制限事項/留意事項
瞬快を利用するにあたっての制限事項および留意事項についてまとめています。
製品に添付されているソフトウェア説明書も併せて参照ください。
重要事項
瞬快の重要な制限事項と留意事項をまとめた資料です。
制限事項
瞬快の制限事項についてまとめています。
システムリカバリ機能(上・特上)
- システムリカバリ機能を動作させるには、DHCP機能が必須です。
※Windows OS 標準のDHCP機能を推奨します。 - 管理対象となるクライアントコンピュータから、システムリカバリサーバ以外に、他のPXEサービスが参照可能である環境では、ご利用になれません。
- PXEサービス、TFTPサービスがすでにインストールされているコンピュータにはシステムリカバリサーバ機能をインストールすることはできません。
- 管理対象となるクライアントコンピュータから、複数のDHCPサービスが参照可能である環境では、正常に動作しない場合があります。
- ディスクイメージ格納先パーティションのファイルシステムは、NTFSフォーマットである必要があります。
HOLブロッキング防止機能を搭載したスイッチの使用
- マルチキャスト配信対象となるネットワーク上に低速でリンクアップしたコンピュータが存在する時(配信対象以外のコンピュータ)、HOL(Head of Line)ブロッキング防止機能が搭載されていないスイッチングHUBをご使用の場合マルチキャスト配信自体も低速のリンク速度になってしまいます。
システムリカバリ機能でのマルチキャスト配信実施時、低速でリンクアップした程度の転送速度しか出ない。
UEFIプラットフォームでの瞬間復元機能
- UEFIプラットフォームでの瞬間復元機能の実現につきましては、瞬快Ver.11.5以降、瞬快Ver.11 以降 および、瞬快Ver.10i以降にて対応しておりますが、機種によっては瞬間復元機能の動作が制限されます。
UEFIファームウェアにおける注意事項の詳細につきましては こちら を参照してください。
留意事項
瞬快の留意事項についてまとめています。
システムリカバリ機能(上・特上)
- 必要となるソフトウェアについて
Microsoft社が提供するWindows PE 作成ツールをシステムリカバリサーバをインストールするPCにインストールする必要があります。
詳細は導入ガイドを参照してください。
なお、必要となるWindows PE 作成ツールはMicrosoft社より提供中の最新バージョンではありませんのでご注意願います。 - リカバリ可能なディスク装置について
コンピュータに内蔵されるディスク装置のみがリカバリの対象となり、USB接続等による外部媒体はリカバリできません。 - 瞬快コンソール機能とサーバ機能を別のPCにインストールする場合について
瞬快コンソール機能とサーバ機能が別筐体に設置されている場合、瞬快コンソール機能はシステムリカバリ機能を操作するために、システムリカバリサーバがインストールされているOSの共有ファイルアクセス権を利用します。 - 各種アプリのアクティベーションについて
アクティベーションが必要なアプリケーションを含んだディスクイメージを配信する場合、当該アプリケーションのアクティベーション方法を確認の上、ライセンス違反とならないよう注意してください。
ネットワーク環境(システムリカバリ機能)
- システムリカバリ機能では、以下のネットワーク構成を想定しています。
リカバリを実施する際のネットワーク構成については、以下のことに注意してください。
- スイッチングハブとクライアントの間に、リピータハブを接続しないこと。(速度を問わず、接続しないで下さい)
- スイッチングハブのポートは、処理速度の速いものに統一して使用すること。(10Mbps、100Mbps、1Gbpsのポートを混在させないで下さい)
異なるサブネットワークにリカバリを実施するには、以下の条件を全て満たす必要があります。
- DHCPリレーが有効であること。
- Wakeup on LAN (Magic Packet) が疎通できること。
- マルチキャスト通信ができること。
システムリカバリサーバに複数NICを装着した場合、以下の設定を実施することにより各クライアントへのリカバリが可能です。
- システムリカバリ機能にてイメージ配信に利用するNICを設定する。
- DHCPサーバはクライアントが参照できるように設定する。
瞬快コンソール機能(製品共通)
- 瞬快コンソール機能からの指示によりクライアントPCのスタンバイ状態を解除させるためには、クライアントPC側の事前設定が必要です。詳細は「管理機能からの指示により、スタンバイ状態を解除させることができません」を参照してください。
Windows Update連携機能(製品共通)
- Windows Update連携機能をご参照ください。
マルチブート環境(製品共通)
- 一般的な注意
マルチブート環境にて瞬快を利用する場合は、環境の構築に十分な知識が必要となります。マニュアルに記述されている内容を十分に理解した上で導入してください。 - WindowsOS同士のマルチブート環境を構築する場合の注意
WindowsOS同士のマルチブート環境にて瞬快を利用することは、運用上の制約事項が多いため、運用設計と事前検証を十分に行ってから導入をご検討されるようお願い致します。 - UEFI起動環境の場合は、Windows/Linuxのマルチブート環境を構成することはできません。
既存製品からのバージョンアップを実施する場合の注意(製品共通)
- Ver.12とVer.11.5以前の製品の共存をご参照ください。