Work Life Shiftがもたらす新たな学びと体験、富士通社員の「リアル」を公開
「自律と信頼」をベースにした変革「Work Life Shift」
富士通社員の「リアル」を公開!成功の秘訣とは?
富士通が「Work Life Shift」という取り組みを開始してから1年半、すでに具体的な成果が現れ始めている。まず、富士通社員の仕事だけでなく生活にも劇的な変化を起こした。また、会社と社員がお互いに信頼をベースにしたマネジメントを目指すという方向に大きく舵を切ることで、社員のモチベーションやエンゲージメントは高まり、生産性向上にも寄与しつつある。企業文化を含む変革へのチャレンジを成功に導くためのポイントはどのようなものか。また、経営面の効果につなげるためのアプローチとは?日経BP総研の小林暢子氏が、富士通の現場リーダー3人に変革を推進する上での工夫や重視すべき点などを聞いた。
「Work Life Shift 2.0」で進化する3本柱の施策
小林暢子氏(以下、小林氏) 富士通は2020年7月、ニューノーマル時代の新しい働き方として「Work Life Shift」を発表しました。その後、同コンセプトに基づいた様々な取り組みが進んでいると聞いています。
森川学(以下、森川) Work Life Shiftのコンセプトは、リアルとバーチャルで常につながった多様な人材が、イノベーションを創出し続ける状態をつくることです。「働く」ことだけでなく、「仕事」と「生活」をトータルに見直してWell-beingを実現することを目指しています。具体的な取り組みとしては3つの柱があります。まず、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を実現する「Smart Working」。次に、業務の目的に合わせて、ワーク環境を自由に選択できる「Borderless Office」。さらに、新しい働き方を定着させるために組織を変革する「Culture Change」です。
小林氏:3本柱で進める取り組みの成果は現れ始めていますか。
森川:まず、Smart Workingの観点で、場所と時間に大きな変化が起きています。例えば、テレワーク実施率は現在約8割となっています。パンデミックという要因もありますが、必要に応じてオフィスに行くというスタイルが広がりました。また、コアタイムなしのフレックス勤務制度を導入し、その活用度は93%に達しています。
小林氏:Culture Changeには時間がかかりますし、変革を目指す企業が最も苦労するところではないかと思います。富士通では、どのような考え方で取り組んでいるのでしょうか。
森川:キーワードはTrust(信頼)です。
小林氏:Culture ChangeとTrustですか。とても興味深い組み合わせですが、どのように関係してくるのでしょうか。
Work Life Shiftがもたらす新たな学びと体験、
富士通社員の「リアル」を公開
「自律と信頼」をベースにした変革「Work Life Shift」
富士通社員の「リアル」を公開!成功の秘訣とは?
- 「Work Life Shift 2.0」で進化する3本柱の施策
- 「固定された勤務地をなくす」ために様々な施策を実践
- 働き方の柔軟性を高めた結果エンゲージメントが向上
- 変革の経験とノウハウを積極的に提供する
本コンテンツは、日経Human Online Capital Online掲載記事より転載しています。
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