAND型フラッシュメモリが採用され、それを集積したものがいわゆるSSD(Solid State Drive)です。

このNAND型フラッシュメモリが使われるSSDは主に2種類あります。1つのセルに1ビットのデータを保存する「SLC(Single Level Cell)」と、1つのセルに2ビット以上のデータを保存する「MLC(Multi Level Cell)」です。SLCはMLCに比べて構造が単純なため高速でデータを保存することができます。書き換え可能回数も多いので、主に信頼性が求められる企業向けのサーバやストレージのSSDとして使われてきました。一方MLCは、SLCに比べて書き換え可能回数が少なく寿命も短いなど信頼性では劣りますが、容量が大きく安価なため、主にパソコン向けのSSDとして使われてきました。このような使い分けが主流でしたが、昨今、MLCの大容量化に伴い、MLCを企業向けのサーバやストレージで利用されています。MLCの課題となる書き換え可能回数の制限については、ストレージベンダー独自の技術や「ウェアレベリング(書き換え回数の均等化)」などで解決しています。

このフラッシュメモリを集積したSSDは、近年、生産効率や集積度も高くなったことで、低価格化に加えテラバイト級に記憶容量が増えるなど進化しています。企業向けストレージシステムでは従来主流であったHDDとSSDの混在したハイブリットストレージから、すべてがSSDのオールフラッシュストレージも登場するなど利用が拡大しています。

掲載日:2017年7月26日

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