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FACOM138A、第九回情報処理技術遺産に認定

2017年3月16日

情報処理学会第79回全国大会が名古屋大学東山キャンパスにて開催されました。大会初日の3月16日、「情報処理技術遺産認定式」が同キャンパス坂田・平田ホールにて行われ、わが国の貴重な技術遺産の所有者、同遺産を保存・展示しているコレクションの関係者へ認定証が授与されました。

認定証授与式認定証授与式

左から、荻野川崎)総務部シニアマネージャー、 原 富士通テクノロジーホール館長、大屋TSL)ICT事業部長左から、荻野川崎)総務部シニアマネージャー、 原 富士通テクノロジーホール館長、大屋TSL)ICT事業部長


情報処理技術遺産とは、情報処理学会が、日本の情報処理技術史上の現存する貴重な資料に対して、その保存への関係者の努力を称えるとともに末永く後世に伝えることを目的に2008年に認定を開始し、今年で9回目を迎え、認定製品は今回の8点を含めて96点となります。今回、富士通製リレー式計算機FACOM138Aが認定されました。FACOM138Aは富士通川崎工場内テクノロジーホールにて展示しております。

リレー式計算機FACOM138Aについて

FACOM138AFACOM138A


FACOM138Aは富士通が開発したリレー式商用コンピュータです。1956年に開発した富士通初のリレー式商用コンピュータFACOM128Aに対し、加減算や乗除開平算の演算回路の共用やクロスバーメモリから115号リレーへのメモリ変更等でコンパクト設計を図り、廉価版として完成させました。今回認定された装置は、1960年に製造されたもので、現在も動作可能です。

FACOM138Aは約3,000個のリレーを使用し、コンピュータの5大機能である演算、制御、記憶、入力、出力装置を装備しており、また、商用コンピュータとしての信頼性確保のために、コンピュータ内部処理時の自己検査機能とリトライ機能を導入しました。今日では一般的な技術ですが、当時としては先進的な機能でした。このような高信頼技術に支えられたFACOM138Aはカメラ、自動車、電機、製鉄等の製造業をはじめ実用性の高い商用コンピュータとして広く利用されました。

2016年度情報処理技術遺産認定式について

情報処理学会 富田会長情報処理学会 富田会長


今回の認定式が行われた名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)、坂田・平田ホールは約300席のホールです。
情報処理学会第79回全国大会は、「オープン・イノベーションと情報処理」をテーマに、3月16日~18日の三日間開催されました。初日には、情報処理学会第28代会長の富田達夫氏からご挨拶があり、続いて情報処理技術遺産を認定している歴史特別委員会から最近の動向についてお話がありました。

3月16日は天候にも恵まれ、海外からの招待特別講演、パネル討論会や学生たちによるセッション、その他多くのイベント企画があり、多くの研究者や学生、企業の担当者が、興味あるセッションを探し、それぞれに急ぎ足で移動してゆく姿が多く見受けられました。