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データと関係者を信頼で繋ぎ、お客様のビジネス課題を解決 Fujitsu Track and Trust
富士通は、これまでに培ったブロックチェーン技術やノウハウを活用して多様なステークホルダーが保有するデータをつなぐことで、ステークホルダー間の取引を透明化、安心と信頼をもたらし、お客様と共にトレーサビリティに関わるビジネス課題を解決していきます。
Fujitsu Track and Trust とは
環境問題や社会問題への人々の意識の高まりとともに、企業が提供する製品やサービスに対して、機能や品質のみでなく、生産・流通過程における環境負荷の低さや公正さなども求められるようになってきています。
とくに、EU諸国では欧州グリーン・ディール政策に基づき、EU内での一部を除くほぼすべての流通製品が循環経済行動計画によるエコデザイン規則の対象となります。エコデザイン規則の施行に伴いデジタルプロダクトパスポート(DPP)の添付が数年以内に必須になります。欧州でのビジネス継続には避けて通れない法令であり、通関業務を含め様々な対応が求められます。
多くの製品はグローバルにまたがるサプライチェーンを経て消費者の元に届けられますが、上記の様な要求に応えるためには、様々なステークホルダー間の取引の透明性を担保する信頼性の高いトレーサビリティの実現が重要です。
トレーサビリティの実現により、原材料の調達、製品の製造、さらにその先の物流といった各工程での業務の効率化やコスト削減が可能です。また、SDGs達成への貢献を顧客に開示する(ESGレポート)ことで、企業価値・ブランド価値の向上にも活用できます。
Fujitsu Track and Trustは、コンサルティングとブロックチェーン技術を活用したアジャイル開発によるスピーディな仮説検証を通じてお客様ビジネスにおける課題を解決し、さらなる成長を支えるトレーサビリティ基盤をご提供します。
Fujitsu Track and Trust プラットフォーム
ステークホルダー全体をつなぎ、新たな価値を創出するエコシステムを実現
Fujitsu Track and Trust 3つの強み
Fujitsu Track and Trustは、富士通の所有する様々なノウハウを活かし迅速かつ柔軟にお客様の事業課題を解決に導きます。
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Agility
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ユースケース・MVPを活用した
迅速なご提案、効果検証飲料、食品、衣服など多様な業界・用途のユースケースを基に、お客様に合わせた迅速なご提案が可能です。また、MVP(注)を用いることで早期に効果を実証し、プラットフォームの規模拡大や本番運用へと繋げていくことが可能になります。
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(注)MVP: Minimum Viable Product (実用最小限の製品)
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Expertise
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ブロックチェーンに対する知見・技術力と
蓄積されたノウハウ富士通はブロックチェーンの国際標準化団体INATBAの理事会に参画し、欧州政府や業界の動向に関する深い知見を得ています。加えてHyperledgerプロジェクトで培った高い技術、これまでの数多くのSIビジネスで蓄積したノウハウをもとに、総合力でお客様の課題解決に貢献いたします。
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Flexibility
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予測困難なビジネス環境の変化に対応可能な柔軟性
常に変化し続けている不確実な世界で企業価値を持続的に向上させるためには、その変化に柔軟に対応していくことが必要となります。アジャイル開発手法とスモールスタートによる段階的なアプローチを用いることで、お客様のご要望や世間の動向の変化に応じた最適なソリューションをご提供いたします。
Fujitsu Track and Trustを支える高速なSDK
SettleMintは、ブロックチェーンシステムの開発に必要な全ての要素を、ローコードなプラットフォーム”Blockchain Platform as a Service”としてワンストップで提供します。開発者がブロックチェーンプロトコルの選択、スマートコントラクトの設計などをクリックだけで実現できるため、圧倒的な開発効率化が可能となります。
特長1. 統合された開発環境
インフラ管理、アプリケーション開発、システム統合、環境監視など、開発者エコシステムから提供される優れたツールが、自社開発モジュールと組み合わせて統合開発環境にまとめられています。
特長2. 高速な市場投入
ローコードでありながら独自のコードを追加する柔軟性を備えています。誰でもカスタマイズ可能なクイック・スタート・コンポーネントとテンプレートを活用できるので、ブロックチェーンアプリを数か月で市場投入可能です。
特長3. エンタープライズ・グレードな設計
企業や公共部門向けの高性能プラットフォームとして設計されており、セキュリティとコンプライアンスの基準を満たしています。オンプレミスや自社クラウドなど各種環境への容易な導入、レガシーシステムや顧客向けアプリケーションとのスムーズな統合が可能であり、ビジネスを容易に拡張できます。
パートナーシップ
グローバルの先進的なパートナーとともに、お客様の様々な課題に取り組んでいます。(アルファベット順に掲載)
Digital Commodity Exchange Pte. Ltd.
国際取引における課題解決を目指す同社と富士通は、グローバルな戦略的提携を行い、農作物や製品原材料といったコモディティ商品取引業界のDX加速に取り組んでいます。
https://www.dcx.group/
Hyperledger Project
The Linux
Foundationが主催するオープンソースのブロックチェーンコミュニティです。富士通は初期段階からプレミアメンバーとして参画しコミュニティの発展に貢献しています。
https://www.hyperledger.org/
INATBA
ブロックチェーンの国際標準化団体です。富士通は理事メンバーとして、欧州政府などに対してアドバイスを提供するとともに、ブロックチェーン技術に関する先見的な知見を得ています。
https://inatba.org/
Microsoft Corporation
同社のパートナー認定プログラムにおいて、富士通は国内初となる最高位の「Azure
Expertマネージドサービスプロバイダー」認定を2019年から連続で取得。クラウドによるトレーサビリティ基盤構築に必要な高い技術力を有しています。
https://www.microsoft.com/ja-jp/
SettleMint
高度なブロックチェーン開発プラットフォームを提供する同社の技術力と富士通のコンサルティング力を掛け合わせることで、より広い分野へ迅速に提案を行っています。
https://www.settlemint.com/
Fujitsu Track and Trust が解決する課題
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1.企業活動や製品・サービスに関する消費者意識の高まりへの対応
環境問題や社会問題への意識の高まりから、企業活動や生産背景にも目が向けられるようになっています。ブランド価値や顧客満足を向上させていくためには、機能や品質の高さのみならず、いつ、どこで、どのように作ったのか、製品の作り方についても消費者に示していくことがより重要になってきています。
トレーサビリティの確立によるサプライチェーンの透明化
原材料の生産・調達から、製造、検査、輸送、店頭での販売に至るまで一連の流れで生じる様々な情報をつないだトレーサビリティを確立することで、サプライチェーンを透明化し、商品の質や環境、社会問題にも配慮した製品作りを消費者に訴求。消費者のブランドへの信頼の獲得が可能に。
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2.取引における信頼性向上と効率化
国際貿易手続きに代表されるような様々な立場の関係者が関わる取引においては、取引の信頼性を確保しつついかに効率よく処理を進めていけるかが、変化の激しい現代のグローバル競争に勝ち残っていくための重要な要素となります。
取引プロセスの可視化、契約プロセスの自動化
取引データのデジタル化と共に、ブロックチェーンの特徴である情報の耐改ざん性や高可用性、そして公平で短時間の手続き処理を可能とするスマートコントラクトを用いた取引プラットフォームにより、グローバル取引に高信頼性・効率化をもたらし、お客様のコスト削減やリードタイム短縮を実現。
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3.資源循環型経済に向けたビジネスモデルへの転換
従来の経済は、原料調達、生産、消費、廃棄という一方通行の「直線型」の仕組みの上に成り立ってきましたが、SDGsに対する世界的な取り組みや認知度の増加に伴って、これまで破棄していたものをリサイクル・再利用し原材料や製品を無駄なく使用していく循環型の経済を実現する企業活動が求められています。
資源循環を実現する高信頼な商取引の仕組みの実現
限りのある天然資源の再利用において、共有元と需要者を結び付けるマッチングや資源のオフセット取引関連機能を備えた取引市場の基盤をブロックチェーンを活用して構築。資源循環型経済を志向する資源取引の拡大と効率性の両立に向けた試み。
Fujitsu Track and Trust 4つのサービス
Fujitsu Track and Trustは、「ディスカバリー」「パイロット」「機能拡張」「運用」の4つのサービスで、お客様の課題の抽出や解決策のご提案といったコンサルティングから、スモールスタートでの効果検証、お客様の既存業務システムとの連携を考慮したシステム構築、そして本番環境での運用保守とその後のエンハンスまで、お客様の課題解決に向けてワンストップでのサポートをご提供いたします。
ディスカバリーサービス
ワークショップやヒアリングを通してお客様の課題を抽出し、解決に向けて必要な機能の検討を行います。
期間:約1ヶ月~
パイロットサービス
参加する企業・部門を限定し、トライアル環境にMVPを実装した上で、ダミーデータを用いることで素早く効果検証を行います。
期間:約2ヶ月~
機能拡張サービス
パイロットサービスでの検証結果に基づいて、実際の業務の一部にMVPの機能を導入していきます。お客様の既存業務システムとの接続や実データを用いて小規模環境での実運用・実務検証を行い、必要な機能の実装・改善を行います。
期間:約6ヶ月~
運用サービス
実運用を行いながら、徐々に機能改善と参加企業・部門の拡大を実施していきます。
業界動向や要件などの変化には柔軟に対応し、必要に応じてディスカバリーサービスを活用して、お客様と共により大きなビジネス価値の実現を目指します。
期間:約1年~
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(注)期間や価格は個別見積となります。上記は実績からの目安で、お客様の要件に応じ変動いたします。詳細はお問い合わせください。
外部からの評価・受賞
IDC Europe and Central Asia Industry Insights Awards で1位、3位を獲得
2022年1月11日、ITおよび通信分野に関する調査・分析等を行うグローバル企業 International Data Corporation による IDC Europe and Central Asia Industry Insights Awards の the future of things カテゴリにおいて、富士通と共同で取り組みを行ったAB InBev様の事例が1位、Rice Exchange様の事例が3位を獲得しました。世界的な飲料メーカーであるAB InBev様の事例は、ブロックチェーンを用いた革新的なソリューションであり、消費者やサプライヤに対してサプライチェーンをエンドツーエンドで可視化しただけでなく、農業開発の促進や、生産者の収入向上、使用する水やエネルギーの効率化、土壌の改善による持続可能性の目標達成に貢献したことが評価されています。
crQlr Awards 2021 を受賞
2021年12月、循環型経済の実現に向けた取り組みを行うコンソーシアム crQlr による新たな賞、crQlr Awards を富士通と共同で取り組みを行ったtex.tracer様の事例が受賞いたしました。tex.tracer様の事例では、様々な原材料とその産地、グローバルなステークホルダーといった要因により、複雑で不透明であったファッション業界のサプライチェーンを追跡可能にし、消費者がより良い選択をできるようにしたことが評価されています。
お知らせ
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2023年8月3日他社プレス
- SettleMint が日本国内向け事業の本格展開を開始
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2023年1月19日プレスリリース
- 帝人と富士通、自転車フレームに用いられるリサイクル炭素繊維の「資源循環における環境価値化実証プロジェクト」を開始
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2022年12月6日セミナー
- 【アーカイブ公開中】透明性とトレーサビリティで業界を変革
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2022年11月25日プレスリリース
- 富士通とSettleMint、ブロックチェーンビジネスにおける戦略的提携により、システム開発を加速し適用分野を拡大
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2022年10月31日他社プレス
- アンモニア製造から利用までのCO₂排出量を可視化するプラットフォームの実証を開始
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2022年8月9日セミナー
- 【アーカイブ公開中】ご相談急増中!トレーサビリティを活用したESGへの取り組み
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