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サントリーロジスティクス 様 導入事例AIが評価サポートすることで
フォークリフト操作の評価工数が半減
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評価工数が50%短縮され、客観性のあるデータで適切な安全操作指導が可能に
フォークリフト操作による事故は年々増えており、乗務員に対する安全運転指導の重要性が高まってきています。
サントリーロジスティクス株式会社では、約200台のフォークリフトに設置されたドライブレコーダー(以下ドラレコ)の記録内容を確認し、操作の評価を行っていましたが、目視で行う操作内容の確認には膨大な時間がかかるだけでなく、評価結果に信憑性を持ってもらえないという課題がありました。
これらを解決するために、AIによる映像解析を導入し、業務を効率化。
運転評価業務の工数を大幅に削減するだけでなく、精度向上による事故削減、判断根拠の明確化による安全意識の醸成を実現しました。
課題
フォークリフト操作の点検に膨大な時間がかかり評価者が疲労
見落としや基準のばらつきも大きな課題
サントリーロジスティクス株式会社ではドラレコ導入後、フォークリフト操作の安全品質の総点検を年2回実施し、定期的に安全性をテストしていたものの、数百人分の操作の点検に年間500時間かかるなど、点検時間が長いことが課題でした。
また、各乗務員の点検に平均80分を要するため、評価者が疲労し、見落としや基準のばらつきが起きるという精度上の悩みも抱えていました。
ソリューション
フォークリフト操作の評価作業をAIによる映像判定でサポート
富士通は、これらの課題を解決するために、AI映像判定によるフォークリフト操作評価作業のサポートを目指しました。
具体的には、「フォークリフト操作3厳戒(注)が守られていない危険操作シーンの検知」と「それ以外のシーンのダイジェスト加工」による評価者の負担削減の実現です。
もともとサントリーロジスティクス株式会社にて設定していた23個の評価項目を要素に分解し、組み合わせて3つの重要な要素に絞り込むことで、危険操作シーンの検知と、それ以外のダイジェスト加工を行い、効率的な評価作業の仕組みを作りました。
(注)フォークリフト操作3厳戒…サントリーロジスティクス株式会社独自の特に遵守すべき3項目。「一旦停止」「ながら禁止」「静止確認」が掲げられている。
富士通のAI映像解析3つの特長
富士通独自のAI映像解析がもつ3つの特長で、お客様の作業を強力にサポートします。
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ドラレコ映像からフォークリフトの以下状態を検知
- 前後進、旋回、一時停止といったフォークリフトの走行状態
- 乗務員が乗車中なのか、離れて別の作業をしているのかの乗車状態
- 爪(フォーク)の昇降状態
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状態の組み合わせから危険操作シーンを抽出
- 例)フォークリフトが「前後進」かつ「爪操作中」の場合、「走行ながら操作」と判定し、危険操作シーンとして抽出した
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安全係数によって安全運転度合を一目で確認
- 映像全体のうち安全運転ができているかの割合で100%を最大としたのが安全係数、これにより特に危険な運転をしている乗務員を把握できるようになった
- 「注目すべきシーン」と「そうではないシーン」の2つに振り分けて動画の再生速度をそれぞれ変更するよう動画を加工
- 「そうではないシーン」の中でも評価の対象外である、「乗務員がフォークリフトから降りているシーン」は、より早回しで見られるように加工
もたらした効果
これまでは、評価者がドラレコ映像の全てのシーンを目視で評価していましたが、本AIシステムにより危険操作をハイライトすることで、重要シーンのみ注視する仕組みを実現し、評価工数を大幅に削減できました。
安全運転指導の面でも、評価者の主観ではなくAIがドラレコ動画上に提示する判断根拠をもとにすることで、評価基準が明確になり、乗務員にとって納得感の高い指導を行うことが可能になりました。
また、本AIシステムでは、点検作業をあえて完全自動化せず、危険操作シーンのみを注視できる仕組みにとどめています。
これにより、柔軟な判断力が求められる場面には人間による対処ができる点も、お客様からご好評いただいております。
現場からフォークリフト安全操作の重要性理解促進を目的にした研修企画が出るなど、弊社の現場は安全に対する意識は高いです。その現場から『AIシステムはすごい』という声が多いので、うまく改善・運用していきたいですね。
サントリーロジスティクス株式会社
経営企画部 参与 小玉 光志様
安全推進部 部長 鵜川 誠 様
富士通株式会社 Uvance本部
データサービス事業部 新サービス開発部
深町 侑加氏
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