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手のひら静脈センサー内蔵PCへの刷新でICT活用の安心・安全と利便性を向上

東京都日野市教育委員会 様/日野市立日野第一小学校 様
導入事例


2006年より教職員用に1人1台のPCを配備していた東京都日野市教育委員会では、2017年末に市内の教職員用PCを、富士通の手のひら静脈センサー内蔵PC「LIFEBOOK A747/R」に刷新しました。セキュリティの大幅な強化はもちろん、各学校やICT活用教育推進室での運用管理の効率化も実現しています。

[ 2018年7月17日掲載 ]

【導入事例概要】
業種: 文教
ソリューション: FUJITSU LIFEBOOK A747/ROpen a new window
FUJITSU Security Solution 手のひら静脈認証PCログオンソフトウェア PalmSecure LOGONDIRECTOROpen a new window
【ねらいと効果】
1 教職員用のPCのセキュリティを強化したい 教職員用に1人1台、手のひら静脈センサー内蔵PCを配備し、手のひら静脈を用いた二要素認証を実現することでセキュリティを大幅に強化
2 これまで行っていたUSB認証に伴う管理負担を軽減したい USB認証キーを使う必要がなくなり、保管など管理の負担が軽減

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導入の背景

ICT教育の先進自治体が抱えていたPCのセキュリティ課題

日野市教育部ICT活用教育推進室 室長 小林正明氏の写真
小林 正明
日野市教育部
ICT活用教育推進室
室長

日野市教育部ICT活用教育推進室 主査 田中卓也氏の写真
田中 卓也
日野市教育部
ICT活用教育推進室
主査

東京都のほぼ中心部に位置し、古くから交通の要衝として栄えた日野市。ICT教育の先進自治体としても知られている同市では、2006年には全国に先駆けて教育委員会事務局内にICT活用教育推進室を設置し、ICT活用環境を集中的に整備しています。

日野市では、教職員用に校務支援用と授業支援用を兼ねるPCを1人1台、普通教室には52インチの大型テレビやPC、電子黒板などを配備しています。ソフト面では、協働学習用ソフトなどを活用しているほか、小中学校にデジタル教科書も配備しています。

また、情報セキュリティに対する意識も高く、各学校が教育委員会で定めた「日野市立学校情報セキュリティポリシー」をもとに組織的に推進しており、教育委員会と専門業者でその状況を毎年監査しています。各学校の教職員用PCのセキュリティにおいては、以前よりログイン時にUSB認証キーを使っていましたが、物理デバイスであるがゆえの課題も抱えていました。

「PCを使った授業が教員の間で進む中、PCの持ち運びの際に、USB認証キーをぶつけて壊してしまうケースが生じていました。また、PCの引き継ぎ時にログイン・パスワードがわからないといった問い合わせも多く、ICT活用教育推進室でも対応に追われ、かなりの負担となっていました」と日野市教育部ICT活用教育推進室 室長の小林正明氏は振り返ります。

同じく、ICT活用教育推進室の主査 田中卓也氏もこう続けます。「USB認証キーの紛失は情報漏えいなどの深刻な事故にもつながりかねないため、各学校では副校長が適切に管理するよう徹底していました。しかし、ただでさえ多忙な役職ですから、こうした管理の負担をいかに軽減するかが課題となっていました」

導入のポイント

使ってみてすぐに実感した手のひら静脈認証の良さ

そこで日野市では、教職員用のPCに生体認証を取り入れることを目指し、さまざまな認証方法を検討しました。「当初は指紋認証も検討してみたのですが、教員は今でもチョークを使うので、指にチョークの粉がついているとうまく認証ができないことがネックになります。また、なるべく非接触型の認証方法にしたいとも考えていました」と小林氏は話します。

そうした中、展示会で出会ったのが、富士通の手のひら静脈センサー内蔵PCでした。「その場で手のひら静脈を登録して試してみたところ、非常に認証スピードが速く、すぐに『これはいい』と感じました。手のひら静脈は体内情報を用い、完全非接触で認証ができるので、教職員が抵抗感なく利用できる点もポイントでした」と小林氏は振り返ります。

2017年10月には文部科学省が「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を策定し、生体認証などによる二要素認証が推奨されたこともあり、日野市では、教職員用のすべてのPCで手のひら静脈認証を導入することを決めたのです。

導入の効果

管理の負担軽減や認証スピードアップの声も

こうして2017年12月中に、市内の市立小中学校全25校を対象に、教職員用のPCを、手のひら静脈センサー内蔵PC、LIFEBOOK A747/Rに入れ替えました。

ICT活用教育推進室の主任、島嵜靖治氏は「各学校の管理負担を軽減するためにも、できる限りセンサー内蔵型に置き換えるようこだわりました。またディスクにはSSDを採用するなど、教職員が快適に業務ができるようPCのスペックも上げました」と話します。

PCの入れ替えでは、富士通のパートナー企業の協力のもと、スムーズに行われました。「校内無線LAN導入時にも支援してもらうなど、市の事情を熟知してくれているうえ、ICT活用教育推進室に常駐するなどマンパワーも割いてくれました」と小林氏は話します。

日野市教育部ICT活用教育推進室 主任 島嵜靖治氏の写真
島嵜 靖治
日野市教育部
ICT活用教育推進室
主任

また、田中氏は、「USB認証キーが不要になり、管理の負担が減ったことで各学校の副校長から歓喜の声が寄せられています。他の教職員たちからも認証に要する時間が短くなったことを評価する声が聞こえています」と話します。新しい手のひら静脈認証システムでは、手をかざして一度ユーザー登録してもらうだけですべてのPCで使えるので、複数の学校を担当する教員が学校ごとにユーザー登録する手間を省くこともできました。

日野市ではPCのログイン時に手のひら静脈認証とパスワードを組み合わせた二要素認証を実施している。 日野市ではPCのログイン時に手のひら静脈認証とパスワードを組み合わせた二要素認証を実施している。

今後の展望

一歩先のICT活用とさらなるセキュリティ強化へ

今後、日野市教育委員会では、ICT教育の先進自治体としてさらに一歩先を目指すとともに、2018年度にはメール無害化対策を実施する予定など、情報セキュリティのさらなる強化を図っていく考えです。

小林氏は、「新しい技術と手法が次々と出てきますが、富士通にはぜひその中から当市に合うものをこれからも提案して欲しいですね」と話しています。

集合写真 写真左から、田中 卓也 氏、小林 正明 氏、島嵜 靖治 氏

学校現場の声

セキュリティの懸念が高まる学校現場
手のひら静脈認証の素晴らしさを実感

安心して席を離れられるように

教職員用のPCを手のひら静脈センサー内蔵PCに全面的に入れ替えた日野市。実際に、市内の小中学校からもその利便性向上を評価する声が上がっており、日野市立日野第一小学校の石田恒久校長は次のように話しています。

「PCのログインにUSB認証キーを利用していた従来は、席を離れる際にはそれを抜く必要がありましたが、今回は一定時間操作がないとスクリーンセーバーがかかるため、その手間がなくなりました。またUSB認証キーの抜き挿しにも時間がかかっていたのですが、そうした小さな時間もなくなりました」

日野市立日野第一小学校 校長 石田恒久氏の写真
石田 恒久
日野市立日野第一小学校
校長

もちろん、セキュリティ面でも大幅に向上しています。USB認証キーを利用していた頃は、席を離れる際には抜くことをルール化しても、ついついその手間から、挿しっぱなしにしてしまうリスクは避けられませんでしたが、今回はスクリーンセーバーがかかる時間を短めに設定するなどの工夫により、なりすましの懸念も解消されます。

「そのまま席を離れられる便利さと安心感は大きいですね。今は学校でもセキュリティが大きな懸念事項でもありますので、手のひら静脈認証は、とても素晴らしいと実感しています」と石田校長は話します。

最新の高性能PC活用で先生の意欲向上にも期待

今回の日野市のPCの入れ替えでは、手のひら静脈認証を採用しただけでなく、教職員がより使いやすいようPCのスペックも向上させました。特にSSD搭載によりPC起動が速くなったことを実感しているようです。

「これまでは、起動するまでしばらく待たねばならず、ストレスを感じていましたが、今ではすぐに起動し、時間の無駄もなくなります。このように仕事で使う機械が新しく速くなると、使う人間も変わるものだと考えているので、教員の仕事に対する意欲の向上にもつながるのではないかと思います」と石田校長は期待を示しています。

手のひら静脈認証

PCのスペック向上でデジタル教科書などの使用感も改善

USB認証キーがなくなり出勤後すぐに業務開始可能に

LIFEBOOK A747/R導入により、授業を行う教員、職員など、現場でもさまざまな人がメリットを感じています。日野市立日野第一小学校の秋田克己副校長は導入の効果を次のように話します。

「これまではUSB認証キーを鍵のかかるロッカーに保管していたので、毎朝そこから各教職員が取り出し、最後にはまた全員からキーを受け取るというという運用をしていました。それに加え、数が合っているかのチェックも毎日しなければならず、大きな負担となっていました。それが今では、各教職員が自身の端末に手をかざすだけですぐに業務に取りかかれるようになりました」

授業や校務もスムーズに現場も安心のサポート体制も

PC のスペック向上は業務に大きなメリットを与えています。これまでのPCでは、授業でデジタル教科書を使っているとフリーズすることがありましたが、LIFEBOOKA747/Rを導入後、そうした問題も解消されています。「授業が少しでも止まってしまうと、子どもたちの集中力が途切れて騒がしくなってしまうので、PCの動作速度は大きな問題です。それがスムーズになったので、授業改善につながっています」と秋田副校長は話します。

教員だけでなく、事務職員や栄養士などからも好評の声が上がっています。例えば栄養士は給食のカロリー計算用のソフトウェアを使っており、処理するデータが多いため以前のPCではレスポンスの遅さが悩みでしたが、現在では「作業が迅速に行えるようになった」という声が上がっています。

日野市では、問題が発生した時でも、ICT活用教育推進室が遠隔で対応できる体制が整っています。こうした市としてのサポート体制の強さも、日野市の今後のICT活用をさらに促していくでしょう。

日野市立日野第一小学校の教職員の皆様

【東京都日野市教育委員会・日野市立日野第一小学校(含む、市内25小中学校) 概要】
概要 東京都のほぼ中心部に位置する日野市。2013年に市制施行50周年を迎えた同市は、先端技術産業が立地する自然に恵まれた住宅都市としてさらなる発展を続けています。日野市立日野第一小学校は市内でも長い歴史を誇り、豊かな人間性をもち、たくましく生きる児童の育成を目指しています。
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