ハイブリッドクラウドの作り方 「2025年の崖」を超えるためのITロードマップ

既存ハードウェアから脱却し、ビジネススピードを確保するための現実解

近い将来日本のITシステムでは人口減少に伴う人材不足とレガシーシステムの負債が引き起こす「2025年の崖」問題が叫ばれています。この問題を克服するためには「クラウドにリフト」し「クラウドネイティブな自動化の世界にシフト」することが求められています。その足掛かりとなる現実的な解の1つが「ハイブリッドクラウド」です。

本書では、ハイブリッドクラウドのメリットや導入への5つのステップを解説します。

なぜ「リフト&シフト」が求められるのか

ここでは、改めて「2025年の崖」問題とは何なのかについて、整理しておきたいと思います。この言葉が登場した経済産業省の「DXレポート」は、日本企業がDXを推進するための課題や対策について、ユーザー企業やITベンダー、学者などの有識者からなる「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」が議論した内容をまとめたものです。

このレポートでは、日本企業がDXを本格的に進められていない主な原因として「IT人材の不足」と「レガシーシステムの老朽化」を挙げています。この2つは、個別の問題ではなく、実は密接に関係しています。

多くの日本企業では、高度経済成長期からバブル崩壊を経た不況期に入るまでの間に、生産性の向上と競争力の強化を目指して積極的なIT投資を続けてきました。当時はクラウドと呼ばれるサービス形態はなく、基本的には自社でシステム全体を所有、運用するオンプレミスの形で導入が進められてきました。こうしたシステムは、事業部門ごとに個別に導入され、そのことが情報システムの「サイロ化」を生みだしました。また、必要に応じた機能強化が既存システムに対する「建て増し」の形で長年行われ続けた結果として、システムの肥大化、複雑化が進んでしまいました。

バブル経済の崩壊、加えてリーマンショックなどを引き金とした長い不況期に入ると、多くの企業では、IT投資を抑え、限られた人員で既存システムの運用保守を行いながら、事業の存続を目指すようになりました。

結果的に、IT関連の技術が飛躍的に進歩し、変化した現在においても、旧来の技術を基盤とし、肥大化と複雑化で内部が「ブラックボックス」と化してしまった「レガシーシステム」が多数運用され続けているという状況を招いています。

DXレポートでは、日本企業の約8割が、社内に老朽化したレガシーシステムを抱えているという調査結果が示されています。

こうしたレガシーシステムは、限られた「IT予算」の浪費の原因になっていると、DXレポートでは指摘しています。オンプレミスで運用され、止めることが難しいレガシーシステムの維持に限られた人的資源、予算を割かねばならない状況が、企業が「攻めのIT投資」であるDXを本格的に推進していくにあたって、重い足かせとなっているのです。

続きは、以下の資料よりご覧いただけます

ホワイトペーパー「ハイブリッドクラウドの作り方 『2025年の崖』を超えるためのITロードマップ」をダウンロード

収録内容

  • なぜ「リフト&シフト」が求められるのか
    1. レガシーシステムと人材不足が引き起こす「2025年の崖」問題とは?
    2. 「ハードウェアライフサイクル」との決別がDX推進の原動力に
    3. DXを目指す「リフト&シフト」の5ステップ

    コラム:クラウド化「しやすいシステム」「しづらいシステム」はどう見分ける?

  • ハイブリッドクラウドとはー 選択するメリット
    1. ハイブリッドクラウドとは?
    2. パブリッククラウドとネットワークに関する「2つの誤解」
  • FJcloud-Vでのハイブリッドクラウド構築手順

    コラム:企業のクラウド評価、クラウド移行に「FJcloud-V」が最適な理由

(注)資料のダウンロードにあたり、簡単な登録が必要です。

FUJITSU Hybrid IT Service に関するお問い合わせ・ご相談

ページの先頭へ