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9. データベース運用に最適なオールフラッシュストレージ

多様化、大容量化が進む企業データを効率的に管理・活用するために、データベース運用が欠かせません。一般的にはサーバのメモリ上にインデックスを配置し、データをバッファに一時的にキャッシュしてデータベース処理の高速化を図り、順次ストレージへデータが格納されていきます。以降、読み取り、書き込みのアクセスが行われます。

サーバのCPUは、コア単体の性能向上と搭載可能なコア数の増加により、10年間で約10倍以上性能が向上しています。サーバ1台あたりに実装可能なメモリの容量も、10年前と比べると100倍以上伸びています。一方、HDDストレージは、容量が大きく伸びているものの、HDDそのもののIOPS性能には大きな改善は見られません。そのため、サーバとの性能差により、HDDストレージへの入出力がボトルネックになり、処理遅延が発生する可能性があります。

SSD(以下、フラッシュ)のIOPS性能はHDDの100倍以上になるため、オールフラッシュストレージの導入により、ストレージ入出力のボトルネックを解消できます。また、応答性が高く、アクセスの負荷が急増しても、レスポンスタイムを短く抑え、遅延を引き起こすことはありません。

フラッシュは、性能面ではHDDを大きく上回りますが、その分価格が高く、導入を妨げる要因になっていました。近年、フラッシュの容量単価が下がったことで、オールフラッシュストレージの導入が進んでいます。容量単価ではまだHDDに及びませんが、たとえば、1万IOPSの性能を達成するためには1台あたり2百IOPSのHDDを100台用意してRAID10(ミラーリング+ストライピング)を構成する必要がありましたが、フラッシュであれば2台のRAID1(ミラーリング)構成で代替が可能です。このような性能単価に優れるだけでなく、省スペース、省電力、台数が減ることでの低故障率などを考えると、TCOではフラッシュが断然優位と言えます。最近では、IOPS性能が高く低レイテンシーのオールフラッシュストレージを導入し、複数のデータベースを集約する事例も増えています。

掲載日:2017年11月16日

製品ラインナップ

ETERNUS AX series

仮想化システムで求められる、ブロックアクセスによる高いレスポンス性能と、ファイルアクセスによる簡易なデータ管理という2つの異なるデータアクセス形式を、一台のストレージで柔軟に実現

ETERNUS AB series

卓越したIOPS性能と低レイテンシを実現し、基幹システムやHPCに適したシンプルなブロックストレージ。ストレージ要件に応える機能によって、データ保護と活用をサポート

ETERNUS NR1000A series

ネットワーク処理とファイルシステム処理を一体化し、オールフラッシュに特化したユニファイドストレージ。信頼性も高く、高いパフォーマンスを必要とする環境で力を発揮

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