富士通株式会社 総務人事本部リスクマネジメント室 導入事例
突発的な事象に対する柔軟な対応を求めた
アドリブ訓練の成果が東日本大震災に活きる
富士通グループでは、大規模な災害の発生を想定した全社防災体制を整備。人的・物的被害を最小限に留めるため、1995年から継続して防災訓練を実施し、災害対応能力の強化に努めてきました。
こうした中で、被災地域事業所の従業員安否確認状況や建屋設備の被害状況をリアルタイムに把握し、共有するための仕組みとして取り入れたのが、SaaS型アプリケーションサービス「CRMate(シーアールメイト)/お客様接点力」(以下CRMate)です。
日頃の訓練の積み重ねと情報収集・共有の仕組みは、3月11日の東日本大震災でも活かされ、被害状況の的確な把握に基づいた迅速な初動対応や、その後の復旧支援へとつながりました。
製品: | CRMate(シーアールメイト)/お客様接点力 |
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適用業務: | 緊急時の情報収集と管理 |
3月11日、太平洋三陸沖を震源地として発生した東日本大震災。日本の観測史上最大のマグニチュード9.0を記録し、被害も青森県から千葉県までの広範な地域に及んだ。想定をはるかに超える大津波が発生。地震と津波によって放射能漏れを伴う原子力発電所事故が起こり、電力不足を回避するために、計画停電が実施される事態にもなった。災害発生時、富士通リスクマネジメント室では ... 続きはPDFにてご覧いただけます。
- 課題膨大な情報が災害中央対策本部に集中し、情報整理が追いつかなかった
- 効果各拠点からの被害状況報告をCRMateで管理したため、迅速に状況を把握することができた
- 課題情報収集項目の見直しが必要になっても、すぐには対応できなかった
- 効果カスタマイズ機能を活用して、時々刻々と変化する事態に対して、その時に最も必要とされる情報を収集することできた
- 課題各対策本部ごとに情報共有できていたが、他の本部がどういう状況になっているのかを共有することは難しかった
- 効果災害中央対策本部を核に、グループ会社を含めた各対策本部間で被害状況をリアルタイムで共有することができた
詳しい内容は、PDFにてご覧いただけます
導入事例詳細 PDF版
PDF版では、導入事例の詳細を写真や図表を添えて詳しく解説しています。
各種資料・導入事例ダウンロードページからどうぞ。
【目次】
- 東日本大震災が発生、1時間以内に続々と情報が入り始める
- さまざまなリスクについて未然防止と発生時の最小化に向けた活動を推進
- 限られた人員の中で刻々と寄せられる情報をいかに整理するかが課題
- 災害発生時、担当者不在の事態に遭遇、他のメンバーが指揮を執り初動対応を開始
- CRMateから出力した全社被災状況データが経営陣の判断材料に
- 災害時の状況に合わせ、機能強化を緊急でリモート対応
- 情報共有し、全社での統一した見解を示すことで、情報の混乱を防ぐ
- 震災を経験し防災意識が高まる中、さらなる組織対応能力の強化を目指す
[2012年4月掲載]
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