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エアギャップとは

「エアギャップ」とは、バックアップデータがネットワークから完全に物理的に分離されている状態を指します。つまり、インターネットや社内ネットワークに接続されていない、オフラインの状態です。これは、ランサムウェアやマルウェアなどのサイバー攻撃からバックアップデータを保護するための重要なセキュリティ対策です。エアギャップを実現する方法は、主に以下のとおりです。

物理的な分離

バックアップメディア(ハードディスクまたはテープなど)を、ネットワークに接続されていない安全な場所に保管します。

例:オフサイトの金庫、ネットワークに接続されていない専用のサーバールームなど

ネットワークからの切断

ネットワーク接続されたストレージにバックアップを取ったあと、そのストレージをネットワークから物理的に取り外し、安全な場所に保管します。

図1. ETERNUS LT テープライブラリを使用したエアギャップ
図2. エアギャップの使用例

エアギャップは、ネットワークベースの攻撃に対して非常に効果的な防御策となります。ネットワークに接続されていないため、ランサムウェアがバックアップデータにアクセスして暗号化することはできません。しかし、エアギャップにも限界があります。

物理的なアクセス

物理的にアクセスできる人物によって、バックアップメディアが盗難・破壊・改ざんされる可能性があります。そのため、物理的なセキュリティ対策も必要不可欠です。

内部脅威

内部の不正アクセスによって、バックアップメディアが不正に利用される可能性があります。

復旧の手間

災害復旧時など、バックアップデータの復旧には、ネットワーク接続を再構築する必要があり、復旧に時間がかかる可能性があります。

エアギャップは、完璧なセキュリティソリューションではありませんが、ランサムウェア攻撃などに対する重要な防御層として機能します。ほかのセキュリティ対策と組み合わせることで、より強固なデータ保護を実現できます。例えば、アクセス制御、監視カメラ、または物理的なセキュリティ対策などを併用することが重要です。

掲載日:2025年4月25日

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