本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

データベース


DB-EXPRESS

概要 ホストシステム(OSIV、ASP)の基幹データベースからサーバシステム(ASP)の公開データベースへの高速データ抽出、転送、格納処理をアプリケーションプログラムの作成なしで実現します。
機能説明
  1. 受信(サーバ)機能
    データの受信及び格納を行う機能です。
    • 転送の開始は、自システムと相手システムのどちらからでも可能です。
    • データの格納先ファイルが存在しない場合は、RDBファイルを自動生成します。
    • 受信又は格納中に異常が発生した場合、異常要因解除後に、残りの処理を続行できます。続行可能かどうかはメッセージで通知します。
  2. 送信(ホスト)機能
    データの抽出及び送信を行う機能です。
    転送の開始は、自システムと相手システムのどちらからでも可能です。
利用効果
  • システム間のデータ連携業務の構築を、アプリケーションプログラムなしで実現する(コード系の異なるシステムにおいてコード変換もDB-EXPRESSが行います)ことにより、構築作業量、保守工数を大幅に削減できます。連携されたデータはサーバ側のデータベースシステムで、即、利用可能です。
  • 複数のファイルを一回で転送、格納できるため、夜間等に操作員なしでバッチ処理が可能です。
適用条件 必須ソフト Symfoware6000 又は Symfoware6000/MP
DTS
HICS または FTP-R
相手側システムがASPの場合、相手側にDB-EXPRESS が必要
関連ソフト なし

DPS

概要 データベースに対してデータエントリや保守、データ検索、帳票出力及び集計処理をプログラムの作成なしで即時に実行することができます。
処理中に指定した検索条件等の情報をDPS定義体として格納することができ、格納したDPS定義体を参照したり、バッチ的に実行することができます。
またDPS plusと連携することによりパソコンとの連携も可能です。
機能説明 以下の機能を利用者の非定型処理の要望に対して即座に答えられます。また、実行した情報を定義体として格納することができ定型業務として運用できます。
  1. データ操作
    データのエントリ及びデータ更新を対話形式で行います。
  2. データ検索
    複数ファイルの結合、演算項目の設定、しぼり込みなどの種々の検索機能を利用し、データを検索/集計し、結果を画面に出力します。
    検索した結果を印刷、グラフ表示、別ファイルへ保存又はPCデータへの出力ができます。
  3. 帳票出力
    データを検索しブレーク帳票として出力できます。
  4. DPS plus連携
    クライアントソフトDPS plusとの連携を提供します。DPS Plusはデータ検索及び帳票出力について、DPSとほぼ同等の機能を実現できます。
  5. CSVLink対応
    PCデータの出力で、CSVLinkを使用したCSVデータ出力をサポートします。
利用効果 ASP上のDPSと対話型のデータベース検察ツールであるDPS Plusを利用すれば、データベース検索やクロス集計、帳票作成も簡単にできます。
またデスク上のパソコンからサーバのデータベースを思いのまま活用でき、蓄積データの分析、加工効率を飛躍的に向上させます。
適用条件 必須ソフト Symfoware6000 又は Symfoware6000/MP
PCデータ出力時、CSVLink 又は JOIN MS-DOS®
関連ソフト JOIN MS-DOS®HQF

HQF

概要 HQFは、専用の作業域(HQA:HQf work Area)を使用してSQLの検索処理やRDBのインデックス作成処理の性能を向上させるソフトウェアです。
機能説明 以下の処理を実行するとき、HQFが利用されます。
  1. SQLの検索処理
    • 実表またはビュー表から選択条件に合ったレコードを選択する。
    • 実表またはビュー表から指定した列だけを抽出する。
    • 実表またはビュー表から指定した列をキーとしてソートする。
    • グループ化/集合関数処理を行う。
    • 抽出インデックスを作成する。
  2. RDBのインデックス作成処理
    • ACTLFコマンド(論理ファイルの活性化)
    • ACTPFコマンド(一意性制約用インデックスの作成)
    • RCOVRDMコマンド(RDBファイルの復旧)
利用効果 HQF専用作業域(HQA)を確保するだけで、SQLの検索処理性能が2~5倍、RDBインデックス作成処理性能が約2倍に向上します。
適用条件 必須ソフト Symfoware6000 又は Symfoware6000/MP
関連ソフト なし

Symfoware6000

概要 Symfoware6000は、RDB/6000の後継機能です。
  1. RDB(リレーショナルデータベース:Relational Data Base)
    RDBは、実データを格納する物理ファイルと、物理ファイルのデータを利用者の希望するレコード形式で利用するための論理ファイルで構成されます。
    物理ファイルおよび論理ファイルは、順ファイル、索引ファイルまたは相対ファイルとして、利用者プログラムのREAD/WRITE文およびファイル操作ツールでアクセスできます。
    また、SQLの表として、SQL埋込みCOBOLG利用者プログラムおよびSQLコマンド処理でアクセスできます。
  2. SQLプロセッサ(SQL文の解釈/実行プログラム:SQL Processor)
    SQLプロセッサはデータベース言語SQLを解釈・実行する制御プログラムでありSQL文を使用して実表(物理ファイル)、ビュー表および単純論理ファイルをアクセスできます。
  3. SQL(SQLコマンド処理:SQL command Interactively)
    富士通対話型SQL規約で規定されているSQLコマンドを対話形式で実行することができます。SQLコマンドは、ASP、SX/G、及びGS/Mシリーズ間で流通できます。
機能説明
  1. RDB機能
    1. 論理ファイル
      利用者の目的に応じて、データの再順序付け、データの抽出、項目の抽出と並換え、複数物理ファイルの結合(ジョイン)、複数物理ファイルの併合(マージ)を組合せた論理ファイルを作成できます。
    2. 機密保護
      ファイルをアクセスする権限(読取り権、更新権)や、ファイルを操作する権限(管理権、存在権)を、特定の利用者だけに与えることにより、データの機密保護を行えます。さらに、物理ファイルの項目を抽出した論理ファイルを作成することにより、データの項目単位の機密保護を行えます。
    3. トランザクション/リカバリ
      トランザクション処理では、利用者プログラム実行中に何らかの異常が発生したとき、トランザクション単位で処理を取り消せます。さらに、トランザクション機能を利用しバックアウトファイルを作成すれば、処理中にシステムダウンが発生しても、トランザクション開始時点の状態にデータを復旧できます。
    4. オンラインバックアップ
      オンラインバックアップ機能を使用することにより、業務稼働中のバックアップ採取が可能となります。
    5. RDBジャーナル
      RDBジャーナル機能を使用することにより、主にディスク破壊等のハードウェア障害に対する確実なリカバリが可能となります。
  2. SQLプロセッサ機能
    1. 問合せ機能
      列(項目)の選択、行(レコード)の条件抽出、演算、集計を使用した問い合わせができます。また、単一の表だけでなく複数の表を結合および併合した問い合わせができます。
    2. 集合操作機能
      条件選択した複数の行について、一括に削除、追加および更新ができます。また、問合せの結果が一行となるデータを取り出すこともできます。
    3. カーソル操作機能
      カーソルは表に対して検索条件を施した仮想的な表であり、カーソルを用いて一行単位にデータの取出し、更新および削除ができます。
    4. SQLトランザクション機能
      利用者プログラムの実行中に異常が発生した場合にSQLトランザクション単位で処理を取り消すことができます。
    5. スキーマ・表の定義機能
      SQLデータベースを構成するスキーマ、実表及びビュー表をSQL文を使用して定義できます。また、表に対する権限も付与できます。
    6. 動的SQL機能
      利用者プログラムの実行時にSQL文の内容を指定または変更できます。
    7. 副問合せ機能
      ある問合せの結果をもとにした高度な問合せ/更新処理を、一つのSQL文で実行できます。
    8. ストアドプロシジャ機能
      定型の手続き(SQLプロシジャ)を生成しておき、CALL文で実行する機能です。本機能を用いることにより処理の部品化による生産性及び保守性が向上すると共に、データ連携に使用することにより転送量が削減され高速化が図れます。
    9. SQLチューニング情報出力
      PMFを使用して最適化制御した情報を採取することができます。
  3. SQL機能
    1. サポートコマンド
      • データ更新コマンド
      • 検索結果の表示/印刷/保存コマンド
      • その他補助コマンド
    2. 機能
      • SQLコマンドの入力/編集機能
        SQLコマンドを入力域に入力/編集することができます。入力域では、挿入/複写/削除などを行うことができます。
      • 履歴表示機能
        実行したSQLコマンドと実行結果が画面上に履歴として表示されます。
      • 補助機能
        表一覧、列一覧及びSQLコマンドの構文を説明したHELP画面を参照しながらSQLコマンドを入力することができます。
利用効果
  1. RDB
    従来のファイル管理に比較して、より効率的かつ信頼性の高いデータ管理と、より効果的なデータ活用を行えます。
  2. SQLプロセッサ
    • 豊富な問合せ機能により、データを戦略的に活用できます。
    • 高度なデータ操作が容易に指定できるため、プログラム開発工数を低減できます。
    • 国際規格言語SQLを使用することで利用者プログラムの可搬性と透過性が向上します。
  3. SQL
    直接SQLコマンドを入力することで、即座にデータベースに対してデータの更新及び検索を行うことができます。
適用条件 適用機種 PRIMERGY 6000/70モデル以降(PRIMERGY 6970、6970B、6980、6980Bを除く)
必須ソフト なし
関連ソフト Symfoware6000/MPDPSHQFDB-EXPRESSパラレル検索オプションレプリケーションサービス

Symfoware6000/MP

概要 PRIMERGY 6900専用のデータベース「Symfoware6000/MP」を提供します。
従来のSymfoware6000と完全互換です。
機能説明 Symfoware6000/MPは、マルチプロセッサシステム向けの高速なRDBです。
ハイエンドユーザの高負荷、多重動作環境において高速なレスポンスを実現します。
利用効果
  • RDBの制御部を部分的にマイクロカーネル化し、Pentiumプロセッサの性能を効率よく利用できます。
  • アプリケーションの多重アクセス性能が最大で2倍改善します。
  • 従来のアプリケーションを変更することなく、多重アクセス性能を改善できます。
適用条件 適用機種 PRIMERGY 6970、6970B、6980、6980B
必須ソフト なし
関連ソフト Symfoware6000Symfoware6000/MPアップグレード

Symfoware6000/MPアップグレード

概要 Symfoware6000/MPアップグレードは、Symfoware6000をSymfoware6000/MP相当の機能にアップグレードする製品です。
機能説明 Symfoware6000/MPはマルチプロセッサシステムを対象とし、従来のSymfoware6000に追加契約すると、Symfoware6000/MP相当の多重実行性能を向上します。

<Symfoware6000/MPアップグレードの対象機種>
  • PRIMERGY 6780B/タイプ2、3
  • PRIMERGY 6780/タイプ2、3
  • PRIMERGY 6770B/タイプ2、3
  • PRIMERGY 6770/タイプ2、3
利用効果 アプリケーションの多重アクセス性能が最大で2倍改善します。
適用条件 必須ソフト Symfoware6000
関連ソフト Symfoware6000/MP
概要 XML-Linkは、Symfoware6000のデータベースファイル(物理ファイル、マルチボリューム物理ファイル、論理ファイル、およびビュー表)と、XML文書とのデータ交換を行う機能です。
機能説明
  1. RDB→XML変換機能
    SQLの問合せ文(SELECT文)を指定してデータベースファイルへの問い合わせを行い、抽出結果のデータでXML文書を作成することができます。
    また対象ファイルの全てのレコードをXML変換する場合は、SELECT文を指定せずに実行することもできます。
    CNVTOXMLコマンドで実行できます。
  2. XML→RDB変換機能
    XML文書のデータを元に、データベースファイルへの書き込みを行うことができます。
    • レコードの挿入(INSERT)
    • レコードの更新(UPDATE)
    • レコードの削除(DELETE)
    また対象のXML文書の全ての要素データをデータベースファイルに挿入する場合は、詳細なパラメタを指定しないで実行することもできます。
    CNVXMLコマンドで実行できます。
  3. XSLTによるXML文書の構造変換機能
    XSLT(XSL Transformations)を使用することによって、XML文書の形式を構造変換して処理できます。
    • RDB→XML変換で生成したXML文書を別のXML文書に構造変換する
    • XML→RDB変換で様々な形式のXML文書を本機能で処理可能な形式に構造変換して処理する
  4. XML→XML変換機能
    様々なXML文書に自在に変換して活用できる。
  • Java APIを使用したJavaアプリケーションの新規開発はできません。
    旧システムからリプレースした際に、旧システムで動作していたJavaアプリケーションは利用できます。
利用効果 XML文書に変換することで、基幹データベースに蓄積したデータをシステムに依存しないでデータ交換が行えます。
適用条件 必須ソフト
関連ソフト なし

パラレル検索オプション

概要 マルチボリュームの大容量データベースをSQL文で高速に検索することができます。
機能説明 パラレル検索を適用することでSQL文を使用した大量データに対する分類、集計した検索処理の高速化が可能です。
高速化手法は、構成物理ファイル単位にパラレル実行ジョブを並列に動作されることに加え、各パラレル実行ジョブでHQFを適用することにより処理時間の短縮を図ります。
利用効果 利用者プログラムを変更することなく、SQL文を使用した検索処理が最大5倍(4CPU装置において)高速になります。また、膨大な基幹データを情報分析ツールで大量に検索する際に特に有効です。
適用条件 適用機種 PRIMERGY 6000 マルチプロセッサタイプ
必須ソフト Symfoware6000 又は Symfoware6000/MPHQF
関連ソフト なし

レプリケーションサービス

概要 レプリケーションサービスは、複数のシステム間で、データベースの複製を作成・維持する機能です。アプリケーションは、自システムの複製(レプリカ)をアクセスするだけで、他システムに存在するマスターのデータと同じ内容のデータを扱うことができます。
ASPのSymfoware6000のみでなく、PC上のPowerRW+(*1)、SQL Server(*1)、Oracle(*1)とレプリケーションできます。
*1:V17以降のみ可
機能説明
  1. 同期機能
    マスタ側(複製元)の更新結果及びレプリカ側(複製先)の更新結果を、一方または両方に反映することにより、マスタとレプリカを同期させる機能です。検索条件を指定して、条件を満たすものだけを同期の対象とすることも可能です。
  2. レプリカの更新と競合検出機能
    同一レコードを自システムと他システムで更新すると、競合が発生します。この場合、競合を自動的に検出して、利用者が設定した優先ルールに従って競合を解消します。
  3. スケジュール機能
    同期処理を自動的に実行するための機能で、同期処理に失敗した場合も、設定した再試行回数に従って自動的にリトライします。
  4. レプリケーションマネージャ
    レプリケーションマネージャは、パソコンで動作する対話型の運用ツールです。レプリケーションマネージャは定義の作成、変更、およびレプリケーションの状態を通知します。
  5. 運用コマンド
    更新情報取得の開始/停止、同期スケジュールの開始/停止、トレース採取の開始/停止/状態参照等のサーバ上のコマンド運用コマンドを提供します。
  6. 即時リカバリ
    差分対象表のファイルアクセス中にシステムダウンが発生した場合、またサービスが強制停止された場合にデータの整合性をチェックします。
  7. 構成定義の移出入
    バッチ型でレプリケーション定義を行うことが可能です。
  8. 実行履歴の監視
    実行履歴情報を詳細メッセージ出力ファイルに出力します。出力内容より実行状態を監査することができます。
  9. 日時型との連携
    Symfoware6000のCHAR/NUMERIC/DECIMAL型の列を日時型として扱う定義を行うことで、Oracle/SQL Server/PowerRW+の日時型の列と連携が可能です。
  10. Unicodeによる連携
    PowerReplication V4.0以降との連携において、Unicodeデータを受け渡すことができます。
利用効果 ネットワークによるオーバーヘッド時間は不要となり、従来のRDAなどの機能と比較して高速なアクセスが期待できます。なお、レプリカとマスタの整合性は利用者が設定した間隔において自動的に保つことができます。
適用条件 必須ソフト Symfoware6000 又は Symfoware6000/MP
関連ソフト PC上のデータベースと連携する場合
  • PowerReplication
  • SQL Server
  • Oracle
  • PowerRW+
PowerReplicationの動作OS、OracleおよびSQL Serverのバージョンについては、以下のサイトを参照ください。 http://software.fujitsu.com/jp/powerrep/

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