株式会社リコー 様 コンタクトセンター Salesforce 導入事例

お客様からのお困りごとは「宝の山」。
分析・活用し顧客軸のコンタクトセンター構築を実現

コンタクトセンターにSalesforceを導入し蓄積された情報をマーケティングに活用、付加価値の高い提案で新たなリード獲得につながる仕組みを構築した事例です。

課題
効果
課題複雑化するお客様からの問い合わせへの対応に、コンタクトセンターのスタッフの労力や時間が割かれていた
効果システム刷新でコンタクトセンターの応答率が向上し、対応時間も短縮。新たに生み出された時間で、お客様へのより付加価値の高い提案が可能になった
課題コンタクトセンターに寄せられるお客様の声をマーケティング活動に活かせていなかった
効果製品軸で設計されていたシステムを刷新し、「顧客軸」で管理可能なSalesforceを導入。組織を横断した顧客データを共有し、「お客様起点」でソリューションを提案できるようになった
課題個別カスタマイズしたシステムを利用しているため、新たなコンタクトチャネルへの対応に時間がかかる
効果クラウドパッケージの定期アップグレードにより、先端技術の活用が可能となった

背景

「製品軸」から「顧客軸」にシフトするコンタクトセンター

1936年創業の株式会社リコー様(以下、リコー様)は、コピー機やプリンター、複合機といったオフィス向けプロダクトの提供をはじめ、デジタルカメラなどの各種デジタル機器、オフィス業務を改善する各種ソリューションをグローバルで展開。近年では、「はたらく人の創造力を支え、ワークプレイスを変える」サービスを提供する会社として、OAメーカーから「デジタルサービスの会社」への変革を中期経営戦略として掲げています。

国内販売を担うリコージャパン株式会社様では、お客様との接点を営業担当者だけでなく各職種が持ちながら、お客様に寄り添った活動をする「マルチWay」を進化させた「マルチWay2」を掲げ、デジタルマーケティング、インサイドセールス、リアルでの営業活動を融合させ、お客様の課題解決に取り組んでいます。全社員でお客様への提供価値の最大化に注力する中、コンタクトセンターの持つお客様情報の重要性が注目されるようになりました。

リコージャパン株式会社 経営企画本部 CSセンター センター長(プロジェクト当時)の橋本 賢一氏は「従来、コンタクトセンターの業務は、機器の修理受付や操作に関する問い合わせへの対応が中心でした。お客様からの問い合わせは日々、『情報』として蓄積されているにも関わらず、それらを分析して、お困りごとに対するソリューションの提案活動に結びつけていくことは、なかなかできなかったのです」と振り返ります。続けて、「コンタクトセンターは、お客様の『生の声』が凝縮された、いわば『宝の山』なのに、それを活用できていなかったのです。そこを改革していこうと考えました。蓄積された情報を分析し、そこから得た知見・ノウハウをデジタルマーケティング、インサイドセールス、リアル(対面)の営業など各部門にフィードバックし、リードを獲得できる仕組みを作り上げていきたいと考えました」と話します。

しかし、コンタクトセンターに導入されていた従来のシステムは、製品軸での対応をベースに作られたものでした。例えば、あるお客様からコピー機の修理について問い合わせがあった場合、そのお客様がコピー機以外にどのようなリコー製品を導入しているかを把握するには複数のシステムにあるお客様の情報を確認しなければならなかったのです。お客様のオフィス機器やIT環境を理解した上で「最善となる付加価値のある新たな提案」をするには、いくつかのプロセスが必要だったのです。

こうした状況について、プロジェクト当時にリコージャパン株式会社 経営企画本部 CSセンター サポート統括室 システム構築推進グループ リーダーだった木内 聡氏は、「コンタクトセンターには、お客様のお困りごとをお聞きし、解決策と合わせて、より付加価値の高いご提案をできるようにする、そんな新たなシステムの導入が必要でした」と話します。

新システム導入について、株式会社リコー デジタル推進本部 第一改革推進部 顧客接点グループ(プロジェクト当時)の金澤 通氏は「製品軸で設計されていたシステムを顧客軸に対応させるには、大幅なシステム改修が必要でした。大規模な改修となるためにタイミングを見計らっていたところ、ちょうど既存システムのハードウェア保守が終了することになり、そのチャンスを活かして新たなシステムに刷新することを決めました」と説明します。

コンタクトセンター概要

製品軸から顧客軸のコンタクトセンターへ

  • EDW(EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES)新しいウィンドウで表示・・・“リコーがお客様へ提供する価値” 人と情報をつなぎ、人の伝える力、人の生みだす力を支えること

導入のポイントなど、続きはこちらからご覧いただけます

お客様からのお困りごとは「宝の山」。
分析・活用し顧客軸のコンタクトセンター構築を実現

【目次】

  1. 「製品軸」から「顧客軸」にシフトするコンタクトセンター
  2. IT・業務の垣根を超え「Fit to Standard」を徹底したプロジェクト体制
  3. 富士通の持つSalesforce導入実績やノウハウを高く評価
  4. 業務効率化により生まれた時間でお客様により付加価値の高い提案が可能に
  5. Salesforce導入の成功と今後の展望

株式会社リコー様の導入事例について、詳細な資料をご用意しております。
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株式会社リコー 様

本社所在地 〒143-8555 東京都大田区中馬込1-3-6
代表者 社長執行役員 山下 良則
設立 1936年2月6日
資本金 1,353億円(2021年3月31日現在)
従業員数 連結81,184名(2021年3月31日現在)
事業内容 オフィスプリンティング、オフィスサービス、商用印刷、産業印刷、サーマルなどの分野で事業を展開
ホームページ https://jp.ricoh.com/新しいウィンドウで表示

[2021年8月掲載]

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

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