体操の競技採点をサポートする Judging Support System

採点の公平性を高めるためのHuman Motion Analyticsの活用
富士通は2017年より、国際体操連盟様と共同でJSSの開発を推進しております。

Judging Support Systemについて

JSSの4つのステップ
JSSは以下の4つのステップで体操選手の動作をセンシングし、分析結果を技名や数値データで表示します。関節の角度や距離など審判が的確な判断をするために必要な情報を提供し、同一基準でより正確な判定を支援します。

  • Step1

    3Dデータ取得
    マーカーレスで体操演技の3Dデータを取得

  • Step2

    骨格認識
    AIが選手の関節位置を分析し、身体の動きを追従

  • Step3

    データマッチング
    AIが一連の動きを解析し、技の辞書と照合して技を特定

  • Step4-1

    マルチアングルビュー
    あらゆる角度から演技を表示したり、体の角度や距離を確認

  • Step4-2

    技認識
    Dスコア、技名やシンボルマーク等を表示

3つの活用シーン

JSSは審判の採点支援だけでなく、競技力向上に向けたトレーニングや観客向けのエンターテイメントでの活用も可能です。

採点

国際体操連盟主催大会におけるJSSの公式利用

第49回世界体操競技選手権大会(2019年・シュトゥットガルト)

あん馬、つり輪、跳馬(男女)におけるマルチアングルビューの活用
World Championships in 2019新しいウィンドウで表示

友情と絆の大会(2020年・東京)

跳馬における技認識機能の活用
FIG announces Friendship and Solidarity Competition in Tokyo on 8 November新しいウィンドウで表示

第50回世界体操競技選手権大会(2021年・北九州)

5種目(あん馬、つり輪、跳馬(男女)、平均台)で公式利用。同大会で鉄棒及び段違い平行棒でシステム検証を実施。
Fujitsu's Judging Support System was used at World Championships Kitakyushu 2021新しいウィンドウで表示

第51回世界体操競技選手権大会(2022年・リバプール)

7種目(あん馬、つり輪、跳馬(男女)、平均台、鉄棒、段違い平行棒)で公式提供。
他3種目(平行棒、ゆか(男女))は同大会にてシステム検証を実施のうえ、世界体操競技選手権大会(2023年・アントワープ)にて全10種目対応を予定。
Fujitsu Infinity award presented to Canada, Great Britain新しいウィンドウで表示
Behind the scenes in Liverpool with Fujitsu新しいウィンドウで表示

FIG&富士通合同ウェビナー(英語)
The FIG and Fujitsu to discuss AI “Judging Support System”新しいウィンドウで表示

トレーニング

競技力向上にむけて

JSSはコーチ・選手のスキル向上に貢献します

  • 世界体操競技選手権大会と同一システムのトレーニング活用
  • 演技後のスコア確認が可能
  • 数値データによる詳細な角度や距離の表示(開脚角度など)

上記以外にもユーザ様次第で様々な用途でご活用頂けます。

富士通の3Dセンシング技術を活用したAI体操採点システム新しいウィンドウで表示

観客向けエンターテインメント

体操ファン向けの将来的な活用方法

体操ファン及び放送局関係者向けのJSSの活用案

更なる観戦の楽しさを提供に向けて:

  • 体操の技を学ぶ
  • マルチアングルビューによる演技後の技の詳細確認
  • 会場の演技をJSSのデータで詳細確認
  • 放送での角度・距離情報を表示
  • 技のリプレイで演技データを確認

体操選手向け

新たな方法で体操ファンに自身のパフォーマンスを示すことが可能になります。

  • JSSを活用した実際の演技と演技データを組み合わせた観戦者への魅力の発信及びエンゲージメント向上
  • JSSを活用して演技レベルの高さや複雑性をファンに伝えることが可能

JSSは体操ファンに新たな体験価値を示し、より多くの体操ファン創出に貢献します。

  • JSSのエンターテインメントとしての今後の活用提案

  • 今後のアプリでのJSS利用の提案

体操競技の更なる発展に向けた富士通の3つの目標

  • 採点公平性の強化に向けたJSSのグローバル展開
  • トレーニングにおけるIT活用を通した選手の競技力向上及び安全性向上
  • テレビ放送や会場内でのスポーツプレゼンテーション向けのJSSのデータ活用

10種目完成までの軌跡

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