FJcloud-Vユーザーのための可用性向上のポイント
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オンプレミスでのハードウェア構成による可用性をクラウドで実現するには、どうしたらよいのでしょうか。この資料では、クラウドならではの可用性のデザインパターンと、責任分界点の考え方について解説します。
- 前提:FJcloud-VでのVMとハードウェア障害の関係
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FJcloud-V標準の可用性「HA機能」
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FJcloud-Vのシステム構成コンポーネントは完全な冗長構成
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- FJcloud-Vでの可用性の考え方
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FJcloud-VのVM1台での可用性のアプローチ
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FJcloud-VのSLAとは
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FJcloud-VのSLAでの障害の対象とは
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クラウドサービス提供者とユーザーの責任分解点の考え方
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- 可用性向上のアプローチ
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FJcloud-V標準機能を上回る可用性を向上させるには
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- リージョンとゾーン
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リージョンとは
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ゾーンとは
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- 可用性向上デザインパターン
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サーバー冗長化パターン
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サーバーセパレートパターン
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ディスク冗長化パターン
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マルチゾーンパターン
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マルチリージョンパターン
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ゾーンとリージョンを組み合わせるパターン
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- さいごに
内容の一部をご紹介
FJcloud-V標準の可用性「HA機能」
FJcloud-Vでは物理ホスト障害により止まってしまったVMを他の正常な物理ホスト上で再稼働する機能を標準で提供しています。これをHA機能 (注)図参照 と言います。
つまり、強制的にVMの再起動(約5分でほかの物理ホストへ切り替わる)が発生することがあり、ユーザーがVMで提供していたサービスが一時的に中断される可能性があります。
FJcloud-Vのシステム構成コンポーネントは完全な冗長構成
FJcloud-Vのハードウェアやネットワークのシステム構成コンポーネントは、単一ポイントが存在しません。FJcloud-V側でのメンテナンス作業についても、原則無停止で実施しています。
FJcloud-Vはシステム全体を堅牢にすべく、信頼性を向上するこれらの仕組みでサービスとして可用性を高めています。しかしながら100%の稼働を保証できるわけではありません。限りなく100%の稼働が求められるシステムを目指すためには、クラウドならではの使い方の工夫が必要です。
クラウドサービス提供者とユーザーの責任分解点の考え方
クラウドサービス提供者がマルチテナントのクラウドサービスを提供する場合、サービスレベルを全てのユーザーに対して維持するためには、ユーザー環境が相互に深刻な影響を与えないような仕組み作りが必要です。それには技術的な環境の隔離だけではなく、SLAなどの規約等による制限やユーザーとの合意が含まれます。
すなわちユーザーはクラウドサービスの利用に際して、どのようなことができるのかを利用規約などから把握する必要があります。
このような互いのサービス維持のために、相互で役割と責任の理解の上、セキュリティ対策や可用性対策の実践が必要であるという考え方は「共同責任モデル(Shared Responsible Model)」と呼ばれ、FJcloud-Vではこれを採用しています。
FJcloud-V標準機能を上回る可用性を向上させるには
共同責任モデルに基づくと、VMが稼働しているハードウェアに問題が生じたとしても、全体が機能停止するということなく動作し続けるような障害許容設計をユーザー側で実施する必要があります。
具体的にはユーザー側がアクティブ・スタンバイ(=サーバー再起動時の5分間のサービス停止の許容)以上の「サービスとしての可用性」を考えた場合にはユーザー側でサーバー、ディスク、ゾーン、リージョン、アプリケーション、ミドルウェアなどで可用性を向上させる検討が必要になります。・・・
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