池田記念室
Ikeda Memorial Room故池田敏雄は、コンピュータの国産化を強力に推し進め、富士通のコンピュータ事業と日本のコンピュータ業界の発展に大きく貢献しました。
池田記念室は、池田の功績を記念して、1976年(昭和51年)に富士通沼津工場内に開設されました。
池田敏雄プロフィール
1923年(大正12年)
東京都墨田区両国にて誕生
1946年(昭和21年)
東京工業大学電気工学科卒業
富士通信機製造(株)に入社
1961年(昭和36年)
工学博士
1970年(昭和45年)
恩賜発明賞、富士通(株)取締役
1971年(昭和46年)
紫綬褒章
1972年(昭和47年)
常務取締役
1974年(昭和49年)
逝去、正五位
勲三等瑞宝章、専務取締役
池田は、豊かな発想と独創性を持つまさに天才でした。加えて、その明朗かつ大らかな人柄が接するすべての人々を魅了し、卓越した指導力でFACOM(注1)を大きく飛躍させると共に、日本のコンピュータ史にも多くの足跡を残しました。
若き日の池田は、寝食を忘れてコンピュータ開発に取り組みました。FACOM開発の初期は「震えるほどの感動と緊迫感と楽しさの時代」だったとのことです。
注1:富士通の初期のコンピュータブランド
- 池田敏雄に関する書籍やテレビ番組
日本コンピュータの黎明 ~富士通・池田敏雄の生と死~(1992年発行 田原総一朗著)
アメリカに勝った男! ~激動の生涯~(1995年放送 テレビ朝日)
プロジェクトX挑戦者たち ~国産コンピュータ ゼロからの大逆転~(2002年放送 NHK)
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