瞬快Ver.12f 製品情報
公開日: 2023年8月4日
1.出荷情報
出荷製品
- 瞬快 tokujyo(特上)Ver.12f
- 瞬快 jyo(上)Ver.12f
- 瞬快 nami(並)Ver.12f
アップデートキャッチャーでの提供開始日:2023年8月4日
2.瞬快Ver.12fの対応内容
主な対応内容
- ウイルス対策ソフト連携情報の最新化
- 軽微なコンソール機能の修正
3.瞬快のアップデートについて
バージョンアップ
旧バージョンの瞬快をVer.12系へバージョンアップする場合は、旧バージョンの瞬快を一旦アンインストールする必要があります。
アップデート手順は、製品添付の「導入ガイド3章レベルアップ・バージョンアップ」を参照ください。
版数アップ
Ver.12~Ver.12eをVer.12fへアップデートする場合は、アップデートキャッチャーにて最新のモジュールをダウンロードし、アップデートを実施してください。
アップデート手順は、製品添付の「導入ガイド3章レベルアップ・バージョンアップ」を参照ください。
4.BitLockerドライブ暗号化、デバイスの暗号化について
システムリカバリ機能の使用方法
システムリカバリ機能では暗号化されたディスクのイメージを取得することはできません。
暗号化された環境を構築したい場合は、暗号化されていないディスクのイメージを取得/配信し、その後に各クライアントにて暗号化を実施する必要があります。
運用上の注意点
瞬快Ver.12系の瞬間復元機能は、BitLockerドライブ暗号化やデバイスの暗号化の機能が有効となっているPCでも使用することが可能ですが、運用においては以下の注意が必要です。
なお、当運用をご検討される場合には、構築手順や暗号化/複合化の動作を確認する等、十分な事前検証をお願いいたします。
事前検証に際しましては瞬快評価版をご利用いただくことも可能です。
- 暗号化や暗号化解除の実施 暗号化や暗号化の解除途中に、瞬間復元の動作モードを変更することはできません。
BitLockerドライブ暗号化やデバイスの暗号化は、瞬快クライアントをインストールする前、または、修復無効モードの状態にて必ず完了させてください。 修復モードの状態にて暗号化や暗号化の解除を開始し、処理が完了する前にPCの再起動を実施すると、ディスクの内容が壊れOSが起動しなくなります。
なお、暗号化や暗号化の解除には管理者権限が必要となりますので、PCの利用者と管理者が異なる場合は、利用者に管理者権限を与えないようにするなどの防御策を講じることを推奨します。 - 復元方式について BitLockerドライブ暗号化やデバイスの暗号化の機能により、システムドライブが暗号化されている場合、瞬快クライアント機能をインストールすると、瞬間復元の復元方式が「機能制限方式」に自動設定されます。
「機能制限方式」では更新モードやパーティション単位の復元を利用することはできません。 - デバイスの暗号化のアクティブ化について デバイスの暗号化の要件を満たしているPCにWindows 10をインストールした場合は、自動的にデバイスの暗号化の処理が開始されますが、デバイスの暗号化の処理を完了させるには、マイクロソフトアカウントにてサインインし、アクティブ化を行う必要があります。 アクティブ化の待機中の状態では、瞬間復元の動作モードを変更することはできません。
デバイスの暗号化を使う必要性が無い場合は、デバイスの暗号化を解除してください。 デバイスの暗号化の状態確認や解除は、manage-bdeコマンドや、Windows 10 スタートメニューの「設定」→「更新とセキュリティ」→「デバイスの暗号化」にて可能です。
「デバイスの暗号化」の項目が「更新とセキュリティ」のメニューに表示されない場合は、PCがデバイスの暗号化の要件を満たしていません。 - BitLockerドライブ暗号化によるドライブのロックについて BitLockerドライブ暗号化によりロックされているドライブが存在する場合、瞬間復元の動作モードを切り替えることはできません。
(例:Cドライブはロックが解除されているが、Dドライブはロックされている場合) 動作モードを切り替える場合は、暗号化されているドライブのロックをすべて解除してから行ってください。