サービス部門・インフラインテグレーションサービス本部・クラウドインテグレーション統括部
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白石 優(Suguru Shiraishi)/ 2017年入社
Profile
2017年4月入社。システムエンジニアとして、金融や公共など様々な業界のお客様に対する仮想化基盤やデスクトップ仮想化などシンクライアントシステムの設計構築を担当。現在は、新型コロナウイルス感染症の影響で急速に広まったテレワークの導入支援として、お客様へのヒアリングから、DaaSなども含めた企画提案も実施。
<障がい内容>
聴覚障がい2級(先天性重度感音性難聴(両耳)
左耳への人工内耳埋込手術を実施し、現在は人工内耳を左耳に装用中。チャットなどを活用しながらお客様やチームメンバーとコミュニケーションをとりながら業務に従事。
当社を選んだ理由
生き生きと仕事をする先輩社員、自分が働いているイメージがもてた
大学で情報系を専攻しており、学んだことを仕事に活かしたいと思い、情報系の企業を中心に就職活動をしていました。いくつかの企業で面接を受けましたが、他のどの企業よりもエフサスでの面接時に、自分らしく飾らず話をすることができたことを覚えています。面接官や人事採用担当者の親切で誠実な人柄に安心感を感じたこと、入社前の様々なイベントで職場や仕事内容について知ることができ、自分がそこで働いているイメージができていたからだと思います。また、仕事について語ってくれた先輩社員の生き生きとした姿も印象的で、自分もこの人たちと一緒に働きたいと思っていました。
会社や職場の支援・配慮
障がいの有無に関係なく知識・スキル習得できるサポート体制
当社では成長支援の仕組みが充実していることが大きな魅力の1つで、私も新人研修をはじめ、配属後も数多くの研修を受講しています。私は聴覚障がいがあるため、確実な理解のために受講前に教材や関連資料を提供してもらっています。また、受講中は講師が話した内容をその場でパソコンにキーボード入力してもらうパソコン要約筆記の方をつけてもらってます。これらのサポートにより、他の方と同様に必要な情報を得ることができ、着実に知識・スキル習得することができています。
コミュニケーションの工夫
リモートならではのコミュニケーション方法を模索
2020年頃から私も本格的にテレワーク勤務することが多くなりました。リモートでのコミュニケーションは様々な方法がありますが、一般的にはメールやチャットなどのテキストに比べ、電話など音声のほうが短時間で多くの情報を交換でき、やり取りもスムーズなことが多いかと思います。しかし私の場合は、音声のみでは意思疎通が難しいです。時と場合にもよりますが、相手に事情を伝え可能な限り相手にはチャットを使っていただき、私は音声で伝えるなど合わせ技にして、お互い齟齬がないよう工夫しています。
今後のキャリア
聴覚障がいのあるシステムエンジニアのロールモデルになる
システムエンジニアは、商談対応や技術検証、事務処理など多岐にわたる業務に対応しなくてはいけません。お客様や上司、先輩など、様々な方とコミュニケーションは必要不可欠ですが、どうしても音声でのコミュニケーションが難しいことがネックになります。今後キャリアを重ねる上で、人とのコミュニケーションはますます重要なものになってくると思っています。正直不安はありますが、自分の中でできること・フォローがあればできること・できないことを明確にし、必要なときは遠慮せずに周囲に協力やフォローを依頼することが大切だと思っています。
当社では一人一人のキャリア目標実現のために上司と話し合う「キャリア面談」を実施しています。その中で上司から「同じ聴力障がいのある方のロールモデルになると思う、今後も活躍を期待している」と言われたことは心に残っています。周囲とのコミュニケーションの工夫や積極的な研修受講によるスキルアップなど、日々の努力が認められていると感じ嬉しかったです。今後も大変なことはあると思いますが、試行錯誤しながら自分ならではのスタイルを築き、システムエンジニアとしてのキャリアを積み上げていきたいと思っています。