サービス部門・インフラインテグレーションサービス本部・クラウドインテグレーション統括部
Voice 01
盧 瑾(Kin Ro)/ 2012年入社
Profile
2012年4月入社。中国籍。システムエンジニアとして、ネットワークの設計や構築に従事。ネットワークセキュリティサービスやシステムの提案から、ネットワーク機器(ファイヤーウォール、ルーター、スイッチ)の検証・構築・テスト、トラブルシューティングなど、業務内容は多岐にわたる。また、障がい者や留学生向けの採用活動の支援や、社内のダイバーシティ推進活動にも積極的に取り組む。
<障がい内容>
視覚障がい1級 緑内障(右目は全盲、左目は弱視、視野欠損あり。)
視力の矯正ができないため、眼鏡は使用せず、ルーペや単眼鏡を使用。大きめのモニターを配備してもらい、文字を拡大しながら業務に従事。
当社を選んだ理由
先輩社員の仕事への熱意と、充実した成長支援のしくみ
入社の決め手は大きく3つあります。
1つ目は、人事採用担当者の温かい人柄と迅速な対応です。私の就職活動は2011年の東日本大震災の時でした。震災直後、多くの会社は採用活動が一時中止になりそのまま再開の目途が立ちませんでしたが、エフサスからは一早く活動再開の連絡が来ました。その対応の早さに驚いたのと、会社説明会に参加した際に必要な支援や面接の日程など細かいところまで配慮いただき感銘を受けました。
2つ目は、先輩社員の明るい雰囲気と仕事への熱意です。会社説明会で事務所に入った時は震災後の電力不足に伴う節電のため、エントランスや廊下は少し暗いなと感じていました。しかし、いざ説明会で先輩社員とお会いすると、皆楽しく誇らしげに仕事内容ややりがい、将来の夢を語っている姿が印象的で、この人たちのようになりたいと憧れを抱きました。
3つ目は、充実した成長支援の仕組みです。ICT業界において、技術は日々進化しています。就職活動の時は、学校で学んだ知識を本当に仕事に活かせるか悩みもありました。しかし、入社後も社員一人一人が成長できる仕組みが整っている会社であることを知り、この会社で自分も成長していきたいと思いました。
会社や職場の支援・配慮
入社前の綿密な話し合いによる環境やしくみの準備、入社後の臨機応変なサポート
入社前に、人事と職場との面談で障がい状況や必要な支援について詳細に話し合いました。
入社直後は数か月にわたる新人研修がありますが、面談で話し合われた結果が研修担当にも共有されており、必要な環境やツールも準備されていたため、多少苦労はしましたが大きなトラブルなく受講することができました。例えば、私は至近距離の文字や図しか見えないため、スクリーンが見やすいよう一番前の席が確保されていました。併せて自席に個別モニターを配置しスクリーンに投影されたものを拡大して見たり、必要に応じて教材の拡大コピーをとっていました。それでも見えない場合は、講師やクラスメイトからホワイトボードを読み上げてもらうこともありました。
職場では、作業時に危険が伴わないよう足元の荷物やケーブル類を整理したり、その他も作業がスムーズに進むようサポート担当の方をつけてもらっています。また、私の作業後は必ずチェックをするような体制にしています。それから、会議参加時の議題の読み上げや終了後の議事録共有、適宜情報共有のための声がけなど、周囲と同じ情報を基に仕事が進められるよう日常的に支援してもらっています。
コミュニケーションの工夫
同じ目標に向かう同志、まずは障がい状況をきちんと伝える
私にとって、初対面の方とのコミュニケーションは容易ではありません。ネットワーク構築や切替時は現地に赴いて作業することが多く、お客様やプロジェクトメンバーの他社の方など初対面の方と接することがあります。そのようなときは、まずは自分の障がい状況や必要な配慮を臆せずきちんと伝えることを心がけています。最初は戸惑う方もいますが、同じプロジェクトを無事に完遂するという目標を意識すれば、私の障がいに対しても概ね理解していただけます。そして、必要時にはサポートいただきながら同じ目標に向かう同志として一緒に働くことができます。
今後のキャリア
目指すは、グローバルに活躍するネットワークやセキュリティのスペシャリスト!
当社は、障がいの有無に関係なく、知識やスキル習得のための技術研修や資格取得の機会は平等に与えられているため、成長支援のしくみが非常に優れていると思います。
私はネットワークやセキュリティのスペシャリストを目指しています。そのために、積極的にセミナーや勉強会に参加し、新しい技術の習得に努めています。また、日々の案件対応を通じて、様々なベンダーの製品や仮想ネットワークの設定構築に関するスキルも習得し、技術者としての幅を広げています。今後は、これまでにない新しい案件にも果敢に挑戦し、自分自身も学び続けながらスペシャリストへの階段を上っていきたいと思っています。将来的には、自分の個性を活かし、グローバルビジネスにも挑戦したいです。