日々の学習の中でのデジタルドリルの有効活用
~個別最適な学びの実現に向けた
教員による効果的な支援を目指して~

兵庫県播磨町立蓮池小学校 様

ICTの日常使いを実践中の蓮池小学校

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タブレット端末などICTの日常使いをどう推進し、子どもたちの学習の定着化につなげていくか。NextGIGAに向けて多くの小学校が直面している課題ではないでしょうか。兵庫県播磨町立蓮池小学校では、富士通Japanのデジタル教材提供サービスを導入・活用し、子どもたち一人ひとりの学習状況の把握と学習の定着化、教員の働き方改革を進めています。同校の取り組みについて紹介します。

導入ソリューション

課題と効果

課題
効果
課題他のデジタル教材を使っていたが、単元ごとのまとめで使う教材だったため、日々の授業のまとめや宿題など、日常的な活用が難しかった
効果教科書完全準拠のデジタルドリルの導入で、日々の授業の終わりの演習や宿題で活用できるようになり学習の定着化が図られた
課題紙のドリルや子どもたちにIDが割り当てられていないデジタルドリルでは、一人ひとりの学習状況を素早く把握することが困難だった
効果子どもたち一人ひとりの学習状況や理解度、定着率などを簡単に把握できることで、個々の児童にあったサポートが可能になった
課題紙のドリルでは採点やフィードバックに時間や手間がかかり、教員の日常的な業務負荷が大きかった
効果デジタルドリルで採点やフィードバックなどの業務を改善、演習や宿題の結果をすぐに知りたい子どもたちの学ぶ意欲にも応えられるようになった

導入事例に関するお問い合わせ・ご相談

導入の背景と経緯

「学習の定着化」と「教員の働き方改革」

2つの側面からデジタルドリルの採用を検討

兵庫県播磨町立蓮池小学校は、全校児童743名の比較的大規模な学校です。以前から他社のデジタル教材を活用していましたが、同校6年生担当の坪内 亮氏は「日々の授業や宿題で活用するのが難しいと感じていました」と課題を示します。ある単元を学習し終えたときの振り返りやまとめとしてデジタル教材を使うことはできても、「授業の終わりに『この3問を解いてみよう』、宿題で『今日の授業で習ったことを復習してみよう』と『学習の定着化』を狙った使い方には適していなかったのです」(坪内氏)。

また、同校では教員の働き方改革の視点からもICT活用の必要性を感じていました。授業の終わりや宿題では紙のドリルを使っていましたが、教員たちは、多くの業務を行う中、採点や一人ひとりの児童への個別の支援を行わなければならず、それが大きな業務負担になっていました。児童と接する時間をより多く生みだすためにも、業務改善が必要だったのです。

こうした中で同校では2023年4月から富士通Japanの「デジタル教材提供サービス」を導入、現在、5年生と6年生を対象に漢字・計算デジタルドリルを活用しています。本サービスを選定した理由について、坪内氏は「教科書に完全準拠で、日々の授業や宿題で使いやすいと感じたから」と説明します。さらに今後、各種学力調査が、タブレット端末での実施を検討されていることなども考慮し、「本校でもデジタルドリルを日常的に使う環境を整えたほうが良いと考え、まずは高学年から導入に踏み切りました」(坪内氏)。

導入の効果と今後の展望

毎日の宿題でデジタルドリルを活用

一人ひとりの理解度や学習状況を把握

それでは、同校では現在、具体的にどのように活用し、どのような効果を感じているのでしょうか。6年生担当の福田 圭佑氏は、おもに宿題でデジタルドリルを活用しています。「今日の授業で習ったことを宿題にすると、デジタルドリルなので子どもたちの正答率がすぐにわかります。正答率が低いときには授業のやり方を見直すきっかけになり、『明日の授業は復習から入ってみようか』など今後の授業計画を考えるのにも役立ちます」と効果を示します。

また、福田氏は「子どもたちが自宅できちんと宿題をやっているか、『学習状況の把握』にも活用しています」と話します。「デジタルドリルなら、子どもたちが家に帰って何時頃に宿題に取り掛かったのかもわかります。テスト前には正答率が低い子どもに習った内容を復習するように指導しますが、それをきちんとやっているかどうかもデジタルドリルならわかります。子どもたちが自宅でどう勉強しているかを把握し、その子に合った声掛けや指導にも活用できるのがメリットだと感じています」(福田氏)。

もちろん、教員の働き方改革の視点でも効果がありました。「紙のドリルのときは、移動中や自宅にいるときに時間が空いても、ドリルの束が手元にないと採点ができませんでした。デジタルドリルならタブレット端末があればどこでも採点とフィードバックができるので時間を有効活用でき、働き方改革にも効果を感じています」(坪内氏)。

今後、同校では学習の定着化や教員の働き方改革とあわせて、夏休みなど長期休暇のときの学習状況の把握や、クラスの中でサポートが必要な子どもに声掛けするきっかけの一つとしてもデジタルドリルを活用していきたい考えです。

デジタルドリル活用中の兵庫県播磨町立蓮池小学校教諭

兵庫県播磨町立蓮池小学校
坪内 亮氏(左)と福田 圭佑氏(右)

導入事例に関するお問い合わせ・ご相談

富士通Japan担当者の声

日々の教育活動で活用できるデジタル教材をということでご採用いただき感謝しています。

デジタル教材提供サービスは、従来の紙の教材と同じような使い勝手を実現し、自動採点によって児童生徒は学習結果がその場ですぐにわかる、先生方はすぐに子どもの学習状況が把握できるデジタルの良さを加えた点が大きな特長です。

そうした利点をうまく教育活動に活かしていただけていて、非常に嬉しく思います。今後もさらに授業でのご活用を拡げていただけるよう、よりよいサービスを目指していきたいと考えております。

教科書準拠のデジタル教材を企画した富士通Japan担当者

富士通Japan株式会社
教育ソリューションビジネス部
應田 博司・小田 太地

兵庫県播磨町立蓮池小学校 様

所在地 兵庫県加古郡播磨町西野添4丁目3番1号
代表者 井上 英義 校長
児童数 743名
ホームページ http://www.hasuike.harimakyoiku.jp/

[2024年1月 掲載]


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