本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ETERNUS LT series
高度なテクノロジーを採用した LTO Ultriumフォーマット

LTO Ultriumフォーマットは、Ultrium規格に基づき、データの信頼性を確保するために、次のように高度なテクノロジーを採用しています。

データの誤りを検出・訂正するECC(Error Correcting Code)

LTO Ultriumは、データの誤りを検出・訂正するために、2つのレベルのECC(Error Correcting Code)を利用して冗長性を持たせています。データにこれらのECCが付加された後、テープに記録されます。

容量を決定する重要な要素「トラック数」

容量を決定する重要な要素の一つは、テープのトラック数です。
例えば、第一世代Ultriumドライブは、8個のヘッドがテープの端から端までを左右に6往復、合計12回行き来することで96トラックを一つのデータバンドに書き込みます。一つのメディア上には、このデータバンドが4本存在しており、合計で384本のトラックが書き込まれます。

図:LTO Ultrium1 フォーマット (データレイアウト)

総トラック一覧

データバンド数ヘッド数各データバンド
往復回数
総トラック数
LTO Ultrium1486×2384
LTO Ultrium2488×2512
LTO Ultrium34166 forward
5 reverse
704
LTO Ultrium4487×2896
LTO Ultrium541610×21,280
LTO Ultrium641617×22,176
LTO Ultrium743214×23,584
LTO Ultrium843226×26,656

データの読み書きエラーを低減 「アドバンスドサーボシステム」

データのトラッキングを正確に行うために、サーボ機構には「アドバンスドサーボシステム」が採用されています。これは、ハードディスクなどで使用されている技術と同様のもので、メディア上のトラックと平行に書き込まれたクシ型のサーボ情報を読み取ることで、テープの伸縮や振動などを補償する機構です。これにより、データの読み書きエラーを低減させる効果があります。
さらに、Ultriumではこのサーボ情報を各データトラックの上下に書き込む「デュアルサーボ」を使うことで冗長化を持たせています。高密度の世界では、ほんのわずかなヘッドのズレが致命的な読み取りエラーの原因となります。ドライブに加わる振動などがこのズレの大きな原因の一つです。
スムーズに移動するセラミックベアリングで支えられたヘッド台座と「アドバンスド・デュアル・サーボシステム」により、Ultriumドライブのヘッドは常に、最適なトラッキング状態を保つように設計されています。

動作環境

サポートテープライブラリETERNUS LT20 S2/LT20
ETERNUS LT40 S2/LT40
ETERNUS LT60 S2/LT60
ETERNUS LT140
ETERNUS LT260, LT250
ETERNUS LT270 S2/LT270
サポートテープ装置ETERNUS LT80 S2/LT80

(注)本ページでご紹介している製品・機能・サポート内容などは都合により予告なく変更することがありますので予めご了承ください。

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