ブランドと商標 / デザインと意匠

ブランドと商標

富士通のブランドと商標

富士通グループは、ブランドを重要な経営資源の一つと考え、以下の方針のもとで、全世界でのブランドの確立を目指しています。

2010年~
2010年に策定したブランドプロミス「shaping tomorrow with you」の浸透を図るとともに、ブランドプロミスを視覚的に表現したブランドグラフィックを決定し、ブランドを全世界で確立していくことを目指しています。

2019年~
2019年より、富士通はテクノロジーを通じて環境・社会・ビジネスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を生み出していくことを目指しています。DX企業としての富士通に対して、より多くの人々に期待と信頼を抱いてもらえるよう、ブランドの更なる訴求を進めています。

なお、富士通は インターブランド社の「Best Japan Brands 2021」で41位にランクインしています。

ブランドの権利保護活動

富士通は、ブランドの権利保護活動として、以下の3つの活動を推進しています。

  1. 他者の商標権を尊重し、侵害リスクを回避するとともに、富士通グループの商標権を確保することでグローバルなビジネスを支援する活動
  2. 富士通商品の模倣品や、富士通の著名性に便乗した商標出願や商号登記などを監視・阻止するための活動
  3. 商品やサービスの名称だけでなく、DXを支える革新的なテクノロジーも商標権を確保してテクノロジーブランドとして保護する活動(以下ご参照)

DXを支えるテクノロジーブランドの紹介

Wide Learning

Deep Learning(深層学習)に並び立つAI技術

すべての組み合わせを網羅して特徴を見つけるAI技術です。富士通のAI「Zinrai」の技術の一つであり、Deep Learningが苦手とする領域をカバーする新たな技術であることを名称の由来としています。
(日本国商標登録6256376号他、特許出願済み)

デジタルアニーラ

「組合せ最適化問題」を実用レベルで解ける唯一の技術

量子現象に着想を得ることで、現在の汎用コンピュータでは解くことが難しい「組合せ最適化問題」を高速で解く技術です。様々な量子コンピューティング技術の中でもアニーリング方式というものに属していることを名称の由来としています。
(日本国商標登録第6051802号他、特許出願済み)

Chain Data Lineage

データ流通を「支える」ブロックチェーン技術

データの出所や加工履歴といったデータの血統(Lineage)のようなものを確認でき、データ流通の信頼性を向上させる技術です。
(日本国商標登録6214305号、特許出願済み)

Dracena

柔軟性の高いストリームデータ処理技術

リアルタイムに情報を処理・提供するサービスにおいて、大量データを無停止かつ柔軟に処理できる技術です。モビリティ業界をはじめ、IoT化により膨大なデータの処理・活用が課題となる様々な業界での適用を目指しています。
(日本国商標登録第6098165号、特許出願済み)

TransLambda

世界初の光波長変換技術

5G時代の大量データ流通に向け、既存機器のままで光ファイバーの伝送容量を大幅に拡大できる世界初の技術です。Interop Tokyo 2019で「Best of Show Award」の準グランプリを受賞しました。
(日本国商標登録6214309号、特許出願済み)

デザインと意匠

富士通のデザインと意匠

富士通は、IT企業からDX企業へと変革を遂げる中で、デザインを重要な経営資源のひとつと考え、あらゆる事業活動にデザインのマインドや手法を活用していきます。
デザインの創作には、これまでもこれからも、人を中心に考える「Human Centered Design」、地球環境と共生する持続可能な社会を作る「サステナブルデザイン」、人々がそれぞれの能力を十分に発揮でき、安心、快適、そして豊かに生活できる社会を目指した「ユニバーサルデザイン」が大切であると考えます。
昨今は、物品の形状そのものであるハードウェアのデザインに加え、物品を問わない画像のデザインなども増えています。これらを含め、事業活動の過程で創作されたデザインを戦略的に意匠として権利化することで、お客様や自社の製品を守り、富士通のブランド価値を高めていきます。

知財ミックス戦略での権利保護活動

知財ミックス戦略とは、特許権、意匠件、商標権などのそれぞれの知的財産権の強みを組合せて権利化することにより、自社製品または自社サービスを知的財産権で多面的に保護する知財戦略です。
当社が実践した知財ミックス戦略の事例として、音をからだで感じる新しいユーザインタフェースOntennaをご紹介いたします。

音をからだで感じ、まわりの人と音を一緒に楽しむ「Ontenna」

Ontennaの特徴
Ontennaは、60~90dBの音を256段階の振動と光の強さに変換し、音の特徴をからだで感じる新しいユーザインタフェースです。使用方法は、Ontennaをユーザの髪の毛や服のそで口などにヘアピンのように装着し、装着したOntennaが音を感知した際に、感知した音の鳴動パターンをリアルタイムに変換することにより、リズムやパターンといった音の特徴を楽しめる装置となっています。

開発の背景
Ontennaの開発背景として、開発者が学生時代にろう者と出会い、ろう者の方に「デザインとテクノロジーを用いて、音を伝えたい」という思いから、ろう者の方と一緒に新しい音知覚装置の開発を始めました。開発者は2016年の当社入社以降もデザイナー、エンジニアと共にどうすれば、Ontennaを用いて、ろう者と健聴者が一緒に音を楽しむ体験を提供することができるかを試行錯誤し、現在のOntennaにたどり着き、2019年8月にOntennaの販売が決定しました。 現在、Ontennaは全国のろう学校へ無償配布を行い、発話練習やリズム練習の際に、音を振動と光でろう学校の子供たちに届けるという大きな役割を担っています。

知財ミックス戦略での多面的な保護
Ontennaは装着時の違和感をなくすため、丸みのある優しいフォルムでヘアピンように装着できる形状となっています。 Ontennaの本体部分、充電器、複数のOntennaを制御することができるOntennaコントローラの意匠出願および意匠登録を行い、Ontennaの本体部分の形状は立体商標でも権利化を行っています。また、Ontennaの充電方法や通信システムは特許出願、特許登録も行っており、Ontennaの本体部分及び周辺機器を知財ミックス戦略で保護しています。

受賞
Ontennaは2019年度のGOOD DESIGN賞の金賞、IAUD国際デザイン賞大賞、地方発明表彰特許庁長官賞などを受賞し、社外からも高い評価を得ています。

さいごに
富士通は、物品の形状や画面デザインを意匠で権利化するだけでなく、特許、意匠、商標のそれぞれの強みを活かした権利化を行うことで、Ontennaのような製品を守り、安心、快適、そして豊かに生活できる社会を目指します。

富士通の知的財産に関するお問い合わせ

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