本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

災害対策環境はクラウドで構築できる
 ~ハイブリッドクラウドも選択肢に~

大規模な自然災害や機器の故障、サイバー攻撃といった有事に備えた対応策として、ITシステムへのBCP対策は必須の要件になっています。従来、BCP対策の一環として、オンプレミスやテープ等を使用した遠隔地へのバックアップは実施されていましたが、管理コストの増大・バックアップサイトの運用コストの肥大化といった課題がありました。
これらの課題はオンプレミスのみの組み合わせ提案では解決が難しい課題ですが、富士通のオンプレミスストレージETERNUS AX/AC/HXとFUJITSU Hybrid IT Service for AWS/Microsoft Azureや、一般的なメガクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境ならば解決することが可能です。なお、富士通であれば、オンプレミスからクラウドまでサポートできます。

クラウドソリューション紹介

ETERNUS AX/AC/HXで採用しているストレージOS「ONTAP」をメガクラウド上で稼働させるクラウドソリューションとしてCloud Volumes ONTAP(CVO)、Amazon FSx for NetApp ONTAPがあります。
Cloud Volumes ONTAP(CVO)はIaaS(Infrastructure as a Service)、Amazon FSx for NetApp ONTAP はPaaS(Platform as a Service)であり、それぞれ運用に適したソリューションを選択することができます。
この2つのソリューションについてご説明します。

Cloud Volumes ONTAP(CVO)

Cloud Volumes ONTAP(CVO)は、ETERNUS AX/AC/HXが採用しているストレージOS「ONTAP」をFUJITSU Hybrid IT Service for AWS/Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureといったパブリッククラウド上で稼働するクラウドソリューションです。

Amazon FSx for NetApp ONTAP

Amazon FSx for NetApp ONTAPはAWS社が提供するAmazon FSxというファイルシステムの一つです。ETERNUS AX/AC/HXが採用しているストレージOS「ONTAP」とフルマネージドなAWSのサービスを共に使用するクラウドソリューションです。Amazon FSx for NetApp ONTAPは FUJITSU Hybrid IT Service for AWS、Amazon Web Services(AWS)上でのみ稼働するクラウドソリューションです。

Cloud Volumes ONTAPAmazon FSx for NetApp ONTAP比較

Cloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAP共にパブリッククラウド上でETERNUS AX/AC/HXと同等の機能を利用できるため、オンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境で運用も含めたコスト削減やデータ管理の効率化を実現します。
Amazon FSx for NetApp ONTAPはPaasとなり、AWSが提供するフルマネージドサービスとなります。予め決められた構成から選択するため、設計・管理作業を実施する必要はありません。一方、CVOは、Iaasとなり、お客様の運用に適した構成構築、管理作業を実施することになります。また、FSx for NetApp ONTAPはAWSのみですが、Cloud Volumes ONTAPは他のメガクラウドにも対応しています。

ハイブリッドクラウド運用における特徴

オンプレミスと同じ運用の継続

オンプレミス向けに設計されたセキュリティ、バックアップ、ボリューム管理等のストレージの運用を、パブリッククラウド上へそのまま展開することができます。パブリッククラウド環境向けに新規に運用を設計する必要がないため、スムーズにパブリッククラウドを利用できます。また、オンプレミスのストレージOS「ONTAP」が持つ高度なバックアップ・リストア機能で、パブリッククラウド上のCloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAPとのデータ連携が行えるため、オンプレミスとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境で、効率的で簡易なデータ連携を実現できます。

Cloud Managerによる一元管理

Cloud Managerは複数のプライベート、または、パブリッククラウドのストレージを一元管理できるシステムです。プライベートクラウドに設置したオンプレミスのETERNUS AX/AC/HX、およびパブリッククラウド上のCloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAPの管理を効率化することができます。

実績のあるONTAPの豊富な機能

オンプレミスのストレージ向けに開発されたスナップショットやクローニング、レプリケーション等の基本機能に加え、データ容量削減技術(重複排除、階層化等)をパブリッククラウド上でも活用することができます。実績豊富、且つ、先端のストレージ機能を活用することで、パブリッククラウド上でも高度なデータ管理を行えます。


※Amazon FSx for NetApp ONTAPはFUJITSU Hybrid IT Service for AWSで動作します。

CVOによるシンプルバックアップの操作性を動画でご紹介

ETERNUS AX/HX seriesとCloud Volumes ONTAP
オンプレミスとクラウドを組み合わせた
シンプルバックアップ

Cloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAP活用例

Cloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAPにより、下記活用シーン等で様々なメリットを享受することができます。

災害対策環境
FUJITSU Hybrid IT Service for AWS/Microsoft Azureといったパブリッククラウドサービスと組み合わせた災害対策環境を構築できます。万が一の災害発生時には、Cloud Volumes ONTAP、Amazon FSx for NetApp ONTAP上のデータをもとに業務を再開することもできます。
テスト・開発環境
オンプレミスのストレージOS「ONTAP」が持つ簡単・効率的にクローンデータを作れるFlexClone機能と、パブリッククラウドが持つ容量の増減の柔軟性を組み合わせた運用が実現できます。これにより、テスト・開発の時だけパブリッククラウド上にクローンデータで環境を作り、終了時には削除するという、コストを抑えたテスト・開発環境の構築が行えます。
データ分析環境
オンプレミスと共通の運用をパブリッククラウド上で行えるため、パブリッククラウドの活用が容易になります。堅牢性を求めてオンプレミスに設置したERPシステムから出力したデータを、豊富なコンピュートパワーを柔軟に活用できるパブリッククラウドで分析するといった、オンプレミスとパブリッククラウド間のデータの移動を前提とした運用も簡単に実現できます。

詳細情報

CVOを導入したお客様の事例

メタウォーター様 導入事例

(お客様の声)
「CVOを利用したDR環境の構築は、必要なときに必要なリソースを使えるクラウドのメリットを活かせることから、コールドスタンバイのために物理的にサーバーを用意する必要がありません。コストを抑制し、効率的かつ確実なDR環境を構築できます」

あわせて読みたい

保護と活用は両立可能?データ保護とクラウドの“切っても切れない関係”

企業のデータは「貴重な資産」であると同時に「DXを進めるための原動力」でもある。サイバー攻撃などの脅威が深刻化する中、データを守りながら活用するためにはどのようなインフラが必要なのか。その鍵は「クラウド連携」にある。

富士通だからできる クラウドとオンプレミスのストレージをシームレスに組み合わせた提案~災害対策をシンプルにするという選択肢~

ETERNUS AX/AC/HX seriesのご提案するハイブリッドクラウドソリューションは多くのお客様が抱える課題の解決策となります。「増え続けるデータを効率的に管理したい」というニーズに応えるソリューションや災害対策環境をフルマネージドにするという選択肢をご紹介します。

ストレージシステム ETERNUS製品・サービスに関するお問い合わせ

Webでのお問い合わせ

  • 入力フォーム

    当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

  • 0120-933-200
    (通話無料)

    富士通コンタクトライン(総合窓口)
    受付時間 9時~12時 および 13時~17時30分
    (土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)

この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。

ページの先頭へ