知的財産マネジメントとリスク・コンプライアンス

知的財産マネジメントとリスクの低減

知的財産部門の重要なミッションの1つは、知的財産の適切な管理やコンプライアンスの遵守を含めた知的財産マネジメントを通じて、企業価値毀損につながるような知的財産に関係するリスクを把握し低減することです。

リスクマネジメント・コンプライアンス体制

富士通グループでは、取締役会に直属するリスク・コンプライアンス委員会を設置し、知的財産に関するリスクを含む事業活動に伴う主要なリスクを把握し、回避・軽減・移転などの対策を策定するとともに、不断に対策の見直しを図っています。また、様々な対策の実行にもかかわらずリスクが顕在化した場合に備え、対応プロセスを整備しています。

OSSコンプライアンス

当社グループは、デジタル技術やITサービスの開発や品質向上にとって不可欠なオープンソースソフトウェア(OSS)を活用するとともに、OSSコミュニティへの参加、当社技術のOSS化にも積極的に取り組み、OSSの発展に寄与しています。同時に、お客様に安心してOSSをご利用いただくため、OSSの開発者やコミュニティを尊重し、OSSコンプライアンスを遵守しています。具体的には、知的財産部門が中心となってOSSを適正に活用するための社内規程設け、OSSの利用状況を管理しています。

近年、ソフトウェアの構成要素を一覧表化して管理するSBOM(エスボム)と呼ばれる規格が急速に広まっており、特に米国政府に納入するソフトウェアについては、SBOMに基づくOSSの使用報告が必須となっています。今後は、SBOMの遵守がグローバルにビジネスを行ううえでの必要条件となる可能性もあり、知的財産部門によるOSS管理の重要性が増しています。

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