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ITインフラの「グローバルリスク」をどうコントロールする? 将来の予測が難しい時代に「国産クラウド」を選択する理由

  • #国産クラウド
  • #クラウド選定

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昨今の不安定な世界情勢により急速な円安や半導体不足が発生し、企業のITインフラにおいてもグローバル化によるリスクが顕在化しています。ITインフラをクラウド化するにあたって、各サービスを比較する際には、国外クラウドサービス利用時の注意点を知っておくことが重要です。本eBookでは、年間のIT予算を計画されている方に向けて、クラウド選定の際に考慮すべきグローバルリスクを「調達」「為替」「データ保護」の3点から考え、国産クラウドのメリットについて実例を交えながらご紹介します。

  • はじめに
    1. ITインフラの構築運用にも「グローバルリスク」の考慮が必須の時代に
  • オンプレミスで増す「調達リスク」をクラウドで低減
    1. ITインフラの主流は「オンプレ」から「クラウド」へ
    2. 調達リスク回避のためにも「クラウド」移行は必須
  • 急激な為替変動で「国産クラウド」が注目される理由
    1. ITリソースのコストは「固定費」から「変動費」に
    2. 急激な為替変動で「ITコストの予測」が極めて困難に
    3. コストの予測可能性の高さが「国産クラウド」のメリット
  • 「データ保護」に対するリスクの変化を考慮する
    1. 「海外のクラウドにデータを置く」ことに伴うリスク
    2. データ保護の観点で注目される「ソブリンクラウド」
    3. ソブリンクラウドが備える「3つの特性」
  • おわりに
  • 巻末付録
    1. 「国産クラウド」としてのメリットを最大限に享受できる「ニフクラ/FJcloud-V」
    2. クラウドの料金見積で見落としがちな「4つのポイント」
  • 出典・参考資料一覧

内容の一部をご紹介

ITインフラの構築運用にも「グローバルリスク」の考慮が必須の時代に

近ごろ、社会やビジネスの環境を表すキーワードとして、「VUCA」という略語をよく聞くようになりました。VUCA は、それぞれ「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字であり、これらが高まることで「不確実性が高く将来予測が困難な状況」となっていることを表しています。

特に 2020 年代以降は、新型コロナウイルス感染症の流行や、世界情勢の不安定化といったグローバル規模での社会環境の変化が、経済に強く影響を与えるようになっています。企業は、こうしたビジネスに影響を与える要因を「グローバルリスク」と捉えて、コントロールしていく必要があります。

ビジネスやデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進にあたり、IT の存在は不可欠なものですが、その仕組みを支える「ITインフラ」も、グローバルリスクの影響を避けられません。

今、企業の IT インフラは、オンプレミスとクラウドが混在する「ハイブリッドクラウド」化、あるいは複数ベンダーのクラウドを使い分ける「マルチクラウド」化が進んでいますが、いずれの場合も、グローバルリスクの「調達」「コスト」「ガバナンス」への影響が顕在化しています。

リスクの例としては、世界的な半導体不足、急激な為替変動(円安)、エネルギー価格の高騰、国外での法改正などが挙げられます。実際に、「新しい機材を調達しようとしたが、半導体不足で納期がいつになるか分からないと言われた」「為替変動でクラウド料金が当初の予算から変わってしまった」といった声も聞かれます。

企業が IT 戦略を立案、実現していくにあたっては、「IT インフラ」をどのように構成、運用するかについても、グローバルリスクを念頭においたマネジメントの重要性が高まっているのです。

年間の IT 予算を計画されている方に向けて、この eBook では、IT インフラに関わるグローバルリスクとして特に「調達」「為替変動」「データ保護」の 3 点に着目し、企業がこれらをより適切にコントロールしていくための基本的な考え方について解説します。特にクラウドについては、サービスを提供している事業者が本拠地を置く国やビジネスモデルによって、ユーザー側でのリスクコントローラビリティに違いが生まれる懸念があります。そうした観点での「国産クラウド」のメリットについても見ていきます。・・・

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