概要

髙島屋様は、百貨店業務の更なるサービス品質向上を目指した取り組みの一環として、販売手続きや業務手続きの効率化に向けたデジタル化を推進されています。
デジタル化推進の一環として、おせち料理の受注業務を管理するシステム(以下「おせちシステム」)の刷新にAWSをご導入いただき、歳末商戦における販売業務の効率化を実現しました。

お客様のご紹介 株式会社髙島屋様

髙島屋様は、「いつも、人から。」という経営理念のもと「“変わらない“のに、あたらしい。」という企業メッセージを掲げ、心のこもったサービスなど「変えてはならないもの」と、お客様に喜んでいただくために「変えるべきもの」を明確にし、常に新しい価値を提供されています。
加えて、グループ総合戦略である「まちづくり」を推進する中で、短期的・中長期的両方の視点で社会課題の解決にも取り組むことで、グループのさらなる成長を目指すと共に、持続可能な社会の実現に貢献することも目指されています。

お客様の課題

販売手続きの簡素化や実店舗とECとの連携強化を実現する上で、既存システム基盤の老朽化対策、外注委託費削減の対応が必要でした。
システムの刷新に当たり、歳末商戦の繁忙期以外に余剰リソースを持たないこと、タイムリーな開発環境、検証環境の準備が課題でした。

導入システムの概要

既存オンプレのおせちシステムをAWSへリフトし、従来の受注業務の一部改善や、既にAWS上で稼働している他システムとの統合を考慮した設計を行いました。

効果

1.インフラコストの最適化
AWSへリフトすることで、従来のオンプレミス環境でのリプレイスに比べ、ハードウェア導入や維持管理にかかるコストと時間を削減することができました。常に稼働させていない開発環境や検証環境のシステムについても、必要な時だけ利用することで費用を抑えることができ、インフラコストの最適化を図ることができました。
2.システムの安定性向上
サーバー、ストレージ装置、ネットワーク機器などの物理的な設備のトラブルから解放され、安定したシステムの稼働が可能となり、システムダウンによる業務停止リスクが減少するため、ビジネスの持続性が確保されました。
3.柔軟な拡張性の実現
サーバー単体の処理能力やインスタンス数を業務量に応じて柔軟かつ迅速に増減できるようになり、季節商品の販売シーズンとそのシーズン以外で、それぞれに適した規模のシステムを構成することが可能となりました。

AWS選定理由

次の観点でAWSを採用しました。

  • 技術と機能の幅広さでクラウド市場をリードし、豊富な実績も有するサービス
  • 今後のインフラ基盤統合を実現していく上で、拡張性と柔軟性を備えた安定したシステムの構築が可能
  • 新規ビジネス展開において、IaaS利用だけではなく、クラウドネイティブなサービスの利用にも期待

富士通選定理由

弊社の豊富なAWSの導入実績に加え、これまでのお客様へのインフラ基盤全般の導入と運用実績をご評価いただきました。
今後も百貨店業務の効率化に向けたデジタル化推進を支えてまいります。

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