国を越えたクラウドサービスの利用で注意すべき法的リスクと対応策とは?

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国境を越えたクラウドサービス利用にまつわるリスクについて、法的側面から事例を交えて解説

  • 国外クラウドサービス利用時に考えるべき民事上のリスク
  • 契約者どうしの合意で対処できない刑事上のリスク
  • 個人情報保護法制の観点から見た国外クラウドサービス利用時の注意点

内容の一部をご紹介

メガクラウドと呼ばれるグローバル展開を前提としたクラウドサービスにおいては、保存されているデータはそのリージョンが存在する地域の法律が適用されるため、日本国内から利用している場合でも、複数の国の法律が適用される可能性がある。

国外クラウドサービス利用時に考えるべき民事上のリスク

民事上のリスクであるが、これはクラウドサービスの利用者が、国外クラウド事業者に対して訴訟を起こすケースが想定される。この場合、考えなければならない事項として、どの国の裁判所で裁判をするのかという「管轄」と、どこの国の法律で判断するかという「準拠法」が挙げられる。

このうち、準拠法が争いになった事例として、例えば、東京地判令和元年9月4日の判決がある。これは準拠法がカリフォルニア州法だったケースである・・・

契約者どうしの合意で対処できない刑事上のリスク

刑事上のリスクについて説明する。行政事件、刑事事件の管轄、適用法は、基本的に国の主権の問題となるため、民事の様に当事者の合意で決めることはできない。日本の法律では原則として刑事裁判が行われる場所は、「属地主義」により、通常は事件が起きた地域の裁判所で行われる・・・

個人情報保護法制の観点から見た国外クラウドサービス利用時の注意点

個人情報保護法制に関するリスクについて説明する。日本の個人情報保護法制であるが、個人情報を外国の第三者に提供する場合は、国内の第三者に提供する場合と異なり、様々な制限が生じることになる。原則として、あらかじめ外国にある第三者への提供を認める旨の本人の同意が必要となるが、例外として・・・

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