COBOL開発環境
Fujitsu Software NetCOBOL
機能
プラットフォーム別 機能一覧
開発・運用環境製品は、コンポーネントで分類されており、インストール時は、コンポーネント単位でインストールすることができます。各プラットフォームに対するコンポーネントおよび機能は以下のとおりです。
64ビット版と32ビット版の製品の機能比較
64bit製品と32bit製品の選択については、以下の機能比較を参照してください。
- NetCOBOL 64ビット版と32ビット版の製品の機能比較(Windows)
- NetCOBOL 64ビット版と32ビット版の製品の機能比較(Solaris)
- NetCOBOL 64ビット版と32ビット版の製品の機能比較(Linux)
旧製品との互換性
.NET環境との仕様比較
機能概要
- コンパイラ
- デバッガ(WINSVD)
- COBOL開発環境
- 分散開発(リモート開発)
- Windows専用GUIビルダ(PowerCOBOL)
- 診断機能
- Jアダプタークラスジェネレータ
- 画面/帳票設計運用
- 帳票の電子化
- Interstage Business Application Server連携
- データベース
- 画面・帳票設計支援ツール(FORM/PowerFORM)
- Webアプリケーション構築支援(MeFt/Web)
- MeFt/Web HTML変換方式によるモバイル対応
- 開発保守支援 (SIMPLIA/COBOL支援キット)
コンパイラ
国際規格(JIS-1992 ANSI'85 およびX-OPEN XPG4仕様)に準拠し、国際規格COBOL2002で導入されたオブジェクト指向機能、主要な業界標準仕様、グローバルサーバ(GS)、PRIMERGY6000(K)と共通の富士通標準仕様を実現しています。
コード系は、EBCDIC-JEF、Unicodeにも対応しており、他製品との連携を含めた広範囲で統一された文字コードの利用が可能となり、ビジネスソリューションを大きく拡大できます。
なお、Windows (.NET)はWindows (64bit/32bit)と比べて仕様が異なる部分があります。詳細は、「.NET環境との仕様比較」を参照してください。
デバッガ(WINSVD)
従来から提供しているCOBOLデバッガです。Windows(32bit)上で動作するCOBOLアプリケーションをデバッグできます。
- 注)デバッガ(WINSVD)は、将来のNetCOBOLリリースで提供を停止する予定です。NetCOBOL Studioによる開発への移行をご検討ください。
対話型デバッガによる豊富なデバッグ支援
以下のデバッグ機能により、テスト作業を強力に支援します。
- 自由度の高い中断点設定
- データ内容監視
- データ変更中断
- 副プログラム単独でのテスト
トラブルの早期解決
アプリケーション実行時にエラーが発生した場合、デバッガが起動され、即座にデバッグできます(ジャストインタイムデバッグ)。また、本機能を利用することで、アプリケーション起動と同時にデバッガを起動させることができるため、サーバアプリケーションのように、デバッガから起動できないアプリケーションもデバッグすることが可能となります。
COBOL開発環境
NetCOBOLでは、用途に合わせて以下の開発環境をご用意しています。
Windows (32bit)からWindows、Solaris、Linuxサーバ向けリモート開発では、プロジェクトマネージャとNetCOBOL Studioを用意していますが、新規に開発する場合は、Eclipseをベースとした開発環境「NetCOBOL Studio」をご利用ください。プロジェクトマネージャは将来のNetCOBOLリリースで提供を終了する予定です。
なお、Windows (64bit)では、NetCOBOL Studioのみを提供しています。
プロジェクトマネージャからNetCOBOL Studioへの移行支援ツールとして、プロジェクト構成支援コマンドをご用意しています。
- EclipseベースのCOBOL開発環境「NetCOBOL Studio」
Windows、Solaris、Linux上で動作するCOBOLアプリケーションを作成する場合に使用します。 - .NET用開発環境「Visual Studio」
.NET上で動作するCOBOLアプリケーションを作成する場合に使用します。 - 従来からのCOBOL開発環境「プロジェクトマネージャ」
PowerCOBOL97時代から長年利用していただいている富士通オリジナルの開発環境です。Windows (32bit) V9.0以前のプロジェクトマネージャで作成したプロジェクトを活用したい場合に使用します。 - サーバ向けリモート開発環境
なお、Windows (32bit) 開発環境「NetCOBOL Studio」と「プロジェクトマネージャ」の違いについては、 「プロジェクトマネージャからNetCOBOL Studioへ移行した場合に使用できない機能はありますか?」を参照してください。
分散開発(リモート開発)
リモート開発(リモートビルド、リモートデバッグ)機能により、Windowsを中心とした分散開発が可能となります。
リモートビルド、リモートデバッグ
Windows 32bit/64bit開発環境からターゲットシステムとなるWindows (64bit) 、Solaris (32bit、64bit)、Linux (64bit) のアプリケーションをリモート開発する機能を提供しています。これにより、Windowsを中心とした分散開発が可能になり、開発の効率化が図れます。
Windows専用GUIビルダ(PowerCOBOL)
- 注)本機能は、Windows (32bit)でのみ、ご利用になれます。Windows (64bit)での提供予定はありません。また、将来Microsoftから提供されるOSについては非サポートとなる可能性があります。
COBOL開発者のためのGUIビルダ
フォーム(画面)にコントロール(部品)を貼り付ける操作で画面を作成します。画面体裁も簡単な操作で整えられます。イベントごとの手続きはCOBOLで記述するので、COBOL開発者のノウハウを充分に活かせます。
生産性、信頼性の高いGUIアプリケーション開発
マウスやキーボードで発生するイベントに対してプログラムを記述します。面倒なイベント処理はビルダが行うため、通常のCOBOLプログラミングに比べ、生産性が向上します。
また、業界標準仕様の部品や独自部品を貼り付ければ、信頼性が高く、効率のよいコンポーネント指向の開発が行えます。
デバッグ、保守の効率化
GUIアプリケーションの難題であった開発時/運用時のデバッグ機能、トラブルシュート機能を強化しました。
診断機能
- 注)本機能は、Windows版でのみ、ご利用になれます。
豊富なデバッグ情報であらゆる角度から分析
エラー箇所、エラー種別、システム情報、呼び出し経路などの詳細なデバッグ情報を出力する診断レポートを装備しており、運用時のトラブルシューティングに費やす調査時間を大幅に短縮できます。また、アプリケーションからイベントログが出力でき、容易に異常状態の監視、調査が行えます。
Jアダプタークラスジェネレータ
Javaクラスを呼び出すCOBOLクラス(アダプタークラス)を生成するツールです。アダプタークラスを使用することで、COBOLアプリケーションからJavaクラスライブラリを利用できるようになります。
- 豊富なJavaクラスを利用
- 各種JavaAPIを利用
画面/帳票設計運用
画面/帳票設計支援ツールを利用して画面、帳票を作成します。作成した画面、帳票を運用環境で利用します(Windows (.NET)では帳票のみ利用が可能です)。また、MeFt/Web(Webアプリケーション構築支援ツール)によりWeb配下で動作させることも可能です。
帳票の電子化
電子帳票の作成
Interstage List Worksと連携することで、帳票の電子化を実現。必要になった時点で再印刷、電子媒体による納入・他アプリとのデータ連携等のサービスが受けられます。
帳票のPDF化
Interstage List Creatorと連携することで、帳票のPDF化を実現。出先から(モバイル)からでも帳票の取り出しができ、簡単に手元のプリンタへ印刷、ページ指定再印刷等が実現できます。
Interstage Business Application Server連携
アプリケーションの実行基盤を提供します。既存のノウハウや既存資産を活かし、Java言語からCOBOL言語へのデータ型やデータ変換を行なうため、言語に依存せずにアプリケーション同士の連携が行えます。Interstage Business Application Server開発環境パッケージを利用する場合は、NetCOBOL Enterprise Editionの開発環境製品と組み合わせて利用する必要があります。
NetCOBOL に関するお問い合わせ
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