環境目標

 

富士通グループでは、環境ビジョン「Fujitsu Climate and Energy Vision」の実現に向けて、以下のイニシアチブに参加しています。

Science Based Targets(SBT)ネットゼロ認定を取得

SCIENCE BASED TARGETS

2017年8月、富士通グループが設定した、事業所およびバリューチェーンから排出される温室効果ガス(以下、GHG)の削減目標が、科学的根拠のある水準として、「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」に認定されました。SBTイニシアチブは、2015年に国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)などの団体が共同で設立したイニシアチブで、気候変動による世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ、1.5度に抑えるという目標に向けて、パリ協定が求める水準に科学的に整合する温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に働きかけています。

2021年4月には、2030年度に基準年度比33%削減としていた目標を、71.4%削減に更新し、SBTイニシアチブより1.5℃シナリオに整合する認定を受けました。
このたび、これまでの目標をさらに強化して2040年度にネットゼロを目指すこととし、2023年6月にSBTイニシアチブよりネットゼロ認定を受けました。

ネットゼロ目標

  • 事業所におけるGHG排出量(Scope 1, 2)および、バリューチェーン全体からの GHG排出量(Scope3)を2040年度までに2020年度比90%以上削減(注1)
  • (注1)
    残存排出量の10%以下は、大気中のCO2を直接回収する技術の活用や、植林などによる吸収で除去・貯留

「RE100」に日本初のゴールドメンバーとして加盟

2018年7月、富士通グループは、グローバル規模で再生可能エネルギー(以下、再エネ)の大幅な普及拡大を目指す「RE100」に日本初のゴールドメンバーとして加盟し、国内外の当社グループ拠点で使用する電力における再エネの利用を2030年までに40%以上、2050年までには100%にする目標を策定しました。

RE100は、国際的に活動するNGO団体である The Climate Group がCDPとのパートナーシップの下、運営するイニシアチブで、使用電力を100%再エネ由来とすることを目指す企業で構成されています。

さらにカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速するため、これまでの2050年に再エネ率100%としていた目標を20年前倒し、2030年に100%とする目標を策定しました。今後、目標達成のため、実行計画に基づいた活動を展開していきます。

富士通グループは、海外のデータセンターをはじめ国内外の拠点において、各地域に応じた最適な手段を検討し、再エネ由来の電力調達を拡大します。また、エネルギーマネジメントや貯蔵などの研究開発や技術実証にも取り組み、社会全体の再エネの普及拡大に貢献していきます。

RE100

ページの先頭へ