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ETERNUS VT600
VTCP バーチャルテープ制御プログラム
VTCP(Virtual Tape Control Program)は、VT600 バーチャルテープによるテープ運用時に必須となるソフトウェアです。VT600の制御は、LANを経由してTCP/IPプロトコルを使用して実施します。それではVTCPの主な機能についてご紹介いたします。
割り当て装置選択機能
本機能は、VT600とMTL装置(単体装置、他社MTLを含む)を併設してご利用になる場合に、JCL(UNITパラメタ)を変更しなくてもVTCPが適切なテープドライブ装置を自動選択し、割り当てる機能です。(MSPのみ)
これにより、VT600導入に伴うJCLの変更作業を不要とすることができます。
特定ボリュームの割当要求の場合
要求ボリュームが、MTLのボリュームかVT600の論理ボリューム(バーチャルボリューム)かを確認し、存在する装置のテープドライブを割り当てます。このためMTLとVT600をテープドライブ装置を混在させて、同一グループ構成にしても正しく運用できることとなります(JCL変更不要)。
双方の装置に同一ボリューム名のテープボリュームが存在する場合は、MTLとVT600のどちらの装置を優先(マウント)するかを選択できるようになっています。
他社MTL,単体装置の場合は、VT600内にボリュームの存在が確認されれば、VT600が優先(マウント)されます。
この機構により、MTLからVT600への移行作業において、段階的に移行する事ができ、無理のない移行計画を立案する事ができるようになります。
不特定ボリュームの割当要求の場合
不特定ボリュームの割当要求の場合は、「スクラッチプール選択機能」に従い制御されます。VT600内のスクラッチプールが選択された場合は、バーチャルドライブを選択し、スクラッチプールが選択されなかった場合は、MTL内のテープドライブを選択します。

マウント・デマウント制御
本機能はVT600の論理ボリュームのマウント/デマウント要求を、VTCPが確認し、VTCPからVT600に依頼する機能です。これにより、VT600に対する仮想ドライブのマウント/デマウントの自動化を実現します。
デマウント動作は、VT600側で自動的に実施します(OSからのUnload I/Oを受領すると自動的にデマウント動作を実行)。
VTCPがマウント要求をインターセプトし、要求ボリューム名にてVT600にマウント依頼します。

スクラッチプール選択機能
VT600は、不特定(スクラッチ)ボリューム要求時に使用するボリュームを事前に定義したスクラッチボリュームから切り出して利用することができます。
スクラッチボリュームプールは複数用意することができます。
どのスクラッチボリュームプールからボリュームを割り当てるかは、使用するジョブ名やデータセット名で定義することができます。
(ジョブ名やデータセット名での選択は、MSPのみです。)

ユーティリティサービス
論理ボリュームのスクラッチ化(MODVユーティリティ)
論理ボリュームデータをスクラッチ(無効)化し、VT600の空きスペースを確保します。スクラッチ化されたボリュームは、不特定(スクラッチ)ボリュームマウント要求時に利用されます。
本ユーティリティは、VT600の不要な論理ボリュームデータを削除し、VT600の空きスペース容量をスクラッチプールとして確保しボリュームを効率的に使用します。
ボリュームの書き込み保護属性の設定・解除(PROTECTユーティリティ)
論理ボリュームに対する書き込み保護属性(論理プロテクト)の設定・解除を行います。
論理ボリュームの場合、物理ボリュームと違って、テープ上の書き込みに対する物理的な保護機構がありませんので、代わりにこの論理プロテクト機能をご利用できます。
論理ボリュームの初期化や複写
VT600に登録された論理ボリュームは、MTCPを使用し初期化することで、使用することができます。その後、MTLのボリュームからデータを複写する場合にも、MTCPで可能です。
また、MTLからVT600移行ツールとしても利用可能です(同一ボリューム通し番号のTape Copyが可能)。

(注)本ページでご紹介している製品・機能・サポート内容などは都合により予告なく変更することがありますので予めご了承ください。
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