THE LINUX FOUNDATION
Open Source Summit Japan 2025 & Open Compliance Summit 2025 開催
2025年12月8~12日
東京・虎ノ門ヒルズフォーラム
富士通からもスピーカー登壇!

Open Source Summit Japan 2025 概要
2025年12月8日~10日に The Linux Foundationが「Open Source Summit Japan 2025」を開催。
富士通からもスピーカーとして、4件の発表で計6名が登壇いたします。
また、会場では次世代インフラストラクチャ 「PRIMERGY CDI」の展示もございます。
富士通もPlatinumスポンサーとして参加しています。
Open Source Summit Japan 2025 は、日本で開催される大規模なカンファレンスで、オープンソース エコシステムが一堂に会します。技術者やオープンソース リーダー企業が、コラボレーションと情報共有のために、そして最新のオープンソース技術を学ぶために、あるいは革新的なオープン ソリューションを使った競争力の付け方を見つけるために集結します。
イベント概要
- イベント名 : Open Source Summit Japan 2025
- 開催日時 : 2025年12月8日~10日
- 開催場所 : 東京・虎ノ門ヒルズフォーラム
- 主催 : The Linux Foundation
イベント詳細やお申し込み
イベントサイトOpen Source Summit Japan 2025をご参照ください。
基調講演
| タイトル | Fujitsu's innovative Computing Evolution pursued with OSS |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月9日(火曜日) 9:45 - 9:50 |
| 発表者 | 富士通株式会社 印藤 隆夫 |
| 内容 | 富士通は20年以上にわたりオープンソースソフトウェアの活用に取り組んできました。Linuxカーネルの開発から始まり、ミッションクリティカルなシステムへの適用に着手し、仮想化やコンテナ化といった時代の潮流に適応しながら、お客様が求める機能を提供するために、一貫してOSSと連携してきました。本講演では、OSSを活用したコンピューティングの進化に向けた、富士通の最近の取り組みについてご紹介します。 |
セッション
| タイトル | Dynamic GPU Provisioning in Kubernetes With Composable Disaggregated Infrastructure |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月8日(月曜日) 11:15 - 11:55 |
| 発表者 | 富士通株式会社 長谷 仁、渡邉 翼 |
| 内容 |
CoHDIはKubernetes上でCDIを最大限に活用するオープンソースプロジェクトで、GPUなどのデバイスを要求に応じて動的に接続・切断し、リソースの効率的な利用を実現します。 本セッションでは、デモを交えつつCoHDIのアーキテクチャを解説します。 |
| タイトル | BoF: COSCUP 2025 On-site Report: The OSS Energy in East Asia |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月9日(火曜日) 14:00 - 14:40 |
| 発表者 | 富士通株式会社 信田 圭哉、常田 裕士 |
| 内容 | Automotive Grade LinuxがSDVへ向けてより多くの技術者に参加してもらうために国内及び台湾のOSS系イベントで技術紹介する活動を紹介し、今後についてディスカッションするBoF (参加者が自由にディスカッションするセッション)をファシリテートします。 |
| タイトル | Comparison and Proposal of Vulnerability Management Approaches in Yocto-Based Linux for the CRA |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月10日(水曜日) 12:00 - 12:40 |
| 発表者 | 富士通株式会社 高橋 明彦 |
| 内容 |
富士通は、長年にわたりSPDXの多国間支援を行っており、特にYoctoとSPDXにおける活動を積極的に行っています。2016年からはmeta-spdxscannerのメンテナに加わり、Yocto ProjectのSPDX機能の有効化を支援しています。2024年には、グローバルなソフトウェアサプライチェーンのセキュリティと信頼性の向上のためにOpenSSFに加入しました。 EUのCRA法案により、2026年9月からEU圏の製造業者には脆弱性の報告義務が課されます。Yoctoにおける脆弱性管理の手法として、cve-check、yocto-vex-check、サードパーティ製ツールなど、さまざまな手段が考えられますが、現時点では明確なベストプラクティスは存在していません。 そこで本セッションでは、これらの手法をCRA法案の対象となる製造業者のユースケースに適用し、SBOMやVEXの活用も含めて比較検討を行います。その比較結果を通じて、YoctoベースLinuxにおける脆弱性管理の利点と課題を整理し、どの手法が適しているか提案します。 |
Open Compliance Summit 2025 概要
2025年12月11日~12日に The Linux Foundationが「Open Compliance Summit 2025」を開催。
富士通からもスピーカーとして、2件の発表で計3名が登壇いたします。
富士通もGoldスポンサーとして参加しています。
イベント概要
- イベント名 : Open Compliance Summit 2025
- 開催日時 : 2025年12月11日~12日
- 開催場所 : 東京・虎ノ門ヒルズフォーラム
- 主催 : The Linux Foundation
イベント詳細やお申し込み
イベントサイトOpen Compliance Summit 2025をご参照ください。
セッション
| タイトル | Enhancing OSS License Compliance Efficiency in Yocto Through Tool Integration |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月11日(木曜日) 16:10 - 16:30 |
| 発表者 | 富士通株式会社 森住 能久、雷 茂慧(Lei Maohui) |
| 内容 |
富士通は、SPDXの進化と、サプライチェーン全体にわたる企業のソフトウェア活用に共通のSBOM基盤を提供する国際標準への動きをサポートしています。特にYoctoとSPDXにおける活動を通じて、SPDXに対して多角的に長年支援を提供してきました。2016年からは、meta-spdxscannerのメンテナーに参加しています。また、私たちはYocto Projectへのパッチ投稿においてトップコントリビューターです。 OSSを活用するうえでライセンスを遵守することは重要な項目の一つです。YoctoにおいてはOSSのライセンスはレシピと呼ばれる設定ファイルに記載されており、この記述を正しく更新していくことが重要です。これは結果としてYoctoで生成されるSPDXファイルにおけるライセンス情報の品質向上につながります。 本セッションでは、Yoctoにあるライセンス遵守のための仕組みを紹介するとともに、meta-spdxscannerを用いて外部ツールであるFOSSologyと連携してライセンスの検出や更新をより効率的に行う方法を提案します。 |
| タイトル | AI Standardization in ISO/IEC JTC 1/SC 42: Developments and Implementation Perspectives |
|---|---|
| 日時 | 2025年12月12日(金曜日) 17:00 - 17:20 |
| 発表者 | 富士通株式会社 鄭 育昌(Yuchang Cheng) |
| 内容 |
EU AI Actなどの規制が施行段階に入る中、組織はAIガバナンスの枠組み構築という圧力に直面している。ISO/IEC 42001はマネジメントシステム規格を提供するが、より広範なAI標準化のエコシステムは断片化され複雑なままである。ISO/IEC JTC 1/SC 42だけでも100件近い文書を扱い、関連規格は業界全体で数百件にのぼる。結果として、多くの組織はどの規格が重要で、それをどう実践に適用すべきか把握することに苦慮している。 本セッションでは、SC 42の日本代表団メンバーである発表者(鄭)が、SC 42におけるAI標準化活動の直接の見聞を共有する。主要トピックには、新たなガバナンス上の考慮を必要とする自律型システムに対応するため、「生成AI」および「Agentic AI」の標準化に向けた動きの出現が含まれる。 標準化に携わる実務担当者にとって根強い課題は、形式的な「要求事項」と実世界での「実装」との間の断絶である。国際標準は『何を』管理すべきかを定義するが、現場の組織は『それをどう運用すべきか』を問い続けている。 本セッションでは、この実践的な課題を取り上げ、オープンソースコミュニティが共有ツール、ベストプラクティス、協調的開発を通じて、抽象的な要求事項を利用可能なソリューションへと変換する上でどう貢献できるかを探る。そして、ISO/IECの組織とOSSエコシステムがより緊密に連携していくための新たな機会について、その輪郭を示す。 |




